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告知:新作詩集(7月上旬)


 2018年7月上旬に幻冬舎ルネッサンス新社より詩集を刊行します。前作の単行本『青い風花』に、新作詩集「組曲 巡る風花」を加えての文庫化になります。

 「交響詩 青い風花」は10代の作品、青い感性と言葉をそのままに、後から敢えて掘り返したり洗練させることなく綴った詩集です。「組曲 巡る風花」は今回の文庫化に際して書き下ろした作品です。ことばの持つ音楽的な要素、音楽が匂わせる文学の色に注目してみました。

 詩にしたり、詩を読んでみたところで、溢れ出る情感に変わりはないし、時に「救われた」気になったとしても、運命は試練の矢の雨を緩めてはくれません。では詩にできることって? 世界の想像、関係の革新、昇華と浄化、色々言われてきたけれど……
 詩人の僕にできることは、日常にわずかな余白を差し出したり、喧騒ににささやかなBGMを奏でることくらいではないだろうか。今回の文庫を製作しながら、そんなことを考えていました。

 表紙は前作単行本と同じ、上のようになります。矢口蓮人の頭の中を覗いて描かれたかのようで驚きました。イラストレーターの方に深謝いたします。

 現在Amazon等で購入できるのは、単行本・電子版ともに前作です(新作詩集が含まれていない上、価格も割高です)。ぜひ7月まで待って文庫版を手にとって頂き、2つの詩集を併せて味わい比べてもらえたら嬉しいです。発売日が決まったら、また告知させて頂きます。

 お読みになっていただきありがとうございました。皆さんと僕がこれからも、素敵な素敵な詩の一節を、どこかに見つけ出せますように。

2018.6.8
矢口蓮人

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ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!