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やめて、といわれたら、やめてね

親子に関する少し辛い話がでてきます。
そういう気分ではない方は
読むのやめてくださいね。

このnoteは先々週の日曜日に書きました。
読んで、不安になったり、嫌な気持ちになったりする方がいらっしゃるかもしれないなと、躊躇して2週間になります。下書きから出したり直したり入れたり。

ただただ小さな子どもたちの幸せを願って、そして自分の気持ちも無視せずに送り出してみます。

*

*

*

日曜日の朝のこと
うららかな天気をのんびりと
楽しんでいた私の耳に突然

どこかの男性のドスのきいた
すごい怒鳴り声が。

びっくりして、
椅子から5cmほど飛び上がりました。

窓が締まっているにも関わらず
聞こえてきた大きな声。
音の調子からすると
少し先の家からです。

その直後

男の子のわめきなく声が続きます。

やめて~~やだ~~~
ぎゃ~~~(悲鳴)
許して~~~~~

途切れることなく、泣き声と
哀願する声が続いていきました。

最初は怒鳴っている父親が腹立たしく、
次に、その子がかわいそうで切なくて
こちらも涙ぐんでしまいました。

もしかしたら
こんなに怒られることを
しちゃったのかもしれない

けれど、どう大きく見積もっても
8歳くらいまでのこどもを

こんなに泣かせる必要が
あるのかな。

やだ~。やめて~。
っていったらやめてもらえるって
知らなくてもいいのかな?

他に方法がないのかな?

父親は自分が正しいって
いいきれるのかな?
(そんな正義ないけど)

次々に疑問が


そして書きはじめていました。

+

私の母はとても厳しくて
本当に些細な小さな出来事で叱られた。
短気だったのもあっただろうし
ストレスもあったんだろう。

大きな声も出されたし、
押し入れやお風呂場に
閉じ込められたり、
外に立たされたり、
家に入れてもらえなかったり
立ったままずっとくどくどと
怒られ続けたり、
手を挙げられることもあった。

今考えてみても、理不尽だなと思う。
理由は大したことないから。

そして当時の私は、
逃げ出すこともできずに
じっと押し入れやお風呂場にいたし
じっと外に立ったままだった。

口答えもせず、100%受け身。

そうすることしか知らなかったし
自分が悪いんだと思っていたから。

そうして私は、母に対して
びくびくした子に成長した。
大きな声を出されたりするのは
とても好きじゃない。

+

母はあの頃のことをどう思って
いるんだろうと思うけれど
そんなこと聞く勇気もないし、

きっと母には母の辛さがあって
またもともとの気性もあったのだと
思っている。

良い思い出もたくさんある。

あの頃は、こういうの
当たり前だったのかな?
(と思う時点で少しおかしいかな)

私が今大人になって
いや、年を重ねて、自分と折り合いを
つけてきて、はじめて、
母との関係が、今の私に大きな影響を
与えているんだと気づいた。
実際、今もまだ癒えていない部分がある。

だから絶対に私は娘には
自分がされて嫌だったことは
しないようにしてきた。

私だって、人間だもの。
怒りたいこともあったし
感情に任せて叱りたいこともあった。

その抑止力になってくれた
母との記憶は、そういう意味では
良いことだったんだろうけれど

なかなか消えてくれるわけもなく、

この日はありありと思い出して
一日中落ち着かなかった。

一言添えるなら、そうして
育ててきた娘のことでも
それでもまだなお、後悔したり
反省したりする子育てで、
人を育てるって簡単なことではない。

けれど、もしかしたら簡単なのかな?
そんな風に視点を変えてみてもいいのかな。

+

私はやめて、いやだ、ということも
できなかったけれど、

やめて、いやだ、と言ったら
もしかしたらやめてもらえたのかな。

+

冒頭にも書いたけれど
このnoteは書いてから
毎日毎日眺めて
推敲し続けてきました。

きっとこれを読んだ人の中には
私よりずっとひどい経験をした方も
たくさんいると思います。

本当につらかったよね。
でもあなたは悪くない。
あなたに悪いところはなかったんだよ。



これは明らかに、大人の問題だって、
大人になった今だから
はっきりと思えて、自分にも繰り返し
繰り返し、まだ伝え続けています。

逆に、あんなこと言わなきゃよかった、
とか、あんなことやらなきゃよかった、と
後悔の念でたまらなくなる人も
いるかもしれません。

その巻き戻せない時間を思ったり、
色んな立場の人を広く考えたりすると
その点が一番
私のこの思いを、文字という形にして
発信することを引き留めたのです。

ただ、もしも後悔しているのならば、
「あの時はごめんね」と
謝ることができるんだと
心に留めてもらえたらいいなと思います。
もちろん、やり直しはできないけれど
それでも、お互いに前に進む手助けには
なると思っています。

母は私に謝ったことはないし、
先日もも、強風で物干しざおが倒れたのを
私のせいにしてきました💦
なんで?そりゃないよ、お母さん。

でも母も人間で、一生懸命で、
理不尽で過干渉でいろいろ問題あるけど、
それでも彼女の形で心配もし、配慮もし、
ご飯を作ってくれる。
ありがたい人です。

今も、よくけんかをして
大きな声を出している両親の声には
トラウマか、悩まされているけれど
あの二人にとってはそれが日常。
私には関係ないんですよね。

子どもの頃も
優しかったり嬉しかった思い出も
たくさんあります。
それでも、こうして傷ついた心は
確かに存在してしまった、
その心は、自分自身の力で癒していく
自分で自分を幸せにする、
しかないんですよね。

これは、私の娘にも
パートナーにも
どうにもできないことなんです。

+

今まさに、子育て真っ最中の
お父さんお母さんに
心からお願いをしたくて
勇気を振り絞って投稿ボタンをおします。

こどもが、

やめて、いやだ、

といったら、立ち止まってみてください。
3秒だけ、止めてみてください。

そういえばやめてもらえると
思う子になったらこまる、と
言われそうだけど

そういえばやめてもらえる、で
いいんじゃないかなっておもいます。

だから、

もうその叱り方は
やめていいんじゃないかな?

もしかして、怒鳴り声のお父さんは
自分もそんな子供時代を送ったのかも
知れません。

だからこそ、
その負の連鎖を
やめてくれたら
いいのにと

全ての子どもたちは
幸せになる権利があるのだから。

ひとりでも立ち止まってくれる人が
増えるように願ってやみません。

++

何度も書き直しすぎて
わかりにくい文章になってしまいました。

でも思いは伝わるかな?

++

今日は両親の2回目のワクチンです。
もめないようにいってきます(笑)

あら、晴れてきた。

午後からはひとりお参りにいくつもりです。
みなさんもよい日曜日を♪


いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。