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高校時代の部活の話

今回は、留学やドイツの話ではなく、私の高校時代の部活の話をしていきたいと思います。もし留学とかドイツのことだけ知りたい方がいましたら、大変申し訳ございません。今回の話はスルーしていただいて構いません。
私はこのNoteで色んなことを書いていきたいと思っていますので、何卒宜し
くお願い致します。

私は演劇部に所属していました。強豪校とかではなかったため、緩くのんびり筋トレや走り込みなどはしない部活でした。私は、その緩い雰囲気が大好きでした。顧問は、演劇経験者だったため、いろいろなことを教えてくれました。そのため私たちは、緩いけど大会に向けては結構真面目に取り組んでいたと思います。

私がこの部活の話を書きたいと思ったのは、二つの理由があります。一つ目は自己肯定感を部活を通して感じれたからです。二つ目は後悔があるからです。


自己肯定感について

一つ目の自己肯定感について話していきたいと思います。私は裏方で、役者はしませんでした。私は裏方の作業をとても気に入っていました。裏方をしながら私は、脚本を書いてみたいと思いました。二年生の大会に向けて私は脚本を書きました。自分が書いた脚本はお世辞でも面白いとは言えないものでした。自分でもそれをわかっていながら、顧問に見てもらいました。私は顧問に面白くない、こんなの大会ではできないときっぱり言われて、玉砕する覚悟で顧問に見せました。見せた翌日、顧問に呼び出されてこの脚本についての話し合いが行われることになりました。私は不安に押しつぶされながら、顧問と話し合いましたが、顧問から最初に出た一言目が、「素敵な脚本だった」でした。私はそんな言葉が聞けるとは思ってもみなかったので、面をくらいました。その後も顧問はこの部分がとても良くて泣けたとも言ってくださいました。
しかしながら、私が書いた脚本は再現が難しいということで、私の脚本をベースに顧問が書き直してくれることになりました。私は顧問からの肯定的な言葉が衝撃だったため、顧問に聞きました。「私は先生に面白くないって言われるかと思っていました」と。そうすると顧問は、「あなたが一生懸命書いた脚本をそんな風に言うはずがない。人の書いたものを馬鹿にはできない。」と答えれた私はその日泣きそうになりながら部活をしました。私はこの言葉のおかげで、演劇というものがより一層好きになりました。

後悔について

二つ目の後悔について話していきたいと思います。演劇部は大会が10月にあるため、二年生が最後の大会になります。その最後の大会、私と顧問が書いた脚本で、部員全員が夏の間努力をしました。私たちは強豪校ではないため、毎年一回戦、地区大会で終わるのが定番でした。しかしこの年は私たちは地区大会で終わりたくないという気持ちを持っていましたし、色んな演出によって地区大会は抜けられるのではないかと心の片隅で思っていました。しかし結果は残念ながら3位、2位までが次の大会に進めます。あと一歩届きませんでした。私はとてもショックでした。何よりも衝撃だったのが、いつもクールな音響を担当していた子が大号泣をしているのを見たことです。私の中でそのクールな子はそこまで大会にこだわっているように見えてませんでした。その子も大会に沢山の熱を持っていてくれていたのだと嬉しくなったと同時に行けなかった悔しさが溢れました。
もちろん色んな部活があり、その部活には絶対に後悔がついてくるものです。私はぎりぎり大会がコロナ渦ではなかったため、結果として悔しいという気持ちを味わえましたが、大会にも出れず、悔しいと言うよりかは、この気持ちをどこに向けて良いのか分からなかった子もいると思います。
そんな子たちがいるのも分かってはいますが、私は今でもこの経験は悔しいと思ってしまいます。
その大会後、コロナになり、最後の文化祭での演劇ができなかったことも原因なのかなとは思います。もっと部員全員で演劇がしたかったと今でも思います。

私史上、もっとも長くなったかもしれないこのお話ですが、そろそろ終わろうと思います。最後まで私の独り言に付き合ってくださった方がいらしたらありがとうございました。

もう少しだけお話すると、私は照明をしていました。意外と地味かもしれませんが、私にとっては最高の裏方でした。なぜならば、暗転などをする際に、照明が上がらないと演劇が始まらないからです。何を言っているんだと思われる方がいるかもしれませんが、みんなが私を信じて「照明を私が上げてくれる」と、私はみんなを信じて「私が照明を上げたらみんなが次のシーンでいるべき場所にいる」という信頼関係があります。信頼関係のもと、私は照明をしていてとても楽しかったです。何一つ欠けても演劇はできませんが、暗転の次に絶対的に必要なのは照明だと思います。照明という役割ができたことを今でも誇りに思っています。



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