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[2023年|1年目まとめ]心理学概論(と衝撃の再会:おまけ)

春休みを利用して1年目にとった科目について、感想をまとめています。

1学期にとった2科目の話が終わって、今回は第2学期に受けた「心理学概論(’18)」。いよいよ心理学の世界に突入です。


最初はやっぱりこれ

心理と教育コース、「発達科学の先人たち」の次はやっぱり概論かな? ということで、2学期目は心理学概論を選択しました。

概論というだけあって、心理学にはどんな分野があるのか、また心理学の歴史や研究法、統計など、さわりを紹介しています。

心理学のガイドブック、という感じ。

たくさんの「心理学」

〇〇心理学というのは本当にたくさんあって、なんとなくわかるものもあれば、そういう意味だったんだというのもあり。

そんな主な心理学の分野の概要を一つずつ学んでいきます。

知覚心理学、学習心理学、比較心理学などなど。基礎心理学と応用心理学に分類されるという基本的なところから、私にとっては新しい。

そもそも脳が物事をどう認識していくのかというしくみも面白いけど、社会的な括りでの心理学も面白そう。

これから何を学ぼうか、夢が膨らみます!

テレビ授業ならではの楽しさも

授業と言ってもテレビ番組でもあるので、ゲストが出てきたりとなかなか楽しい演出があります。

特にハトがピカソとモネの絵を見分けられるか、という研究でイグノーベル受賞の渡辺茂先生ご本人(←贅沢)のお話、面白くてツボでした。

度々語られる倫理や謙虚さ

動物との比較で心の動きについて研究する比較心理学でも、「人間が他の動物に比べて特段優れているわけではない」と釘を刺されたし、研究倫理や謙虚さについて度々言及があります。(少なくとも私はそういう印象)

人の心を研究したり、ましてや観察したり、実験を行うということはとてもデリケートなことだから、常に意識しなくてはいけないんですね。実際に授業に出てくるいろいろな実験の例などを見ても、そこはじわじわと実感できます。

倫理はともかく、仕事ではあまり謙虚にならない(なり過ぎない)ようにしているから気をつけないと!とちょっと思いました。

おまけ:子どもの頃の記憶とつながった授業

ここからは授業そのものとは関係ないんですけど、個人的に衝撃的な再会(?)がありました。

子どもの頃、雑誌の付録としてたまに小冊子がついていて、読み物が好きなのでよく読んでいました。きょうだいも多かったので、みんなでシェアして読むことも。
その中に世界で起きた不思議な出来事をまとめたページがあって、こんな内容のものがありました。

“事故で鉄の棒が頭に刺さり、突き抜けてしまったのに、それでも生き残った人物がいた!”(要約)

そんな状態でも助かったなんて凄すぎる!短い紹介に添えられた劇画調の妙にリアルな絵。頭頂部から目の下にかけて鉄棒が刺さった男の顔がものすごくインパクトがあって今でも覚えています。

まだ10歳にも満たない頃じゃなかったかなあ。

そして社会人学生になった昨年。この心理学概論の授業を見ていたら、生理心理学の回でフィネアス・ゲージという人物が出てきました。

鉄道事故で鉄棒が頭部を貫通してしまい、それでも生きていた……と
あれ、この人は、あの人では???

読み物では生き残っていたで終わっていたような記憶しかないけど(あるいはイラストのインパクトが強くてそこしか覚えていないのかもだけど)、授業では続きがあって、この事故のあと性格が変わってしまって…と(損傷を受けた)脳の部位の働きの話だったのです。

数十年前の子どもの頃の記憶が、今になって大学での授業とつながるとは。

そして付録の小冊子に匿名で描かれていた人物がちゃんと実在して名前もあった、という事実に、数十年の時を経て解かれた謎を前にしたかのように、ひとり心震えるのでした。
本当はこういう話だったんですね……

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