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1996年生まれが2020年に「もののけ姫」を映画館で観た話

日本中に広く知られているであろうスタジオジブリですが、今年そのスタジオジブリ作品の中から4作品「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」が劇場で公開されています。
令和2年にまさか、私が1歳の1997年に公開されDVDで何度も繰り返し観た「もののけ姫」が2020年の今、劇場で観れるとは思わなかったので観てきました。

入場するときにはもちろん検温、アルコール消毒を行って7番スクリーンへ。私は映画は最後方の席で誰にも邪魔をされずに観たい派なので今回はプレミアムシートと呼ばれる席のチケットを購入しました。

映画館で映画を見るのは昨年の「プロメア」「JORKER」以来、久しぶりの大きなスクリーンとこれから観られる好きな物語のタッグに心躍ります。

長い広告や宣伝が終わりいよいよ本編…

ストーリーに関してはあまり触れませんが今回観にきてよかったと思ったのはやはり音。音についてしか語っていませんので悪しからず…でもこの音による臨場感を味わうために行っても損はないと言えます。

まず一発目の音でやられました。最高です。
我が家も5.1chサラウンドスピーカーはあるのですが、やはり音量に気は使うもの、劇場で流せる音量とは桁違いでした。
アシタカせっ記の重厚なイントロが流れ始めると自然と鳥肌が立ちます。

大画面で余すこと無く緻密な作画を見て、それに合わせられる音の美しさと細やかさ。

まず驚いたのはヤックルに乗ったアシタカが物見台へ駆けていくシーンです。思わず後方を振り返りそうになるくらいの臨場感ある蹄の音が左後方から右前方へ走ってゆきます。

人間に殺され怨念をまとったタタリ神のあの独特の液状ともゲル状とも言えない音がミチミチと石垣の間に入っていく音や、ヤックルが駆けていく地面の素材によって細かく変わる蹄の響き方

タタリ神を殺したことによって右腕が呪われ、ヒイ様の占いを受けるシーンでは室内を照らす松明のパチパチとはぜる音がカメラアングルに合わせて左、右、左、右と細かく入れ替わっていきます。

村を出ることになったアシタカが通りかかった村を襲っている侍を撃ち抜くときの矢が空気を切り裂く音。通常の弓矢の音とは違い呪いを受けた腕が放つ矢の音にはエフェクトがかかっているのですが、矢の飛んでくる方向、飛んでゆく方向もわかりそうな定位感。たまりません。

このほぼ冒頭だけでも映画自体に当てられた音が細やかで満足度が高いのですが、最大の感動はラストです。

最後にエンドロールが流れ米良美一さんの歌う「もののけ姫」そして久石譲さん作曲の「アシタカせっ記」が流れます。

このエンドロールの何がすごいってもう音の定位感が段違いです。
よく良いヘッドホンやスピーカーの表現に「目の前にオーケストラが居るようだ」とか「音の臨場感がすごい」と言われますが、本当にその通りでした。

弦楽器がテーマを演奏するときには左前後方から中央後方までから音が飛んでくるようですし、中程のクラリネット…からの重なり合うような音の数々、最後にクライマックスを感じさせるもたげるような入りで弦楽が壮大に広がり、目を閉じて聴けば本当にオーケストラが目の前に居るんじゃないかと思わされます。

このアシタカせっ記を聴くためにでももう一度行きたいと思う、そんな令和2年に観たもののけ姫のお話でした。

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