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檸檬旅行実記 美術館から河童の橋へ

3月7日(木)

今回は旅行でもプチでもなく、おでかけ記録。

上野・美術館『印象派  モネからアメリカへ』を見に行ってきた。




豪華な、というよりもどちらかというと落ち着いた、さらりと見て楽しむような作品が多かった。


自分の中にぽつりぽつりと染み込んで、広がるような。
芸術って良いなあと、改めて思わされた。

特に印象に残ったのは、やはりというのか、モネの「睡蓮」。
1番シンプルなのに、いつまでも心に残るような、人を惹きつける何かがあり、これを見るためだけでも行く価値はあるのではないかなと感じた。
勿論、モネの絵以外の絵も素敵なものばかりだから、行って損はないと思う。

思った以上に出展数も多く、特に風景画はどれも目を引くものがあり、風景画が好きな自分としては、とても満足できる特別展だった。



特別展に行く前、この記事を読んだ。

とても分かりやすく、行く前の事前準備(知識)として最適な記事。行く前に読めて良かったと思ったし、読んだことで、より作品を楽しむことが出来た。
行く予定がなくても楽しめるし、これだけでも行ったような感覚になるから、是非是非。



記念として、ポストカードを3枚購入した。




後、特別展のものではないが、ポストカード2枚と鳥獣戯画のミチクリアファイルが素敵だったから、こちらも購入。
ホクホク。



そういえば、テレビのニュースで、もう桜が開花している、というのを見たから、そんなに早く咲くかなあと半信半疑と少しのワクワクを持って行ったけど、結局桜は咲いてなかった…。
桜のさの字もありませんでしたよ。はて、あの映像はなんだったのだろう…。





美術館を出た後、地下鉄に乗って田原町へ向かった。
かっぱ橋という、道具街に。

お店をやる人用の料理道具や雑貨、大容量の食料品などが売っていて、見ているだけでもわくわくする。

欲しいものがたくさんあって困った。
そのどれも重いものばかりで…。
特に、紅茶が2.5kg入った缶は、とても惹かれた。その缶が凄く良くて、もうぐぐっときてしまった。
結構な量だけど紅茶好きだから、これくらいならあっという間だなと。
でもどうやって持って帰るんだという問題に直面し…泣く泣く断念。(それでも家に帰った後、やはり買えば良かったと思った。次行った時あったら絶対に買う)

後はペッパーが好きだから、ホワイトペッパーとブラックペッパーの粒400gがそれぞれ売っていて、買いたくなった。
でも、待てよとよくよく考えたら、家にある100g×4が浮かび、流石にまだ要らないなと、そっと棚に戻す。

ぐるぐる回って散々見たのに、結局かっぱ橋では何も買わずに終わった。



至る所にある河童なのか、人形がなんとも味がある。





その後、かっぱ橋付近のお店でお昼を食べた。


「カフェ・オトノヴァ」というお店。

外観も中もオシャレで、レトロ感があって素敵だった。撮るのを忘れてたしまったけど、天井にあるシャンデリアが印象的。

キッシュ
スープカレー


ランチは3つから選べて、他には生ハムと豆のなんちゃら(うる覚え)があった。
自分はキッシュの方を選択。キッシュはクリーミーで滑らか、サラダはさっぱりと、ポテサラはカレー風味で(自分はパンにポテサラと生ハムをのせて食べた)、どれも良かった。
特にポテサラは、カレー味も合うんだなあと、やってみたくなった。


食後は、キャロットケーキ。
自分はお腹いっぱいだったから、1口だけもらったら、甘さが優しく、しっとりして、これまた甘さ控えめなクリームと合わさると最高だった。



そういえばこのお店に行く前、少し事件があった。

このカフェ、オシャレなカフェがあるから行ってみようと言われて行ったところで、少し分かりずらい場所にあり、迷った末に辿り着いたところだった。

反対側の道に中華のお店のがあるところを曲がり、最初の角を左へという、なんとも頼りない、うる覚えの記憶を頼りに向かったのだが、一行に辿り着かない。
最初の角ではないのかと、次の道次の道とぐるぐる回るも、辿り着かない。(そもそも、携帯持っているのだから、最初の時点で調べろよという話なんだけど)
こんなにぐるぐる回っても見つからないから、諦めて他の店を探そうかと、最初の地点の戻った時だった。衝撃的事実が発覚した。

「あ、ごめん。中華のお店だと思ったお店が、中華じゃなかった」

なんてことだ…。そりゃ辿り着けない訳である。
中華のお店だと思っていたらしいお店は、まさかの中華でなはく提灯屋で…。提灯の赤から中華のお店だと思ってしまったらしい。中華といえば赤という固定概念から、中華だと思い込んでしまった模様。
面白すぎて笑った。

その後、提灯屋の先に本当の中華のお店(食べ物屋ではない)があって、その道を曲がって同じように行ったら、ちゃんとお店があった。
後、中華のお店も赤でなく、どちらかというと黄色だった。笑う。

まあ最初から調べれば良かったのだけど、これも思い出になるし、面白かったから総じて良しだなあ。足はパンパンになったけどね、まあそれはね、うん。




カフェを出た後、田原町駅近くに戻る。


本屋「Readin’ Writin’ BOOK STORE」へ。

これまたお洒落なお店。
中も雰囲気があって、とても良かった。
品揃えも、店主のこだわりのようなものが見えて、普通の書店とは違う味わいがあった。
社会問題系というのだろうか、小説というよりも、国(台湾・ロシア・韓国とか)や歴史(戦争)や言葉、学びになるものを中心に、詩やエッセイ、絵本などが主に置いてあり、なかなかに興味深かった。
若松英輔さんの本が結構あったのも、個人的にはポイントが高い。

店主もとても感じのいいお洒落な方で、本を買った際に丁寧にテープを貼ってくれて、ちょっとしたことなんだけど、本に対しての愛情を感じられて、そういうのってなんだか良いなあと思った。

丁寧に貼ってもらったテープ。袋もテープも趣味がいい。



ちなみに自分が買った本は2冊。

トム・ゴールド『月の番人』
フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』



その後は本屋の近くにある、有名なレモンパイのお店に行ったけど、やはりと言うべきか、売り切れていた。残念…。予約しておけば良かった。



後は、これまた有名なパン屋「ペリカン」に、これまた予約はしていないけど、近くだから行くだけ行ってみようと行ってみたところ…


ま、まさかの買えた!
でも最初は、売り切れですの貼り紙が貼ってあって、やっぱり駄目か…と肩を落とした。けれど、店員の女の人が出てきたと思ったら、その貼り紙を外して、ま、まさかと思って在庫があるか聞いたら、3つだけあると言われ…奇跡。
タイミング良く買えた。しかも1番好きなロールパン。嬉しい。

ここのロールパンは、歯ごたえ抜群で、ずっしりと重く、何もつけなくとも(一日なら焼かなくても)甘みがじんわりと感じられて絶品。硬めのパン好きの身としては、最高のパン。個人的に、ロールパンの中で1番だと思っている。
後ここは食パンも歯ごたえ抜群で最高。

ちなみに、パン屋の近くに「ペリカンカフェ」という場所があり、ここもおすすめ。
中でも、フルーツサンドは絶品。後は、白いチーズトーストもチーズ好きには堪らない1品。

ちなみにちなみに、自分は買ったロールパンをたまごサンド(ゆで卵をある程度の粒を残して潰し、マヨネーズとブラックペッパーをかけて混ぜ混ぜ)と、ポテサラ(今回はカレー風味)にルッコラ(レタスでも可)に甘辛にした肉(鶏肉か薄切り豚肉)を入れて食べたけど、最高だった。
後はクリームシチューにつけて食べるのも美味だった。
ロールパンは何でも合う。
ただそのままが1番美味しいから、殆どはそのまま食べたけど。


大分逸れたけど、ホクホクとパンを買った後は、どうやって食べようかと考えながら、浮かれまくって帰った。

とても充実した1日でした。




ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
皆様も素敵な日々が過ごせますよう、願っております。
ではでは。

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