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久しぶりに自分のnoteを見返した。 4年前の自分が青くて恥ずかしい。 自分の考えていることを公にするのは恥ずかしいと感じる性分だったけど、育休復帰後すぐに襲ったコロナ禍中で、とにかく「私はここにいるよ!」と叫びたかったのだと思う。 でもフェミニズムに関して公にすると、やっぱり怖いコメントも来て、めんどくさくなってしまった。 その後の私は、2歳の子を抱えながら、仕事も続けながら、通信で大学に学士編入しました。 そして現役進学時代とは違う分野の勉強をして、2回目の卒業論文を書

    • 7日間ブックカバーチャレンジ⑥ 『男子が10代のうちに考えておきたいこと』

      【7日間ブックカバーチャレンジ、6日目】 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールをコピー ---------------- さて今回はこちらです。 ⇨田中俊之『男子が10代のうちに考えておきたいこと』岩波ジュ

      • 女の友情について ー映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を観て

        今日はブックカバーチャレンジの更新でもしようかなぁと考えていたのに、Prime Videoで配信されているのを見つけて観てしまった。 そしてとても良かった………。 世代ではないけれど、90年代初めのJ-popが好きなことから観たいなぁ〜と思っていた映画でした。(妊娠後期だったため、2時間もじっと座り続けていられなそうだなぁと諦めましたが。) 舞台は女子校。 "女の友情"がとてもリアルに描かれていました。 世代の違う私でも共感でき、また別の世代を考えても納得できるものでし

        • 7日間ブックカバーチャレンジ⑤『仕事と家庭は両立できない?ー「女性が輝く社会」のウソとホント』

          【7日間ブックカバーチャレンジ、5日目】 ---------------- 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールをコピー) ---------------- なんやかやと忙しくしており、だいぶ時間が空きまし

        その後

        • 7日間ブックカバーチャレンジ⑥ 『男子が10代のうちに考えておきたいこと』

        • 女の友情について ー映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を観て

        • 7日間ブックカバーチャレンジ⑤『仕事と家庭は両立できない?ー「女性が輝く社会」のウソとホント』

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          7日間ブックカバーチャレンジ④『鍵』

          【7日間ブックカバーチャレンジ、4日目】 ---------------- 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールをコピー) ---------------- 今日ご紹介するのはこちら。 ⇨谷崎潤一郎『鍵』

          7日間ブックカバーチャレンジ④『鍵』

          "産んだ覚えのない長男"はいつ生まれたか?

          夫の在宅勤務が始まった。 彼は昼食と夕食のタイミングに合わせて、30分ずつの休憩を取っているけれど、子どもと一緒に食事を取るので (時間をずらして大人が食べていると、自分にもくれ!と大騒ぎになるので、揃って一気に済ませる必要があります。) 休憩といえどかなり慌ただしい。 それでも食後のお皿洗いは必ずやる夫。 私が取り掛かろうとする前に「俺が洗うから!」と先手を打ってくるほど。 少し休んだら良いのに…と、私やるよ?と返事をするも 「用意してもらったものを食べて、後片付けもせ

          "産んだ覚えのない長男"はいつ生まれたか?

          7日間ブックカバーチャレンジ③ 『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』

          【7日間ブックカバーチャレンジ、3日目】 ---------------- 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールをコピー) ---------------- 今回ご紹介するのはこちら。 ⇨田中俊之『男

          7日間ブックカバーチャレンジ③ 『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』

          7日間ブックカバーチャレンジ② 『明日吹く風のために…』

          【7日間ブックカバーチャレンジ、2日目】 ---------------- 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールをコピー) ---------------- 2冊目にご紹介するのはこちら。 ⇨天海祐希『明

          7日間ブックカバーチャレンジ② 『明日吹く風のために…』

          7日間ブックカバーチャレンジ① 『女ぎらい –ニッポンのミソジニー』

          【7日間ブックカバーチャレンジ、1日目】 Facebookにて回ってきたバトンですが、せっかくなのでこちらにも投稿することにしました。 ---------------- 「7日間ブックカバーチャレンジ」とは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下の通り。 ①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。(参加の際は上記のルールを

          7日間ブックカバーチャレンジ① 『女ぎらい –ニッポンのミソジニー』

          家事労働(4)ー生産性という尺度

          仕事、家事、育児の3種類の労働を夫婦でどのように負担するか? それがアンバランスになってしまうのは何故なのか?というテーマについて。 【パターン② 俺がカネを稼いでいる。(から、エライ)】 稀に耳にするこのパターンですが、案外口に出さないだけで、性別問わず多くの人の心に潜んでいる思考なのではないか?と予想しています。 たとえ妻や自分が育児休業中で、育児休業給付金を受け取っていたとしても「今自分で生み出しているカネではない。」「カネを生み出していない(“仕事”をしていない

          家事労働(4)ー生産性という尺度

          ''女性の方が楽"なのか? ー男女の隔たり

          このnoteを始めてから数日で、来たか!というご意見を頂き、それから他にも忙しくしていて、ちょっと思考停止気味でした。 (ご意見を頂くこと自体は大歓迎で、とても嬉しいことでした!) その間に、2件も立て続けにこんなニュースもあり、余計にタイトルの件について色んなことをぐるぐると考えていました。 さて。 今の日本社会では、女性の方が楽で、沢山の配慮を受けていて、甘やかされているのか…? いただいた意見について、私の"恩師"でもある夫に話をしたところ「そんなミソジニストは放

          ''女性の方が楽"なのか? ー男女の隔たり

          家事労働(3)-アンバランスは何処からくるか

          共に働き、家事も共担していたはずの関係がなぜ、そこに育児が加わることでそのバランスが崩れてしまうのか? 【パターン① 今は仕事をしていないから。】 これは女性が男性を家事労働の場から追いやってしまうことで始まっているかもしれない、ということを女性側がよく理解しておいた方が良いと思う。自分で自分を苦しめている場合が多いのだ。 女性が初めての育児休業に入りたての頃、妊娠の経過に特に問題がなければ、急に仕事が無くなり、時間が沢山できる。 身体はつらくとも、久しぶりに家でゆっくり

          家事労働(3)-アンバランスは何処からくるか

          にっちもさっちもいかない

          今までに溜めてきた知識を一度整理して、身近な人たちが抱える問題に照らし合わせて、どうしたら良いのか考えてゆこう…と思ってこのnoteを始めたけれど いざ書き始めてみると、やっぱり難しい…。 ということでちょっと頭を休めるために今日は更新お休みしようと思ったら(しかもママべったりモードで夜中にふと目を覚ましては私の姿を確認し、居ないと探しに来る息子が、今日は結構な頻度で確認してくるので身動きが取れず。) すごく関心のあるニュースを見つけ、結局更新。 "花總まり"といえば私

          にっちもさっちもいかない

          家事労働(2)-愛という名の罠

          (続き) では、商品化が可能であり、生活に必要不可欠である家事労働が、なぜ男性にとっての「仕事」と同等の扱いを受けることが出来ないのだろうか? 女性が家の中で行っている活動がどんなイデオロギー的装飾によって表現されているにせよ、女性は彼女がそれをやらないならば誰かによって代行されるほかないような「労働」をたしかに行っている。主婦はただ、それを「愛」の名の下に行っているのである。(上野千鶴子『家父長制と資本制 –マルクス主義フェミニズムの地平』P50 岩波書店、2009年)

          家事労働(2)-愛という名の罠

          家事労働(1)-家事労働とは

          「家事労働」という概念が成立し流布される以前には、「家事」は「労働」と見なされなかった。「家事と育児に追われる」専業主婦の女性は、たとえ「クタクタの毎日」を送っていても「三食ヒルネつきの身分」と揶揄される。「私だって、朝から晩までコマネズミみたいに働いているのよ」と異議申し立てをすれば、「キミのやっているようなことは、仕事のうちに入らないさ」と一蹴されるのがオチだった。「家事は仕事ではない」と言われれば、「そうなの」と引き下がらざるをえないのが、これまでの女性だった。(上野千

          家事労働(1)-家事労働とは

          参考文献

          フェミニズムに出会ってから、それについて理解を深めるために読んできた文献を、大体の読んだ順にまとめる。 (忘れているものもありそうなので、それらについては思い出し次第追加する。) それぞれの本の内容や、そこから得た知識についても順を追って整理しようと思う。 1)上野千鶴子『家父長制と資本制 –マルクス主義フェミニズムの地平』岩波書店、2009年 2)カール・ポランニー『経済の文明史』筑摩書房、2003年 3)上野千鶴子『女ぎらい –ニッポンのミソジニー』紀伊國屋書店、2

          参考文献