Adobe MAX 2023に行ってみた(学割で)
先週木曜日に東京ビッグサイトで開催されたAdobe MAX 2023に行ってきました。コロナ禍でオンライン開催になった時に参加したことはあるのですが、会場参加は初めて。
Adobeはご存知の通り、IllustratorやPhotoshopなどのクリエイター御用達ソフトの会社。英語版Wikipediaによると、2003年ユタ州ソルトレイクシティで行われたのが最初らしいんですが、日本ではいつからやっていたんでしょう。
Illustratorの最初のバージョンから使っているのに、数年前まで知らなかった(うっかりすぎる?)。
以前は無料だったらしいけど、私の周りでは行ってきたという人もなぜかあまりいない(聞かない)ので、どんなものなのか興味津々で行ってきました。
参加方法
まずは申し込まないといけません。当日いきなり行っても入れない。
公式サイトから申し込み(支払い)をすると「マイページ」ができ、そこで入場用のQRコードが出せたり、当日交換できるというプロフィール画面を作れたりします。会場マップやセッションスケジュールもあるので、当日はこれをみながらまわることになります。今どきなシステム。
入場料は2万円! 早期割引で1万円。
学割になると3,000円なので、私はこれを利用して申し込みました。さすがに桁が違うと気軽には参加できません…みんなすごいなあ(素の感想)。自腹なんだろうか。
ちなみに大学生でも全科じゃないとダメっぽくて、文部科学省が認定する学位習得が可能な大学など、条件があります。受付で対象の学生証が出せないと差額を支払うことになるので要注意。教職員も対象外。
私は放送大学の全科生なので条件クリアできました。顔写真付きの学生証もちゃんと持っていますよ。放送大学の学生証は最強な気がしてきました!
午前中用事があったので、昼頃に東京ビッグサイトに到着。
会場の受付でマイページのQRコードを出し、学生証を提示して無事に入場できました。学割ありがたや。
メインセッションは大きなステージで
Adobe MAXは新機能や新展開などを紹介するセッションがメインみたいなので、いくつか事前予約して参加してみました。
まずは「ベテランほど知らずに損してる☆illustratorとphotoshopの新常識」。4階にひとつだけ設置されたとても大きな会場にぎゅうぎゅうに置かれたパイプ椅子に着席。少し早めに行ったので、比較的前の方に座ることができました。
長年ソフトを使用してはいるものの、仕事の上では新機能をどんどん取り入れて…ということもあまりないので、このタイトルは結構ドンピシャです。
結局ほとんど生成AIの話だったんですが、大まかで基本的な説明から具体的な手順まで、まだダメなところや仕事で使う時の注意点などもしっかり紹介されて、逆にちょっとやってみたいと思わせてくれる内容でした。あまり手放しで絶賛されてしまうと、大丈夫かなあと勘繰ってしまうんですよね(仕事だからね)。
最終的な画像制作はまだちょっと危険に感じましたが、世に出ないけれど必要なイメージボードやカンプづくりには使えそうと思いました。画面上でモックアップ作れるのも便利そう。
次にうけた「SNSリールでフォロワーの心を掴め!Adobe Expressのすすめ」。Adobe Expressをほとんど知らないので、どんなものやら?と受けてみたセッション。Adobe Expressの紹介というよりはこちらも生成AIの話が多くて、ちょっとダブり感…。
素材を作ってSNSに予約投稿までできるというのはなかなか便利そうなので、この辺もうちょっとやってほしかったなあという気がしました(タイトルからしても)。
会場内をうろつく
セッションの合間に会場のブースを回ることにしました。
会場は比較的ゆったりしていて、入り口付近にクリエイターのMarketplaceがあり、中央あたりにはみんなの描いたものがディスプレーになるという企画、オリジナルバッジを作ってもらえるというコーナーなども。会場を囲むようにして企業ブースが出展していました。
規模感がわからなくて、ゆっくりみて回れるように、セッションは二つだけ予約したんですが……思ったよりさっぱりしていて、あっという間に見て回れてしまいました(見てないところもあるけど)。
パンフレットをもらったり、なかにはノベルティをもらえるところもあったけど、販促EXPOのほうが賑やかで充実していて(同じ企業のブースもあったからつい比べてしまう)、拍子抜け感は否めない。クリエイターのブースの方が面白かったような印象。
ショートセッション会場を探す
メインのセッションの他に、予約のいらないショートセッションがあります。面白そうと思ったのをチェックして受けようとしたんですが、会場内にあるいくつかのステージのどこでやるのか、これがよくわからない。
メインセッション会場はサイトで確認できるし、ところどころにある案内板でもチェックできるんですが、ショートセッションの案内が見つからない。
しかたなく小ステージの近くに行ってみると、そのステージごとに該当のタイムテーブルがありました(そのステージのしか書いてない?)。小さく掲示してあるので、近寄らないと見えない。ステージにもよるけど、セッション中だとそこにも近寄れない。
これは一体何仕様なんだかと思いながら、ひとつひとつ見てまわっていると、時間が近くなったところでタイトルがスクリーンに映し出されたので、それを頼りに見つけることができました。(基本的にたまたまそこにいた人用なのかなあ?)
ということでなんとか「Illustratorで作る時代感を感じる表現テクニック」に参加しました。生成AIのように華々しくはないけれど、すぐ仕事に活用できそうなTipsで、地味かもしれないけどとても良かったです。(ここでまた生成AIが出てきたら飽きてしまうところ!)なんとか場所を探し出せて良かった!
ノベルティ関連
MAXポイントというのを貯めると福引ができるという企画がありました。セッションを受けてポイントをもらい、そのアンケートに答えてまたポイント。企業ブースを訪ねてもポイントがもらえるとあったんですが、どうやってもらえるのか謎で、どのブースでもそんな話は出ず。
クリエイターとプロフィールを交換すると1ポイント、というのも、あまり積極的に交換する感じでもなく、話も出ない。最後に試しにやってみようということでおひとりとだけ交換しました。こういうのってあまり日本人には向かない企画かもしれないし、事前に出展クリエイターや企業ブースに周知しておくとかしたほうがいいんじゃないの、などと余計な心配までしてしまいました。
結局よくわからないので、ふたつのセッションが終わり、35ポイント貯まったところでこれでよしとすることに。4階の引換所に行ってみると既に長蛇の列。30ポイントで一回抽選。引いてみると運良く当たり!福袋をもらうことができました。
適当に諦めて行ってみたんですがこれが正解だったみたいで、ポイントいっぱい集めて行ってみたら、もう抽選が終わってたというX(Twitter)の投稿も見かけました(気の毒すぎる)。
それとは別にマイページで総合アンケートに答えると、18時30分以降にノベルティがもらえるというのもありました。混むだろうなあと思い、時間になるかならないかで行ってみるとこれまた長蛇の列。アンケート完了画面を出したらシールをくれました。
企業ブースでもらったのはパンフレットを除くとモリサワの書体見本帳、大塚商会のコルクコースターのサンプル、仕事紹介企業のミニスケッチブック。モリサワの書体見本帳は契約者には来るということだったけど、時間がかかりそうなのでアカウントをフォローして1冊もらってきました。
資料などもたくさんもらうことになるかなあと、リュックで行ったんですが、そうでもなかった(笑)。
まとめ
昼過ぎからの入場だったせいか、印象としては普通のイベントでした。会場が暗めで常にライトがまわっていたりかっこいいんですが、それを除くと(行く前の)予想に反してかなりさっぱりめ。
午前中のキーノートやランチセッションも参加していれば興奮冷めやらぬ、というところもあったかもしれないんでしょうけど、セッションとセッションの合間がちょっと手持ち無沙汰になってしまいました。
ロゴになにか描くという企画も一人で参加するのも…だし、缶バッジができますという企画もすごい列ができていて、そんなに待ってまでつくりたいかというとそうでもなく。
せっかくなので最後までいようかと思っていたんですが、あいかわらずいろんなしくみがよくわからないこともあり(カクテルの整理券のグループとかなんとか←整理券て?)もういいかなと、Beer Bash(最後のパーティぽい企画)が始まる頃に帰ってきてしまいました。混む前に帰りたいというのもあり。
行って良かった?
なんだかんだいってますが、セッションがよかったのと、会場のつくり込みも面白かったので行って良かったです。ブースを回る時間を余裕みすぎてしまったのは失敗で、もっとぎゅうぎゅうにセッションの予約を入れておけば良かった。
ただ、今回学割で入れたから良かったんですが、そうでなかったら本当に朝イチから最後までいないとう〜〜んという感じかなあ… 朝からいて、ランチももらったりしていたら(フリーランチの整理券も配られた模様)だいぶ違っていたかもしれないですね。でもなにかにつけ列に並ぶことが多すぎて、一人で行くとその時間も辛いかも。
誰かとガヤガヤ行くと良さそうな気はしましたが、入場料2万円(か1万円)するとなると、おいそれとは誘えないですよね(汗)。
余談 「る」ってなに?
福引の当たりはクッションでした。封を切ると少し膨らんで、そのまま使うことができました。仕事場の椅子にちょうど良いです。
「Ru」ってなんだ?と思って調べたら、Adobe Premire Rush だそうで。外出先で使える画像編集ソフトらしいです。せっかくだから見てみようかな。
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