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雑談から始めよう、行政改革

市役所で総合計画とか地方創生とかデジタルとか、企画立案を担当しています。

「行政改革」も担当しています。
行政改革は、20年くらい前に全国各地で行われていました。行政の無駄を見つけて削ぎ落とす「一番じゃなくちゃだめなんですか」な「事業仕分け」に象徴されるような、廃止したり、直接的な市民(利用者)負担を上げたりなど、行政負担のスリム化、業務のリストラクチャリングです。

うちの市役所も約20年前に取り組みました。

行政改革とは…「行政の進化」

私、市役所には少しずつ変わってもらいたいなーと思っています。総合計画を担当してからというもの、特にそう思うようになりました。

まず、職員の仕事に対する考え方を変えたいです。

例えば、自分に単純に与えられた仕事を前例通りに片付けていくのではなく、
他の部署が所掌しているような課題の解決でも、自分の仕事でアプローチするという工夫ができる、柔軟な市役所にしたいと思っています。

交通のことだけを考えるのではなく、ジェンダーのことも考える。
福祉のことだけを考えるのではなく、産業のことも考える。
学校のことだけを考えるのではなく、コミュニティのことも考える。
戸籍の受理だけを考えるのではなく、バリアフリーも考える。


縦割りから混じり合う「ミックス」に

人の生活って、行政の組織みたいに単純な分け方はできなくて、いろんな問題が目に見えたり見えなかったり、ボーダレスに濃淡をいろどりながら混ざり合っています。

生活者に行政の縦割りは通じないですよね。


SDGsを知って

「誰一人取り残さない」SDGsの考えを知ってから、市役所はどの部署もたくさんの課題解決の担い手になれるという考えは、間違ってないやん、と思いました。

市役所のように職員が多ければ、縦割りの役割分担やっぱり必要。だけど、どこで線を引くか、は、行政の勝手。

お互いが自分の責任を果たしながら、「思いやり」、「助け合う」。

助けてもらったら「感謝する」。

そして、最終的には行政も民間も個人も大人も子どもも高齢者も障がい者も、境目のない、自律的な担い手に、お互いを「認め合う」。

みんな幸せな「笑顔」に・・・って私も相当お花いっぱい


「行政改革」は、市役所の仕事が進化すること。
まず、行政で境目ができる限り見えない市役所を目指していきたい…とは実に野望。

関わる人が増え、関わる温度が上がることが目標なので、急がず、でも着実に改革を進めていくことが大切だと思っていて、いつの間にか自分が気づいて変わっていた、が理想。
「革命」じゃなく「進化」。

なんて考えているので、アツイアツイ笑。昨日の行政改革の会議・・・体力が奪われました。


幸せの笑顔のために

行政が進化するために大切なこと。職員が進化にチャレンジできるためには、「安心」があることだと思います。

特に市役所を志望した職員にとって、チャレンジは…実は少し不得意な傾向があります。


そこで「雑談」

変わってもいい、そう思えるには、雑談のコミュニケーションが大事じゃないかなと思います。お互いが感じている課題を共有するために雑談。

「私たちには、雑談という名のコミュニケーションが不足している!」ことは共通認識だと、私も雑談しながら確信になっています。

工夫というチャレンジの第一歩は、
安心して自分の考えを発言できること。
「進化の始まりは雑談」と言ってしまいたいくらいです。


進化の始まりは雑談!

言っちゃいました(笑)。雑談はアイディアの宝庫、勇気の源。

でも、さすがに私も市役所での立場ってものが・・・。正々堂々と、業務中の雑談を奨励できないので、仕掛けに工夫がいりそうです。

なので、どうするか。


変えたいと思ったときに、変わりたいと思ったときに、きっとなにか・・・




うーん、雑談プロジェクト?



・・・はい、もっと考えます。

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