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カスタムIEM (オーダーメイドイヤホン) 作りました!

こんちには、こんばんは。
LEEVELLESというバンドでBa.担当の宮地です。
ノイズキャンセリングイヤホンヘビーユーザーです。
装着時の深海にいるような感覚、好きです。

ライブで使うイヤホンもちょうどいいくらいでノイキャンできたら...しかしそういうわけにもいかない...

ということで遮音性が高いと噂のカスタムIEM(自分専用イヤホン)を作りました!
すごいぞ!かっこいいぞ!オーダーメイドってテンションあがる!

今回は私のカスタムIEM紹介記事です。どうぞ。

1.カスタムIEMとは

IEM(イン・イヤー・モニター)という、ミュージシャンや音響の人が使うイヤホンがあります。
ステージでは常に大音量にさらされるため、聴覚保護と正確なモニタリングのために、普通のイヤホンよりも遮音性が高いのが特徴です。
そのなかでもカスタムIEMという、使用者の耳の形にカスタマイズされたオーダーメイドのイヤホンが存在します。

詳しくは知りたい方はこちら。

2.どうして作ったのか

ライブのステージには足元にモニタースピーカーが設置してあり、演奏者が演奏しやすいバランスで色々な音を返してもらっています。
ざっくり、背中のアンプからは自分の演奏している音、足元のスピーカーからは他のメンバーの楽器やボーカルの声が聞こえるイメージです。

LEEVELLESはVo.紘輔がイヤホンでモニタリングする、イヤモニのシステムを持っていたため、結成してかなり早い段階から足元のスピーカーではなくイヤホンで音を返してもらうようになりました。
当初は足元のスピーカーよりもイヤホンの方が欲しい音がクリアに聞こえる + 遮音のおかげで耳に入る音量を下げられるので「これで耳を守れる!」と喜んでいたのですが、実際やってみたらなんだかんだで音量を上げることになってしまいました。
あれ、結局耳に悪いのでは?と悩んでいたところ、音響の仕事をしている先輩からカスタムIEMを紹介してもらい、今回実際に作ってみました。

3.作るまでの道のり

専門のお店で耳の型をとります。歯医者さんで歯の型をとるのと同じイメージで、シリコンを耳に流し込みます。

e⭐︎イヤホン 秋葉原店にて

補聴器などの時と違い、歌う人専用の型の取り方があり、今回はその中でも"よく歌う人"用に取ってもらいました。

シリコンが耳に入ってる時は、めちゃくちゃ強いノイキャンのイヤホンつけてる時と感覚が似てました。不思議体験。

この緑のシリコンを業者さんに送ってこの形のイヤホンを作ってもらいます。

4.出来上がった完成品

大体1ヶ月くらいで仕上がったものが届きました。
ここから装着感の微調整をしてもらいます。
結構わがままを言ったので少し時間がかかり、最終的に3ヶ月くらいで今の形に。
オーダーメイドイヤホンの完成です!

外側のデザインもオーダーメイド! バンドのエンブレムがかわいいね

5.使用感

普通のイヤホンよりも音がいいし、遮音もしっかりしてくれてます。
密着感があり、骨伝導で響く自分の声がとても大きいです。
とはいえ、(歌う人用のためか)完全な遮音ではなく、ある程度外の音も聞こえます。
いいね!

噂によると耳の形は時と共に変わるらしく、大体1〜2年で新しいカスタムIEMを作るみたいです。
嘘だろ...これを毎年作るのか...すごい...

最後に

今回お世話になった業者様をご紹介します。
音響エンジニアさんが個人で製作されており、相場より気持ち値段がおやさしいです。親身に相談に乗ってくださるので、初めて作る方は是非!

AnchorSound - HP

カスタムイヤホン、憧れはあるもののハードルが高くてなかなか勇気が出ずにいましたが、作ってみてよかったです。
(そんな頻繁に作る物だとは思ってませんでしたが...)
次作るときはどんなデザインにしようかな。

お読みいただきありがとうございました!
カスタムIEM作ろうとしてる人の参考になれば幸いです。

photo by Takahiro Moriyama

宮地

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