#8 アイスランド
こんにちは。leoです。
前回に引き続き、今回も留学中の国外旅行についての投稿を。
今回は2016年11月末にアイスランドに訪れた話になります。
留学先の学校の友だち6人と出かけました。
当時のアイスランドの印象として、緯度が高い位置にあるので、もしかしたらオーロラが見れたりするのかなという期待がありました。
アイスランドの基本情報
国名:Ísland(アイスランド語)、Iceland(英語)
首都:レイキャビク
通貨:アイスランド・クローナ(ISK)
公用語:アイスランド語
日本との時差:-9時間 ※サマータイムなし
この旅行について友だちと話している中で、
「通貨がユーロでない」「EU圏外」「シェンゲン協定」という話題が出てきました。
通貨の違いについては、両替やクレジットカードを使用すれば問題ありません。
ですが、EUではないことで旅行に際して、特別な手続きが必要ではないのかと思いました。
ここで最後の「シェンゲン協定」が絡んできます。この協定を結んでいる締結国間では、原則的に出入国審査なしに自由に国を行き来することができるものです。
この旅行時点で私はアイルランド在住が3ヶ月を経過する頃でしたが、シェンゲン協定について全く知りませんでした。。実際、アイルランドはシェンゲン協定事項の一部である「国境検査撤廃の適用対象から除外」されていたり、前回のドイツ旅行ではEU加盟国間の移動だったため知る由もないです。
補足ですが、永世中立国であるスイスやノルウェーのEU非加盟国も同様に入国できる仕組みとなっています。
また、旅行の話をしている中で「アイスランドは物価が高い」ということも知りました。
実際、空港からレイキャビク市内までシャトルバスで向かいましたが3,000〜4,000円くらいだったと思います。空港で様々な手段を探っていましたが、結局無理だと諦めてチケットを買った記憶があります。
本題の旅行についてですが、今回は2泊3日の旅行で、オーロラを見るツアーを予約していました。
オーロラは11〜3月が観測シーズンと言われていますが、その発生は気温が関係しているわけではないそうです。赤道から離れている地域の冬は日照時間が非常に短い、極夜が起こります。極夜のように十分に暗く、都市の光害に妨げられないなどの条件が整えばオーロラが見られる確率が高くなります。
ツアーは、宿泊する2日間で夜に宿から観測スポットまで送迎してもらうものです。初日の夜はオーロラを見られる可能性がそこまで高くなかったのですが、とりあえずスポットまで向かいました。常に外で観測待ちをできるほどの気温ではないので、チャンスが来るまでバスで待機していましたが、宿に帰る間際くらいのところで、オーロラを観測できました。
初めてオーロラを見ましたが、肉眼で見るものとカメラ越しのものでは全然違うものでした。オーロラが出ているところを見ても、うっすら変色している空としか認識できず、ネットで「オーロラ」と画像検索して出てくるような写真を直接目にすることは難しいんだと実感しました。前回のドイツ旅行同様に友だちのカメラに助けられました。。
この日観測できたオーロラはギリギリ現れたくらいのものだったのですが、日本では味わうことのできない神秘的な体験をすることができました。
2日目はゴールデン・サークルを巡るツアーに参加しました。
ゴールデン・サークル(アイスランド語:Gyllti hringurinn)はアイスランド南西部の国立公園や湖、大陸プレートの割れ目、間欠泉などの観光スポットが集中している一帯のことを表します。
最初に訪れたのはグトルフォスの滝です。ゴールデンサークル三大名所のうちの一つで、グトルフォス(Gullfoss)はアイスランド語で「黄金の滝」を意味するそうです。滝の崖の高さは70mほどあるのですが、その落差からかギリギリまで近づくと、霧のような滝しぶきが身体にかかりました。
上の朝焼けの滝の写真ですが、この時の時刻が朝10時過ぎくらいです。
11月末のアイスランドは極夜のため、日の出時間は10時半頃で、日の入時間は15時半頃です。この時期の日照時間は限られていて、とても貴重です。
昼休憩でレストランに寄って各自でオーダーしたのですが、チーズとチキンが挟んであるシンプルなパニーニが1,500円ほどしました。7年半前当時でこの価格ですので、2024年現在の円安物価高では一体いくらになっているのでしょうか。。
続いて訪れたのは、ゲイシール間欠泉です。ゲイシール(Geysir)とはアイスランド語で「間欠泉」を意味し、最も有名なストロックル間欠泉(STROKKUR)はおよそ10分周期で20〜40mの高さまで噴出します。
その噴出を近くで見ましたが、かなりの迫力でした。間欠泉に近すぎると噴出の大きさを写真で収められないので、やや歩いて噴出全体が映る引きの写真を撮りました。
ツアーの最後に訪れたのは、世界遺産でもあるシンクヴェトリル国立公園です。ここではギャウ(Gjá)というアイスランド語で「地面の割れ目」が有名で、アイスランドは北米大陸プレートとヨーロッパ大陸プレートの境目のちょうど真上に位置しています。その境目部分が地上に表れ、ここまで大胆に裂けているのはアイスランドの他の場所と比べても珍しく、それを見て、触って体験することができる珍しい場所です。
前日のオーロラツアーも含めアイスランドの旅行は雄大な自然を体感することができ、かつそれが北極圏やアイスランドならではのものであることからアイルランドや日本では得ることのできない、非常に貴重な経験をすることができました。
ツアー以外ではレイキャビク市内をぶらぶら観光していました。
日本やこれまで訪れたアイルランドやドイツと比較しても圧倒的に人口が少ないので(2016年当時約33万人)、町がコンパクトにまとまっていて観光しやすかったです。
クリスマスが近づいていることもあって、街中には装飾やイルミネーションも見られ楽しい雰囲気でした。
今回11月末に訪れたので、厳しい寒さと極夜を体験することができましたが、反対に7月頃に訪れると、日長時間が20時間を超える白夜を体験できます。涼しい、かつ日照時間が長いと観光にはうってつけではないでしょうか。
今回、白濁した温泉で有名なブルーラグーンに行けなかったので、オーロラのリベンジも兼ねてアイスランドにはまた行きたいなと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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