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;2024.04.- 偽-小説;虚構 mov. 02 -01



すべてひかりたちは海を
 …と、あなたは。これら
 果てもなくとめどもない波立ちを綺羅めかせるためだけに、と /未完成

 
 
警告;以下、暴力的な描写、グロテスクな表現、ネガティブな状況描写を含む。
;在原篁 arihara takamura - 沙ゝsāsya 2024.04.-
;偽名の私小説;虚構 mov. 02 //散文とフーガ、未完成
 
 
   波紋。ひろがり
   ひろがってゆく
   波紋。わたしたちの
 
   まなざしたちは
 
え?
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは   ;aria
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ   ;canon
    うつしておこう。ね?わたしたちは
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    圧倒的に正確に
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   わたしたちは、ええ
      うつしておこう。…網膜に
    まざなしに。この
     朝を。この
   うつくしい
 
   雨?
 
   きみは、…雨
 
   雨?
 
   雨に、あるいは
   うたれたとしても
   きみは
 
   ほほ笑むがいい
    うつくしい、ええ
   きみは、いつでも
    わたしたちの日々
   ほほ笑ましくあ
 
   あ
    きみにも、ええ
     見える?
   あ
    信じられないくらいに
     なに?その
   あ…る
 
   るべ
      すべてのひとが滅びても、きみは。きみだけは
    うつくしくあれ
     新鮮な網膜。いま
   べ。…なに?この
      しあわせであって
    きみのいる日々
     なに?その
   胸さわぎ
 
   雨に、…ええ。あるいは
   うたれたとしても
   きみは
 
   ほほ笑むがいい
      恐怖。きみが
    雨に、…ええ。あるいは
     なに?きみが
   きみはいつでも
      うしなわれてしまう、と。そんな
    うたれたとしても
     わらった。なぜ?
   ほほ笑ましくあるべき
 
   ちいさなゆびに
      感覚。…妄想?いいえ
    たとえばわたしがもう、もう、きみを
     雨に…ええ。あるいは
   わたしにもふれ
      赦さない。わたしはそれを
    まもれなくなったとしても
     うたれたとしても
   ちいさなゆびは
 
   おそれもなく、ただ
      雨に、…ええ。あるいは
    すこやかでいて。そして
     笑っていられる気が、ね?
   しっかりと、ふれる
      うたれたとしても
    お願い。ただたくましくあって
     ね?するんだ。わたしは
   すべてを、そう。ふれた
 
   雨に、あるいは
   うたれたとしても
   きみは
 
ええ。明日、空が鉛の雨を降らす。…え
 
   ええ。明日?
   らっ
 
   らす。空が鉛の
   あめを
   …め、を
 
ええ。明日空が。ほうら、ひたす
 
   ら
    傷む。わたしは
   ら
    傷い。もう
   ら
 
   降らす。あめを
      好き?運動
    傷む。わたしは
     やさしい風に
   降らす。…ら
      うごうごしたい?
    傷い。もう
     風のなか、きみは
   ほうら、ひたすら
      きみは、ね?とっても元気だから
    皮膚のすべてが
     わたしの…ええ。この腕のなか
   圧倒的な
 
   な、絶望
   …この
 
   波紋。ひろがり
   ひろがってゆく
   波紋。わたしたちの
 
   まなざしたちは
   …え?
 
   目を、うば
 
れ、…わ!てもいい?目を。この
 
 
うば
 
   わっ
      わ
 
も、いいん
 
   波紋。ひろがり
   ひろがってゆく
   波紋。わたした
 
 
 
 
 
 
 
 
いいんだよ、と。いき
 
 
 
       …めよ
   わたしたちは
 
   ささやく。ときに
   ささやかれた音声を
   聞き逃しながら
 
   ささやく。ときに
   ささやかれた音声に
 
   目をこらしながら
 
…んだよ、と。いきていても。…そう、ささや
 
 
 
 
 
      ………ら、ら?しめよ
   わたしたちは
 
   いま、事実として
   ほほ笑みをもらした
   いま、事実として
 
   ほほは、ゆがんだ。やわらかな
   笑みをやわらかに…ええ
 
   かたちづくって
 
…きていても。…そう、ささやかれた気がする。耳もと
 
 
 
     ……を。を、永遠に
   永遠たらしめよ
   わたしたちは
 
   ささやく。ときに
   ささやかれた音声を
   目に追いながら
 
   ささやく。ときに
   ささやかれた音声に、だから
 
   唐突な忘我
 
…んだよ、と。いきていても。…そう、ささやかれた気がする。耳もとで、だから切実で微弱であきらかなみみうちの、その不在のままの触感。くりかえし、なんども、たとえば、あからさまに晴れた朝になど。…きっかけは?うまれて3ヶ月を越えたR*****が、とりとめのない笑顔を見せて喃語のおしゃべりをはじめた瞬間をふとしたきっ
 
   残酷ないきものだ
   わたしたちは
   つねに
 
   かつ、ふいに
   …じゃない?
 
いきていていいんだよ、と。…そう、ささやかれた気が
   なぜ?わたしは
      に、すぎ…なに?わたしとは
する。耳もとで、だから
   いきられないのだろう?
      発語の、ただ
切実で微弱であきらかな
   他人のためだけに。つねに
      文法上の必然
みみうちの、しかも不在の
   不穏にわたしに
      に、すぎ…なに?わた
触感。くりかえし
   わたし自身を
      語の、ただ
なんども、たとえば
   注視させ、ときに
      無許可無防備な存在
あからさまに晴れた朝にな
   はからずも。ときに
      に、すぎ…なに?わ

   こころならずも
      わっ
ど。…なっ!きっかけは?うまれて3ヶ月を越えたR*****が、とりとめのない笑顔を見せて喃語のおしゃべりをはじめた瞬間を
   なんてすがすがしい
      いきるよ。おれは
         どうでもいいん
ふとした
   すがすがしいこの
      あなたのため。ただ
         だ
きっ
   世界。なん
      まもるため、あなたを
         だだっ。だっ
きっ
   なんてすばらしい
      の、すこやかさを
         どうでもいいん
…っかけにして。
 
 
日本で、空はやさしい。色彩。その。かなしさのある色彩。真夏、いかに晴れわたった日の昼にさえ、正午のただ数分以外には。かすみがかり、ややくすむかに見え、しかも澄む。冴える?いや。そう謂うには足りない。なにかが。なにが?あるいは強度とでも謂うべき…なに?
 
 
K*****。いまどきクラシックな名。妻。なぜだろう?あれほど身の回りにあふれかえっていた女たちのなからあえて地味な部類にはちがいない彼女を選んだ理由は。出自のせい?彼女の。…への、共鳴?まったく、わたしにはなんら共有され得る要素もないはずなのに。後悔したことはない。一瞬も。不思議に、もっとも心が引き裂かれていた時期にも。その癖、あふれかえる幸福を感じることもなかった。彼女の要請でひらいた
   必要?
      …じゃ、なくて
結婚式。教会での
   あこがれてる?意外に
      …じゃ、なくて
無神論者と軽度の
   じゃ、なんで?
      …けじめ
スピリチュアリストとの。あのときにも
   って、なに?
      …じゃ、なくて。でもなんか
かたわら、じぶんを見あげる一種の
   いいよ。おれは、おまえが
      …って。そんな感じの
昂揚の熱をさわがせるK*****の目に、わたしは鮮明な孤立を感じた。疑った。じぶんは冷たいのかと。冷酷?冷淡?または、単純にあるべき心的要素の欠落、機能不全を?と。
 
 
幸福。留保な
 
 
留保なき、幸福。…いわばふたりの不妊治療の原点回帰?かならずしも期待もなく、絶望感もなく…惰性?ふたたびのタイミング法で、しかし想定外にやどされた胎児がやっと外気を吸い込んだときの
   いきなさい。ほうら
幸福。留保なき
   ここがあなたの
幸福。トリソミーの
   いきる場所
いかなる兆しもなく、ただ2600グラムという低体重。あまりにも華奢すぎるという以外のなんの翳りのない新生児を、その
   いきなさい。ほうら
      陽光。ななめに
みどり色の
   ここがあなたの
      やさしい温度
熟成された排便を
   あるべき場所
      泣いていい?いま
匂ったときに、
   わたしたちは唐突に
      無意味に
         いきなさい。ほうら
幸福。あの、いまに至るまでにもその
   ほほ笑む
      陽光。ななめに
         ここがあなたの
持続をやめない
   わたしたちは赤裸々に
      やさしい温度
         いきる場所
幸福。かなしいくらいの。疑わしいくらいの。いたたまれないま
 
 
事実として、もしも21トリソミーだったとして、わたしたちは≪いのちの選択≫などしなかったに違いない。ダウン症とは、もしもその発現に深刻な心臓疾患等がなければ、単にかわいいちんちくりんというにすぎない。なぜ、愛さずにいられるのか。胎動。細胞たちの、生きる意志の有無以前の、生きて在ることの有無を言わせないすさまじい放熱。やわらかな体温。なんという熱気の素直さだろう。と、ささやかで鮮明な錯覚。わたしたち老いさらばえたものたちのひややかな平熱は、あるいはエントロピーの発現にすぎないにちがいない、と。新生児の基礎体温の高さは、単なる放熱処理の未熟の問題にすぎないと知りながらも。錯覚。生まれたばかりの熱い宇宙をふれているかの。
 
 
…もちろん≪いのちの選択≫を選択したひとびとを批判する義務も権利もわたしにはない。他人には、いっさい存在し得ない。すべての事象に発現する権利と必然がすべての個人にあるなど、ネット時代にありふれた日常的狂気にすぎな…と、同時に、祈り。うまれてくるこの固有のいのちに、いかなる障害もあってほしくないという願い。切実な希求。うけいれられない。障害など、わずかなそれも、このいのちに。ただこのいのちの幸福のためだけに…と。容赦ない、奇妙なこの矛盾。
 
 
 
 
 
 
   ええ、わたしたちの
   微笑を。永遠に
   永遠たらしめよ
   わたしたちは
 
いい…んだよ、と。いきていても。…そう、ささやかれた気がする。耳もとで、だから切実で微弱であきらかなみみうちの、その不在のままの触感。くりかえし、なんども、たとえば、あから
 
ら。微細な、いらだちのようなこの
 
…の
 
 
役にたたない。乳首は、もとから片方しか。奇妙だった。アイロンで破壊されたみぎの乳房は、けっして張ろうとはしない。じぶんの無力を
   どうすればいいんだろ?
      笑み。ほほに
         なに?
熟知しているかに。片方からだけの
   こっちのおっぱいに、ね?
      だから?ほほ笑みという
         みぎの?
授乳。自己責任などかぶりようのないK*****はなぜか
   ミルク、さ。こっち、たまったら
      あの言葉は
         相談する?医者に
執拗に、自分を
   なんて?…ね
      笑み。ほほに
         こっち、だから事故で
責めた。しかも、
   なんて、相談する?それ
      ほほ笑みはつねに
         って?とか、なに?
無言で。いたたまれない
   不可能じゃない?
      ほほに、かなしいまでの
         火傷しちゃって、とか?
気配として。…いや。ただいちどだけ耳打ちした。わたしに、その救いのない呵責を。理解した。わたしは。なにを理解し得るというわけでもなく。以後、呵責の瞬間は鮮明さを増した。わたしの視野には。彼女。妻。いま、微笑のまま呵責の情熱に焼かれている、と。
 
 
 
 
 
 
   ええ、わたしたちの
   微笑を。永遠に
   永遠たらしめよ
   わたしたちは
 
いい…ん
 
ん?
 
だよ、と。いきていても。…そう、ささやかれた気がする。耳もとで、だから切実で微弱であきらかなみみうちの…え?
 
 
恐怖。
 
 
…に、恐怖に、あやうくちかづく
   ええ、わたしたちの
不安。ないし、いつか絶望の相貌をもちはじめる
   微笑を。永遠に
      ええ、わたしたちの
不安。妊娠期、…の
   永遠たらしめよ
      微笑を。永遠に
         ええ、わたしたちの
不安。出産の日、…の
   わたしたちは
      永遠たらしめよ
         微笑を。永遠に
            ええ、わた
不安。育児。これら、さまざまな日々で留保なく赤裸々なよろこびにつつまれたことは、あった?どのくらい?総計で、たぶんほんの数分しか。みじかい一瞬の、無理やりの足し算合計。NT数値への、つわりがおさまった時期のエコーのたびの心拍の維持への、唐突な、排尿時にあやうく声をたてそうになる下着のよごれへの。ふるい、それは茶色い血だった。傷みのない、しかし出血したという事実。K*****とわたしとは2度経験した。最初の出血。背後からしのびよられ、…ね。「なに?」だめかも。不穏な奇妙な熱気のあるまなざし。妻の。見る。「だめ、って?」だめだよ。…もう「なに?なに言ってん」血が、と。ふたりでトイレに慎重にかけこみ、水洗便器上に脱ぎすてられていた下着を見た。「やめて」と、それをゆびにつかみとろうとした瞬間「だめ。やめて」
「え?」
「だめ。さわっちゃ」
「なんで?」
「…穢い」茶色い生地の下着を手に取り、血のいかにも穢い色彩を見た。匂いをは、あえて嗅がなかった。2度目はあわてなかった。最初が、なんの問題もなかったから。そして調べまくっていたから。安堵した。血の色彩。そのいかにも古び、劣化した穢さに。危険度の高い鮮血ではないのだ。やがて、不安。R*****がうまれてから、抱きかかえるたびにのけぞらされる頸への。…脳性麻痺?検索されるネットに、おびただしくひろがるネガティブな情報の群れ。こんなにも、視界はただこのましく、うつくしく、うるわしく、いじらしくしかもいとおしいものの息吹きに充たされているというのに。
 
 
 
 
 
 
   ええ、わたしたちの
   微笑を。永遠に
   永遠たらしめよ
   わたしたちは
 
いい…ん
 
ん?
 
 
ふれるたびに、だきあげ腕と胸にくっつけるたびに、背後、ふとした気配が感じられたたびに気づく。…幸福の幸福としての幸福な赤裸々。
 
 
気づく。ふれるたびに、だきあげ腕と胸にくっつけるたびに、たぶん暑がりなベイビーの基礎体温の高温度。放熱のなまなましさに、てぶくろをはずしていた瞬間…あまりにちいさな生後11日。じぶんでじぶんに爪を立ててしまったR*****は頬に長いひっかき傷をつけた。血?にじむともいえないほそいちいさな赤らみ。はじめての傷痕。最初に気づいたのはK*****だった。微音の悲鳴。と、そしてめずらしく迅速な挙動。抱きかかえ、…見て。と、「傷」
「傷?」
「…傷」
わたしたちはささやきあう。敏感なR*****はすぐに目をさましてしまうから。「傷?」
「…傷」
きるべきだった。爪を。まだ、いちども。爪きりなら買ってあった。後手にまわってしまった。3日にいちどくらいは、すくなくとも。新陳代謝も成長もはやい。…なぜ?切ろうとしなかったのか。わたしも、K*****も。ただ、恐いから。傷をつけてしまう可能性。指先から流れ出す血の、ふとした妄想のなまなましさ。悔しまれた。わたしに、もう父母がいないあたりまえの事実も。K*****に、いるはずのない事実も。14歳の、彼女のあるいは過失。絞殺。刺殺。ぶちまけられた灯油。混乱した少女が、そこに見た風景。…どんな?そして規範的な収容者。保護監察期間中の結婚。架空の父母たる彼等も式に参加してくれた。架空が架空である以上、監察の必要がないと判断された優等生にはもう、いかなる父母役もない。経験者の不在。刃物を持とうしないK*****のかわりに爪きりをもって…りんごの皮むきさえしようとしないのだから。わたしは深呼吸した。爪切りを手に、ひそかに。K*****に、気づかれないように。「だいじょうぶ?」
「できるよ」
「やったことある?」
「ないよ」…と、ふとふたりにこぼれた笑い声。「あるわけ、なくない?」わたしの、圧倒的ハイクオリティをもってつくられた笑み。
 
   残酷ないきものだ
   わたしたちは
   つねに
 
   かつ、ふいに
   …じゃない?
 
   この、幸福の赤裸々な実在のさなかに
 
   うつくしくしておこう。わたしたちは   ;contrapunctus
   朝を。この
   微光
 
   は。…はっ
    うつしておこう。ね?わたしたちは
   ほ
 
   ほ。…ほっ
    理不尽なまでにあざやかに
     うつくしくしておこう。わたしたちは
   は
 
   わたしたちは、ええ
      うつしておこう。…網膜に
    まざなしに。この
     朝を。この
   うつくしい
 
   感じられる?この
   あたたかさ。あっ
 
   陽光。窓越しに
      感じられる?この
    ください。…な
     必要?あげる
   ひかりよ
      あたたかさ。あっ
    な、おまえの
     ほしいなら、ぜんぶ。わたしの
   ひかりよ。わたしたちを
 
   照らせ。わたしたちを
      きみはふと
    息吹き。かわいらしすぎる
     血。内臓
   あたため、そして
      …と。信じられない顔をした
    げっぷとおならも
     骨髄も、なにも
   感じら
 
   ら
 
   …じ、ら
    ください。…な
   られる?
 
   ね?きみは
      感じられる?この
    ください。…な
     必要?あげる
   敏感だから。すごく
      あたたかさ。あっ
    な、おまえの
     ほしいなら、ぜんぶ。わたしの
   頭がいいから
 
   豊かだから。きみは
      きみはふと
    わらい声。とつぜんで
     いのちなどすべて
   感性が。これら
      おどろした顔をし、いまも
    遠慮のなにもない
     滅びたにひとしい
   陽光は、いまも
 
   いまこそ?
      新鮮なままだ
    あけすけな。その
     きみのためにだけに
   あしたも
      きみに、世界は完璧に
    かわいらしすぎる
     ね?いきているから
   ええ。…あた
 
   ん?
 
   あたたかなのだ
 
ええ。明日、…ら
 
らす。空が煮立った雨を降らす。…え
 
   ええ。明日
   ふらっ
 
   らす。空が煮立った
   あめを
   …め、を
 
ええ。明日、空があめを降らす。ほうら、ひたす
 
   ら
    匂う。わたしは
   ら
    くさい。もう
   ら
 
   降らす。あめを
      匂い。この
    匂う。わたしは
     やさしい風に
   降らす。…ら
      あまりにいとおしい、この
    くさい。もう
     気をとられ、え?
   ほうら、ひたすら
      匂い。おさない口もとの
    体毛さえもが
     わらってくれるの?
   絶望的な
 
   な、破滅
   …この
 
   波紋。ひろがり
   ひろがってゆく
   波紋。わたしたちの
 
   まなざしたちは
   …え?
 
   目を、うばわ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   わ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   わ

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