ifの人生
「もしも私が世界一有名な画家だったら」
「もしも私が人の心を読む能力をもっていたなら」
「もしも私がアインシュタインに続く天才理論物理学者だったら」
「もしもあの時謝っていたら」
「もしも好きな人に告白していたら」
「もしも「もしも」が全て実現するのなら」
「もしも人生をリセットできるなら」
貴方はどの「もしも」を選ぶか。
人間は1人たった1つだけ神様からの贈り物として
人生を貰った。なかなか厄介なものだ。
人生山あり谷ありなんて言葉をよく耳にするがなんだか人生の形が不平等だと感じる。
貴方が幸せそうに笑っているその瞬間。
地球の裏側では銃声が鳴り響く。
貴方が死んだその瞬間。
地球の裏側では産声が聞こえる。
形異なる人生の代わりに「願い」を持っている。
私はその願いを叶えるために生きている。
ただそれだけが未練として残って下界を透明マントを被ったまま彷徨うのは気分が悪いからだ。
人生は平等じゃないと気づいた時私の人生を最高の作品にして神様に送りつけてやろうと決めた。
それからクレームだって入れるつもりだ。
もう少し平凡な人生を送ってほしいと。
作品の最終仕上げがいつなのかは分からない。
それは私の気分だからだ。
明日の朝にでも仕上げてみようか。
「もしも愛される人生なら」
2022.8.31拝啓 天国の私へ
そろそろ下界に慣れてきた頃かと思われます。
秋の風が私の頬をそっと撫でてクスクス音を立てて笑っています。貴方の季節がやってきましたよ。それでは。
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