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;2024.04.- 偽-小説;虚構 mov. 02 -03 fin


;すべてひかりたちは海を
 …と、あなたは。これら
 果てもなくとめどもない波立ちを綺羅めかせるためだけに、と /未完成
 
 
警告;以下、暴力的な描写、グロテスクな表現、ネガティブな状況描写を含む。
;在原篁 arihara takamura - 沙ゝsāsya 2024.04.-
;偽名の私小説;虚構 mov. 02 //散文とフーガ、未完成
 
 
2024;わたしから、やがてのきみへ。なんてかわいさだろう?愛さずにはいられなかった。わたしたちはきみを。すくなくとも、たとえ大きくなって、どんな風景を見ようともわたしたちに愛された経験をだけはわすれないでほしい。…ふしぎだ。わたしたちは、そしてわたしたちが生きる世界は。やさしい父と、やさしすぎる母は、しかし時に唐突に怪物じみる。返り見、きみのママはささやいた。…やばい。「なに?」いま、この子、ひっぱたきたくなっちゃった。そう、わたしも時にこの腕に抱くやらわかであたたかなものを、壁にでも投げつけてしまいたくなっている自分を感じて舌を…自分の。ひそかに前歯で咬みかけてしまう。生後2ヶ月前後から、便秘に悶えもすれば夜泣きもし、唐突に泣き叫びもするきみのわがままが、わたしにもときに…いや。頻繁に昏い衝動をひき起こさせつづけたのだ。咬みころした。わたしは、自虐的なまでに情熱的に、かつ冷淡なまでに醒めた感覚とともに。わたしから、やがてのきみへ。加虐への意志が…衝動が、肉体に俊敏さを与えかけたとき、目覚めつづけていた奇妙な2種類の自制心。そしてわらうのだった。わたしは、それでも猶きみが、なんでもない笑顔で声を立てて笑いさえするから。泣き声がやんだ数秒後の世界でに。愛されてあることに、きみはいっさいの躊躇もためらいも疑問もない。確信の赤裸々。あなたのために世界があることの。まだ世界という概念さえ得てはいないというのに。…留保なくうつくしくてやんちゃで手に負えない怪物。この。あまりにひ弱で、わたしたちに守られなければ一日も生きられないモラルなきけだもの。なんてかわいさだろう?愛さずにはいられなかっ
 
   雨?ええ
   好き?
 
…った。わたしたちはきみを。すくなくとも
 
   雨。雨の
 
   雨?ええ
      なに?いまきみが
    愛してるって、そんな
     触感。あたらしい肌ざわりを
   好きですか?この
      感じた感覚
    ささやき、きみにはまだわからないよね?
     きみはわらった
   雨のひびき
 
2074;わたしから、やがてのきみへ。知ってる。わたしは、きみが生きるべき世界はたぶんわたしたちの生きたそれよりも苛酷だと。恐怖。わたしの恐怖は、きみをひとりぼっちにしまうこと。どうやって生きる?生きられる?危険度は増える。どうやったって。でもわたしは絶望などしようとしない。なぜなら、絶望はきみをすこしも育てはしないから。だからわたしは嘘をつく。わたしに、きみのために。渾身で。かつてのわたしへ。彼とおなじ月齢だったきみへ。きみがわたしになるまでに経験した負の瞬間をすべてやりなおせたらいいのに。そうすればもっと、わたしはいま必要なだけの強さを簡単に得れるだろう。かつてのわたしへ。でも、きみに戻りたいとは思えない。結局はきみが成長して行った失敗は、失敗作でも彼と出逢わせた。彼をつくれた。それ以上、わたしに生きた意味がなくていい。生きている意味もなくていい。ただ、彼のために生きる。きみは、そのままわたしになればいい。もし、時空が戻れて、なんどでもきみがやりなおせても。きみにはわたしになってほ
 
   やめて!
 

 
   雨に、この
   …の
 
   雨?ええ
      がんばって。きみに
    平均より、たぶん
     と、唐突におそわれた不安に
   好きですか?この
      できるかぎりの、…きみに
    ちっちゃなきみだから
     わたしはまばたきをやめた
   雨の
 
2024;わたしか
 
   の
 
…ら、きみへ。やがてのきみへ。ささげる言葉というほどのことでもない。ただ、きみには知っていてほしい。倫理とは?その精密な定義。わたしがささやきたいのは、少し考えればだれでも思い附く、ありふれた定義にすぎない。たとえばこんな質問をする。なぜ、ひとを殺してはいけないの?…と。この、完璧に無意味でひたすらな現実にほかならない世界のなかで。その問いに、さまざまな回答があるだろう。大半はこじつけにすぎず、あげく尊厳という空虚な言葉や、実証されたことのない魂だか精神だか神の概念をまで持ち出す。しかし、ふつう一般的にわたしたちは人殺しの瞬間をもつ。きみも、あるいはそうなるろう。そのとき…ごめんね。わたしが老い、やがて老衰死と処理されるべき肉体を横たえ、もう意識もない。生命維持機構が心肺を維持する。それだけ。2度の発作は乗り越えた。やがての現在の医学の力で。そしてささやきをきみは聞く。医者の、どうしますか?つぎの発作でも蘇生処置しますか?どうする?きみは。もしくは4度め、5度目に。ついには、ありがとうございます、と。もう、大丈夫です。そんな、最後のかなしいやさしい親殺し。それ、人殺しじゃない?蘇生可能なものの蘇生拒否。…倫理。倫理的な殺しと非倫理的な殺しがある。あるいは、かなしいかなママのそれは非倫理的だったかも知れない。同情・共感の余地しかなくとも。じぶんの欲望ではなく、ただ相手の、他人の、または私以外のみなさんたちの幸福を求め、行為に幸福実現のための妥当性を求めるありかたを倫理という。単純に言えば自利を棄て、多利のために、と。可能な反論。たとえばかつて、知的障碍者たちを他人のために殺した男がいた。彼は?…彼だって目的は多利の追及ではなかったか。答え。彼はまず知的障碍者という他人の幸福・利益を無視したのであり、妥当性を欠いたのだ。また事実、障碍者たちのの親という他人は泣いた。やがてのきみへ。倫理は、いつもひとつの決断にすぎない。ひとつを選ぶことはそれ以外を破棄することにすぎない。だからいつも倫理的なきみのこころは懊悩と後悔を知る。超越論的な正義には悔恨はない。きみは、いつでも聡明な倫理のひとであってほしい。そして覚えていてほしい。きみの将来とわたしの介護との選択には、その岐路で、きみは迷わずきみの未来を取れ。わたしはきみに棄てられたい。きみの足枷になるなど、わたしには絶望・苦痛・恐怖以外のなにものでもない。ただ、ね?ママのことだけは大切にしてあげて。きみを必死にはぐくみ、苦しみに耐え、そうしてきみを生んでくれたのだか
 
   雨。ほう
 

 
   ら
 
   ら
 
   雨?ええ
      息を?
    やさしく息を
     幸福。わたしの
   好きですか?この
      ええ。すでにせつなく
    すいこんでごらんよ
     それは成長。きみの
   雨のひび
 
   び、き
      き
 
    き
 
 
     き
 
 
 
   き
 
 
 
 
2074;わたしから、やがてのきみへ。昨日も、死んだ。わたしが最期をあたえた。あのひとに。覚えてる?…無理だね。きみをなでてくれたひと。もう残り少ない隣人のひとり。危機に瀕する共同体。でも、わたしはきみのために生きてゆく。わたしの保護が必要なベイビー。紫色の雨が匂う。わたしたちはあまい匂いを肌にうつす。肌はしずかに酸化してゆく。たぶん、ふつうよりちいさいはずのきみの肌に、そっとためらいながらくちびるでふれ、ほほ笑む。きみのママの衰えは深刻だということを、ママとわたしふたりともあくまでも信じていない。だからママはまだいきいきとしていれるんだと思う。息がつづくかぎり、ママはミルクをしぼりだすはず。きみのために、そうでなければならない。祈りの日々。わたしたちの。祈る相手もなく、でも確信しかない日々。やまない祈りの、祈りの日々。かつてのわたしへ。わたしから、かつてのきみへ。きみが毎日見あげていたはずの、きみのママの顔を思い出した。あざやかに。なぜだろう?わたしは一瞬だけ幸福にな。なぜだろう?願う。ベイビーに、彼がわたしくらいになったときに、彼にもママを思い出してほしいと。いのちをなくしながら彼を育てた。彼をはぐくみ、彼にいのちをあたえつづけた。やまない神経の傷みのなか、もがきを我慢して、必死
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

…芳香のなか、この
      涙など。もう
   え?
雨に、ふかい
      救われてゆく。もう
   あっ…え?
ため息をつく。うしなってゆく。わたしたちは
      いいんだ。もう、すべて
   え?
…ええ
 
   やさしげに
   癒そうとしたかに
   わたしたちを
 
   ぬらしていたから
   雨。雨がいまも
   あまやかすぎた
 
   雨。この
   紫色の
 
   雨?…あっ
 
   いつでも雨が
   雨が、わたしたちに
 
   降る。雨が
   雨。紫色の
 
   雨。雨が
 
ええ、…え?雨が。あまく香るうす紫色の
 
 

 
 

 
 
抉るのだった。R*****の眼の前で、目を。あろうことか、わたしがわたし自身の。夢。そんな夢。しずかな血だった。吹き飛ぶなど、まったく。むしろ、しずかに赦し合うように…空間と。舞い上がり、慰撫しあい、ささやきあい、やがて受け入れあったように。そんな夢。夢を、わたしは。なぜ?奇妙に、綺麗に欠落していたあるべき不安や焦燥。と、恐怖。と、心的傷み。…など。安堵に似た感覚のひろがるなか、わたしは夢に血にまみれる自分を内側から見ている。だから、抉られてないはずの視野に、さらにほじくりかえそうとするゆびさきの現実的無効を馬鹿げて思いながら…と。K*****のゆすぶる手に叩き起こされ、なに?「え?」
「すっごい、あばれてた」
「おれ?」
「なんか、わめいてた」
「寝てた?おれ」
「だいじょうぶ?」ときに、わたしたちは不安にまみれる。すべすべするまあたらしい肌にうかんだ、あかい斑点の点在。ネットでしらべる。助言し得る経験者さえいれば!もっとも、K*****のそれは役立たずだっただろうが。もし両親のまともな庇護下にいれば、彼女は錠剤など飲みはしなかったかもしれない。致命的な依存状態に落ち入るまでに。
 
日々。わたしたちの
 
幸福。圧倒的な幸福。かつ、不安。または恐怖の共存
「…ね?」
「なに?」
「すっごい、さ。この子」
「ん?」
かつ、実感。もう長くはない、と
 
 
なぜ?きみは、わたしたちを無防備に不安にさせ
「早くない?成長」
「ね?」
「え?」
「ね?」
暗い底なしの絶望の予感にみちびき
 
 
 
なぜ?きみは、わたしたちに無造作に恐怖をあたえ
「不安なの?」
「なんで?」
「ネットとか、さ」
「自閉症?」
しかも、置いてけぼりにしてしま
 
 
 
 
「…ね?」
「なに?」
「うんちっちの」
「ん?」
 
 
 
 
 
「ね、匂い。微妙に」
「匂い?」
「変わってきたきがす…」
「そう?」
「どう?」
 
 
 
 
 
 
「どう?…どんなふうに」
「ちょっと、さ」
「ん?」
「あまくなっ」
 
 
 
 
 
 
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは   ;contrapunctus
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ
    うつしておこう。ね?わたしたちは
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    かなしいくらいに鮮明に
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   わたしたちは、ええ
      うつしておこう。…網膜に
    まざなしに。この
     朝を。この
   うつくしい
 
   まなざしに、…どう?
 
   どう?
      ひかりが。あの
    愛。覚えてる?
     昏い空が
   ど
      色彩もないままおまえを
    あのひびき。まだ、きみが
     あっ。目を
   どう?いまも
 
   どうですか?きみは
 
   見えますか?あの
      焼いた。あっ
    おなかのなかでわたしたちの
     昏ませ
   星。…星?
      あっ
    ささやきに耳をすましていたとき
     あっ。目が
   星た
 
   ち?…たっ。いまは
      ひかりが。あ
    愛。愛、と
     網膜は燃えた
   ええ。見えようのな
 
   星。…い、月
 
   かろうじて月だけは
      あっ
    そう、呼ばれていた
     つかんで。お願い、おまえは
   むこう、曇りあう
      あ
    名。…愛、愛
     わたしの手首を
   層のむこう、あざやかに
 
   だから、わたしたちに
      あ
    と。絶え間なく
     つかん
   光暈を、やや
 
   かすかな
 
   …まだ
 
   大気がふれないですむ途方もない
   遠くで
 
ええ。明日、…ら
 
らす。空が鉄粉の雨を降らす。…え
 
   ええ。明日
   ふらっ
 
   らす。空が鉄粉の
   あめを
   …め、を
 
ええ。明日、空があめを降らす。ほうら、ひたす
 
   ら
    溶ける。わたしは
   ら
    腐る。もう
   ら
 
   降らす。あめを
      好き?パパが
    溶ける。わたしは
     やさしい風に
   降らす。…ら
      ママは?あしたは
    腐る。もう
     風のなか、きみは
   ほうら、ひたすら
      どこへ行こうか?
    骨格さえもが
     ママの…ええ。腕のなか
   破滅的な
 
   な、破壊
   …この
 
   波紋。ひろがり
   ひろがっ
 
 
   波紋。わたしたちの
 
 
 
   の、まなざしたちは
   …え?
 
 
 
 
   目を、うばわ
 
 
 
 
 
   わっ
 
 
 
 
 
 
…と、わたしはまかせる。R******の手のひらが、あくまでも偶然にふれたわたしのくちびるに爪をたてるまま。あやうく、にぎりかけてはつからなくて、ついにはその気もなくほどかれてしまうたわむれ。100日と3日すこしのゆびさき。疑問。この、あまりにかぼそいゆびはどれだけこまかい骨でつくられているのだろう?つかみ、にぎる動作がまなざしに、ただひたすらあやうく感じられる。折れてしまわない?と、…なに?「なに?」妻。…ね、なにひとりでわらっ
 
 
幸福。わたしたちの
 
 
あまりにきれいなひしがたの口で、傷みのきれいに欠落した悲鳴じみた笑い声を…かわいく。立てはじめたかわいすぎるきみを
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは   ;contrapunctus
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ
    うつしておこう。ね?わたしたちは
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    絶望的なほどに、そう。精緻に
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   わたしたちは、ええ
      うつしておこう。…網膜に
    まざなしに。この
     朝を。この
   うつくしい
 
   だから
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ
   ほ
 
   ほ。…ほっ
   は
 
   わたしたちは、ええ
   うつ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ええ。明日、…ら
 
らす。空がダイヤモンド化した雨を降ら
 
   ええ。明日
   らっ
 
   らす。空がダイヤモンド化した
   あめを
 
   …め、を
 
   を
 
ええ、明日。空が。ほうら、ひたす
 
   ら
    叫ぶ。わたしは
   ら
    叫びさえ、もう
   ら
 
   降らす。あめを
      ねぇ、わたしたちは
    叫ぶ。わたしは
     やさしい風に
   降らす。…ら
      しあわせになるために
    叫びさえ、もう
     気をとられ、え?
   ほうら、ひたすら
      うまれて来たんだ
    聞くものはいな
     くちゃみしちゃったね?
   破壊的な
 
   な、…なに?
    な
   感情。…ええ、この
 
   激怒?
   …この
 
   の
 
   波紋。…あ
   ひろが
 
   あ
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは   ;canon
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ
    うつくしておこう。わたしたちは
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    圧倒的に正確に
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   ええ。わたしたちは…ええ!
      うつくしておこう。わた
    朝を。この
     た。…たしたちは
   うつくしい
   なんてこと!
 
   のだ。…だから
      は。…はっ
    ほうら、微光。この
     朝を。この
   だか
 
   か。…らっ
 
   ら。うつくしくしておこう。わたしたちは
      ほ。…ほっ
    朝は!うつくしい
     微光。ねぇ
   朝を。この
      うつくしくしておこう。わたし
    朝に、わたしたちを
     じょうずに、あなたは
   微光
 
   は。…はっ
      この完璧な朝に
    うつくしておこう。わたしたちは
     ほほ笑みをうかべ
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    理不尽なまでにあざやかに
     ね、うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   …たしたちは、ええ
      うつくしておこう。わた
    朝を。この
     わたしたちは!
   うつくしい
 
   いん…
 
   のだ。…だ
      は。…はっ
    あきらかな、微光。この
     朝を。この
   だか
 
   らっ
 
   赤裸々に
      わたしたちはまばたく
    綺羅めき。これら
     朝に、せめても
   わたしたちはここちよい
      やすみなく、しかも
    朝の。赤裸々な
     うつくしく、と
   ひかりに
 
   無防備に
    うつくしさ。これら
     くしくしてしま
   わたしたちはすがすがしい
    朝の。無防備で
     ま。おう、と
   息吹きを
 
   吐く。はっ
    ためらいのない
     なぜ?この
   吸い、あっ
 
   は。はっ
      やめて!…や
    うつく
     せつなさ。ねぇ
   はっ
      微細な情熱
    …く
     なぜ?この
   は。はっ
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは
      ほ。…ほっ
    ええ。わたしたちは
     いたましさ?だから
   朝を。この
      うつくしくしておこう。わたし
    朝に、わたしたちを
     わたしたちの理不尽な
   微光
 
   は。…はっ
      うつくしいのだから。切実な事実として
    着飾らせもし
     幸福の絶頂に
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    かなしいくらいに鮮明に
     うつくしくしておこう。わたした
   は
 
   た。た。…ちは、え?
      うつくしておこう。わ!
    ほほ笑みを纏う。この
     わた
   うつくしい
 
   のだ。…だ。だか
      は。…はっ
    ほうら、微光。これら
     朝を。この
   だか
 
   か。らっ
 
   ら
 
   ら
 
   吐く。はっ
      うつく
    綺羅めき。これら
     うつくしい、朝
   息吹き。この
 
   くちびるは
    朝の。のどは
     あっ
   あたたかな
 
   は。はっ
    あたたまってゆく。ふと
   はっ
    こすれる。まつげが
   は。はっ
 
   吸う。あっ
      く、うつっ
    綺羅めき。これら
     絶叫?
   息吹き。この
 
   のどは
    朝に、肺。ええ、肺は
   あざやかな
 
   な
 
   なに?
   なんですか?
 
   あ。…
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは
      ほ。…ほっ
    新鮮な息吹きを、まるで
     …が、叫び?
   朝を。この
      うつくしくしておこう。わた
    ふきこまれたかのように!
     が、ひびいていたかにも感じられたまでの晴れきったこの
   微光
 
   は。…はっ
      この、ええ。完璧な朝に
    きよらかな感覚。え?
     空。あっ
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    絶望的なほどに、そう。精緻に
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   わた、ええ
      うつくしておこう。わたしたちは
    うつくしい?この
     わたしたちは!
   うつくしい
 
   いん
   しいん!
 
   ええ
 
   のだ。…だ
      は。…はっ
    朝は、きみにも。この
     朝を。このうつくしい
   だか
 
   らっ
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは
      うつ
    朝は!うつくしい
     朝は!微光
   朝を。この
      ほ。…ほっ
    朝に、わたしたちを
     朝に!微光。ねぇ
   微光
 
   は。…はっ
    微光
   ほ
 
   ほ。…ほっ
   は
 
   あっ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
構成;沙ゝsāsya

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