見出し画像

#19 アイルランド Part 3

こんにちは。leoです。

前回はアイルランド留学中のアイルランドでの思い出中編(2016年10月〜2017年1月)を投稿しました。今回でアイルランド留学が完結となるので、残りの2017年2月〜帰国までの思い出を書いていきます。

トリニティ・カレッジ図書館(Trinity College Library)

1月末のオランダベルギー旅行が終わり、2月の平日、学校終わりに友だちと改めてダブリン市街地の観光に行きました。

最初に訪れたのはダブリン大学トリニティカレッジです。ここはアイルランドの最高学府で、オックスフォード大学やケンブリッジ大学と並んで「英語圏最古の7大学(Ancient Universities)」の一つに入る伝統ある大学です。そんなトリニティカレッジは図書館の美しさが世界的に有名で、ダブリン観光の一角をなすほどです。上の写真は65mからなる旧図書館のロングルームと呼ばれるところで、約200,000冊もの本が収容されています。留学始まってすぐに行く人も多いところ、私はタイミングが合わず行けませんでした。帰国1ヶ月前に行けましたが、行ってよかったと思えるほど美しかったです。一時期スマホの待ち受け画面にしていたぐらい気にいってました。

ダブリン城(Dublin Castle)
ダブリン城内のいかにも城っぽい階段
ダブリン城内の回廊
“The Rape of the Sabines after David” by Robert Ballagh

トリニティカレッジを見に行った後、ダブリン城を訪れました。13世紀にイギリスのジョン王が建設を命じて以降、イギリスによる植民地支配の本拠地の役目を果たしてきた戦略的に重要な地でした。アイルランド独立後も、アイルランド大統領就任式や海外の要人との晩餐会など、国の重要な行事、式典等に使用され、国を象徴する建物となっています。ダブリン城はそれほど有名な観光スポットではないですが、建築や展示物の美しさ、アイルランドの歴史を感じられます。

ダブリンからモハーの断崖
(Dublin → Cliffs of Moher)
モハーの断崖(Cliffs of Moher)
崖の真上から見た海
道中に見つけたロックバランシング

ダブリン観光をした週末、ダブリンから西にバスで3時間ほどで到着する、モハーの断崖に向かいました。ここはアイルランドで最も有名な観光スポットの一つです。アイルランドやスコットランドの一部で話されているゲール語で「破滅の崖:Aillte an Mhothair」と呼ばれ、大西洋に面する高さ約200mの断崖絶壁が8kmにわたって景色が連なっています。ここは映画の撮影場所としても有名で、「ハリーポッターと謎のプリンス」「ライアンの娘」「プリンセス・ブライド」など数多くの映画に登場しています。ただ私は映画をあまり見ないので、直接見てもピンと来なかったです。。ただ、そういう詳細を知らなくても綺麗な景色を楽しめました。この日は雨が降ったり止んだりで、崖周辺の足元はぬかるんでいて、滑りそうで危なかったです。ただ、雨が上がったタイミングで虹がかかっていたので、雨のおかげで絶好の写真を撮ることができました。

ダブリンからキラーニー
(Dublin → Killarney)
ロス城(Ross Castle)
レイン湖(Lough Leane)
宿の外で放たれてた犬

モハーに行った翌週、アイルランド南西部のキラーニーへ旅行してきました。ダブリンからはバスで4時間近くかかり、これまで訪れたアイルランドの都市で一番遠いのですが、綺麗な星が見える自然あふれる街ということで学校の友だちと遠足みたいな感じで出かけました。コテージ的な宿を借りて、近所のスーパーに買い出しして、夜には人狼をやったりと学生らしいことをして満喫していました。

キラーニー国立公園(Killarney National Park)
レディースビュー(Ladies' View viewpoint)
トルク滝(Torc Waterfall)

キラーニー国立公園を中心に湖や城を見にハイキングしていました。また、景色の綺麗な高台や有名な滝は少し離れたところにあるので、みんなで運転手付きの車をチャーターして、見に行ったりしました。ただ綺麗な星が見えることで有名なキラーニーでしたが、天気が悪く見ることができませんでした。ダブリンからのアクセスがあまり良くないせいなのか、冬だからなのか観光客も少なかったですが、アイルランド西部特有の手付かずの自然を体験できる場所でした。大学時代、サークルなどに入っていなかった私にとって、同年代の人たちとの旅行は高校の修学旅行以来だったので、とても新鮮で懐かしく、楽しかったです。

ハロウィンの時以来のThe Old Mill

キラー二ー旅行が終わり、2月最後の週末のポルトガル旅行も終わって、帰国直前の最後の1週間になるのはとても早かったです。授業や学食、学校のパブやジムなど「最後の〜」をひとつづつ潰していくのがとても名残惜しかったです。
最後の授業が終わった日、シティセンターに向かって、ハロウィンの時に訪れた、アイルランド料理レストランで食事をしました。フィッシュ&チップスとサンドウィッチのセットを頼みましたが、最後くらいアイルランドっぽいものを頼めばよかったなと今更ながら思いました。

クローク・パーク(Croke Park)

帰国の前日はアイルランド発祥のゲーリックフットボールを観戦しに行きました。アイルランドでは人気の高いスポーツで、ホストファミリーもよくテレビで観戦していました。サッカー、ラグビー、バスケットボール、バレーボールなどがミックスし、ラグビーのHポールの下部にサッカーゴールのネットがついていて、そのゴールまで手や足を使ってボールを運ぶスポーツです。ルールなどある程度の予備知識を入れて観戦しましたが、今では全く覚えていません。ただ、観客みんなで盛り上がったり、雰囲気を味わうことができたので、生観戦できてよかったです。アイルランド以外で関わるのは難しいスポーツなので、最後の日にスタジアムで観戦できたことはとても良い思い出です。

ホームステイ先のダイニング

留学中はホームステイをしていたのですが、友だちのホームステイ先のほとんどが、ご飯が美味しくない、洗濯は週に何日かなど、何かしらの不満がありました。そんな中、私のホームステイ先は仕事を引退した老夫婦で、経済的にも時間にも余裕がありました。家にあるものは基本何でも使うことができ、食事のバラエティも豊富、洗濯も毎日してもらえ、洋服のアイロンがけもしてくれるなど、とても大当たりでした。不自由なく留学生活を送ることができましたが、今後もし留学しても、ホームステイはしたくありません。それはこれ以上の良いホームステイを経験できずに、嫌な思い出で上書きされてしまうだろうと考えるからです。

ホームステイ先のキッチン

約半年間の留学はたくさんの思い出が得られました。#3 挑戦では「退屈な大学生活を充実させられる」「自分の何かが変わる」という目的で留学することを書きましたが、それらの目的は確実に達成できました。
「大学生活で一番の思い出になったこと」「留学を経て海外志向になったこと」「いろいろな価値観を受容できるようになったこと」「noteを書いていること」など書ききれないほど多くの経験をし、非常に満足しています。
留学以降、海外に興味がある人と会った時には、私の経験をありのまま伝えてきました。コロナ禍がほとんど終息し、自由に海外に行ける日々が戻ったので、留学に興味がある人はぜひとも行ってほしいです。

アイルランド留学の記録はここで終わりますが、今後もnoteへの投稿は続けていきます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?