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新居の家具をすべて自分で作ってみた-デスク編-

引っ越して半年、机のない暮らし

デスクワークは基本的に会社の工房で済ませることが多く、ちょっとした作業はベッドの上で膝にPCを置いて作業していた(PCの放熱で夏場は30分もじっとしていられないくらい熱い)


食事は床の上で食べるか、ワークベンチを代わりにしていた。あまり家に籠るタイプ(仕事は基本会社で)ではないので障害には感じなかったが、梅雨が来て家にいる時間が長くなるとデスクが無い弊害が如実に出てきたことが、その必要性を感じるきっかけになった

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76cmの高さがあるワークベンチ。DIYには大活躍だが食事をするには高く、狭い。モニターアームをピンハンガー掛けにしていた。

デスクを作る上でもう一つきっかけになったのは、会社でデスクをEMARFで製作している人がいたこと。他の人が製作しているのを見て自分も作ろうという動きはVUILDあるあるだったり

▲山川さんのデスク製作記事はこちら

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7畳の空間でデスクを置く

早速Pinterestでアイデア集め。尖ったものから、落ち着いたものまで、ざっくりイメージを膨らませてみる

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▲早速pinterestでアイデア集め。

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▲3Dプリンターも置きたいし広々とした作業スペース欲しいなー!!という思いもつかの間、ベッドと扉の間は150cmしか余裕がない。

机の長手は140cmで決まり。奥行きも扉と同じくらいか小さくと考えると、あまり天板の自由度は無くなってくる。よって足回りで遊んでみることに

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▲脚の部分は動物の足を真似てみたり、幾何学で構成してみたり

高さを統一する

自分の家の家具はすべて試作的に作るものなので、素材は統一しなかった。デスクの製作過程ではさりげない共通点が欲しいと思い、デスクの棚の面(高さ)は、ベッドフレームの天板とマットレスに揃えることにした

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▲高さをさりげなく揃えるとなんとなくの共通点ができた

ベッドからアクセスできる机

製作途中で、ベッドからアクセスできるデスクもいいなと思い、脚を斜めに畳んでみた。足を差し込み作業することができるように。
それとベッド側に何か引掛けられる場所もあると良いなと思い、スリットを設けた。収納を追加したり、小学校の机のようにサイドにカバンを引っかけたり

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▲サイドにスリットを作り、S字フックをかけられるようにしている。アイデアは以前WSに参加して頂いた方から。

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床から見た風景を考えてみた

デスクは椅子を必要とするがかと言って余分な椅子を収納するスペースはないため、来客の際は座布団を敷き、ローテーブルを用意することにした


その際に床からの視点を考えると、扉付きの棚や側板のついた机では圧迫感があり、狭苦しく感じてしまう。そして自分のクセとして入れ物状にしてしまうと無造作に詰め込んでしまうので、なるべく天板のみの棚を据え付けることにした。よって、床から見てボリューム感の感じない形で、棚も天板のみのシンプルな構成とした
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▲床から見上げてみると曲線や直線が乱立する面白い構成に

ライフハック家具を作れる楽しさ

普段から片づけることが苦手で、カバンの中も散らかっている有様。だが引っ越してからEMARFで家具を作るようになり、目で楽しめる家具が増え、片づけようとする意識が向くようになった

なおかつそれぞれの物を置く場所(住所)を家具の中に取り込むことで、定位置がちゃんと生まれ、手の届きやすさや自分のクセを踏襲しライフハックする家具を作ることで、気楽にモノをしまえるようになった

今回使用した材料

天板:無垢ボード24mm  

脚:ラワン合板36板24mm  

塗料:オスモカラーノーマルクリアー(3分ツヤ) #3101 750ml オスモ

使用頻度の高い部分なので、撥水性が高く、1度塗りで十分効果を発揮してくれるオスモカラーを使ってみた。木材の冬目が目立つ、艶のある仕上がりになった

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▲vol.1はこちら




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