『よく生きてきたと思う』
よく生きてきたと思う
よく生かしてくれたと思う
ボクのような人間を
よく生かしてくれたと思うきびしい世の中で
あまえさしてくれない世の中で
よわむしのボクが
とにかく生きてきたとほうもなくさびしくなり
とほうもなくかなしくなり
自分がいやになり
なにかにあまえたいボクという人間は
大きなケッカンをもっている
かくすことのできない
人間としてのケッカンその大きな弱点をつかまえて
ボクをいじめるな
ボクだって その弱点は
よく知ってるんだとほうもなくおろかな行いをする
とほうも