風の谷のリーナ

こんにちは、ラウです。今日はリーアちゃんが図書館のおしごとのお手伝いに来てくれてるの。

１階の民宿575のラジオはね、別の次元の音楽まで流れてくるのよ。
さっき聞こえてきた歌がね、なんだか聞いてたらリーナちゃん♡って思っちゃったの。

なぜかしら。
私も知ってるお話の、映画の歌だったのよ。ここにも原作が半分までおいてあって。続き読みたいわ。

リーナちゃんには、う～ん、似てないけど。
え～っとそうね、なんだか世界の空気みたいなとこでね。


音楽って、映画では空気感でしょう。植物といろんな生きものと目に見えないもの達と、風や水気や匂いや、そんな全部の世界の感じね。

生命力。
生きてるってこんな感じでしょ、ほんとは。

私はもとニンゲンなんだけど、リーナちゃんってなんなのかしら。自分ではチョウチョとか言ってたけど。

リーアちゃんたちは微生物の妖精みたいな感じだし、ティーは宇宙人だか未来人だか何かなのよね。サトちゃんタロちゃんはイモ。

ヨローズさんおカネさんもビミョーにニンゲンだし、ブロッサムさんは万葉歌人の花咲かじいさんだそうよ。
リーナちゃんだけナゾだわ。

きっともっと大きな何かなのね。かたちのない。風の谷のお姫さまもね、化身、みたいな。
もひとつ思い出したわ。コスモゾーン。火の鳥さんね。

はい、なあに、リーアちゃん。
整理整頓終わったのね、ありがとう。
そしたらおやつにしましょうね。金色の花びらクッキーよ。豆茶もいれるわね。