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「自分の取扱説明書」があると働きやすくなる。SFコーチングを受けてわかったこと

ものすごく安定思考だと思っているのに、チャレンジする場にいる。

柔軟性があると思っているのに、ガンコだと言われることがある。

相手によって行動を変えている?自分の違う面が出ている?「どうも自分は自分ことをまるでわかっていないのではないか」という疑念があったんですね。

それがコルク入社後に、自分がどういう人間か、見直す機会をもらいました。ストレングスファインダーを受けて、さらにコーチング資格を持った方に分析してもらい、1時間じっくり話をしました。

で、コーチングの終わりにめちゃくちゃ興奮してしまって、これまでの自分の行動が理解できたような気がしたんですね。

そりゃチャレンジしてしまうか…
そりゃガンコだと思われるか…

という感覚を持ったんです。

そして自分を知ることは、「働き方・生き方」を考えるうえで、大きなプラスになるなと。

「自分の取扱説明書」を手に入れた感覚になりました。自分がなぜその判断をするのか、なぜその状況でストレスを受けるのか、把握できるようになってきたんですね。

具体的にどのようなストレングスファインダーの結果で、どのような分析内容だったのかをまとめてみます。

ストレングスファインダーとは?

そもそもストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が開発した才能診断ツールです。

※アメリカでは「クリフトンストレングス」に名称が変更になっていますが、馴染みがある「ストレングスファインダー」で統一します。

ストレングスファインダーは、177の質問に答えていくと、どのような資質(強み)があるか、把握できるんですね。公式サイトによると、以下のことが可能になるわけです。

  • 自分が本来得意とすることを発見する

  • 自分の最も優れた才能を強みにする方法を学ぶ

  • 個別化された結果とレポートを使用して、潜在能力を最大限発揮する

ギャラップ社の調査によると、強みを活かすことが最高の機会を得ることにつながるとわかっています。そのために、自分がどんな資質を持っているかを把握しないといけない。

自然にできることが、他人から見たら「すごい!」と言われることがありますが、まさにそれだなと思います。あまりにも自然にできるから、自分自身ではその才能に気づきにくい。

ストレングスファインダーは、34の資質に分かれていて、有料のオンライン診断によって、すべての順位が把握できます(書籍『さあ、才能に目覚めよう』にはコードがついていて、上位の資質だけ知りたい方はそちらがおすすめです)。

34の資質はこちら。

資質は「実⾏⼒の資質(紫)」「影響⼒の資質(オレンジ)」「⼈間関係構築⼒の資質(青)」「戦略的思考⼒の資質(緑)」といった4つのグループに分けられる

つまりたくさんの質問に答えることによって、回答者の無意識をあぶり出していく。そこから「才能」「強み」を見出していくというわけです。

ストレングスファインダー診断をやってみた

ストレングスファインダーを受けてみた結果、自分の順位はこちらです!

上位5位まで、どんな資質なのかを見ていきます。

  • 1位 収集心…収集し保管するニーズがある。その対象には、情報、アイデア、芸術品だけでなく、人間関係も含まれる場合がある。

  • 2位 最上思考…個人やグループの改善を促す方法として長所に着目する。優れたものを最高レベルのものに変えようとする。

  • 3位 ポジティブ…人から人へと伝播する熱意を持っている。

  • 4位 学習欲…学習意欲が高く、常に向上することに駆り立てられる。

  • 5位 達成欲…働き者で、スタミナもある。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得る。

だいぶ前に受けたことがあるのですが、前よりも「最上思考」や「達成欲」が上位にきました(大好きな「着想」がランク外になってしまったのはショックすぎる…)。

さて、ここから何がわかるのか?

カウンセリングを受けてわかったこと

34の資質の順位をすべて把握してから、SFコーチングの資格を持っている方と、1時間みっちり話をしました。

事前に、読み込みシートも作ってもらったのがこちら。

自分のことが丸裸になった感覚…!ちょっと別人にも思えるから不思議です。

コーチングでは、どんな資質の組み合わせがあって、強みが発揮されるのかを整理してもらいました。

ストレングスファインダーは組み合わせで見てみることも重要なんですね。「収集心✕戦略性✕アレンジ」なら、情報収集しながら状況把握して柔軟に判断できる可能性が高いというわけです。

「自分の取扱説明書」をメモしてみた

コーチング直後に、「自分の取扱説明書」としてまとめたメモがこちらです。

  • 飽くなき探究心がある:知見をたくわえてアップデートするの好き。

  • アレンジして達成する:結果から目をそらさずに「効果を高める」「手際よくやるには?」を進める。

  • 周りを置きざりにしがち:思考した結果でアウトプットするけど、周りが理解できないが起こる。自分で報告するようにするか、周りからヒアリングしてもらえる仕組みを作ったほうがよい?

  • 運命思考を持っている:適応性がある、次の一手に転じることができる

  • 新しい発見を求めてしまう:休憩するより新たな学び・刺激を求める。できるかどうか成果出るかで選ばない。プロセスに興味を持てる。

  • 思考体力がある:頭のなかで内省できる。決断できないにもなりそうだから注意も必要そう。

  • ストレスがある状況は?:情報が不足しているとき。組み立てたいのにできないとぐるぐる思考が回るらしい。

チャレンジ気質だとは思っていなかったのですが、新たな学びに惹かれてしまうことはあって、それが刺激を求めることにつながっているのかもしれません。

ガンコの理由は、自分の頭のなかだけで考えてるから。そういえば、ぐるぐる考えてしまう傾向はあって、決まったら行動は早いと思うのですが、プロセス開示してないこと多いかも…。これだ、周りからガンコだと思われるのは。自分としては考えた結果として行動してるのに、周りからはいきなり勝手に決めたと見られてしまうわけですね。

ストレングスファインダーをチームで活用する

このストレングスファインダー、コルクではチームでも活用しています。メンバー間で、上位10位と下位10位を把握しているんですね。

これがまたおもしろくて、メンバーの「そうだよねぇ」と納得できるところや、意外なところが見えてくる。「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」、どの要素が多いのかも、わかりやすく違いが出ます。

そしてチームメンバー同士、どう見えているのか、ストレングスファインダーをもとに話し合っていく。他者から自分がどう見えているかを把握することにつながって、それぞれの「自分の取扱説明書」を交換している感覚になりました。

これは、強みと弱みを補完しあえる関係を作りやすくなるだろうなと思えています。

自己理解はなかなかむずかしい

とはいえ、これだけで自己理解が完全にできたとも思っていません。

  • なぜその選択をしたのか?

  • なぜその仕事を自然と進められたのか?

  • なぜその感情になったのか?

  • なぜストレスを感じたのか?

といったことをストレングスファインダーの結果と照らし合わせて、定期的に振り返ってみることが大切なんだろうなと。そうすることで、どんな環境なら自分の強みを発揮しやすいのか、把握できるようになる

いま自分がやっている仕事でモヤモヤしてるなら、全体像を把握できていないからかもしれない。学習するのがまったくストレスなくできるのは、収集心と学習欲が高いからなんだろう。

こんなふうに俯瞰してみると、なにが欠けているのか・なにが満ち足りているのかが見えてきます。それは、働きやすさ・生きやすさにもつながるわけです。

自分ってどんな人なのか?これからも向き合う時間を作っていこうと思います。

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