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北アイルランドでの美しい結婚式

1年半前に婚約した長男くんと美しい婚約者ちゃんがとうとう今月結婚しました。おめでとうおめでとう。

婚約は一昨年の12月で、予定では翌年夏に結婚するはずだったのだけど、
二人でお引越ししたり、色々と準備を整えてようやく今年の夏に決定になったんですね。
私も主人も2回も結婚しているのだけど、しっかりした結婚式をやったことがないので、どんなふうに計画立てるのかも全然よく分からず、
全部息子ちゃんと婚約者ちゃん、婚約者ちゃんご家族に任せっぱなしでした。どうやらイギリスでは女子家族の方が仕切ってやるそうなので、(らしい、、というだけ)ありがたくおんぶに抱っこちゃん状態でした。

新郎の長男くんが、事前に「ママ、日本式でやってほしいことってある?日本式でやりたいことがあるなら言ってね。」と言ってくれたのだけど、何も浮かばなかったんですね。本当だったら、亡き母の黒帯留めを着て出席したかったけど、母と私は身長の差が10センチ以上。さらに日本から送ってもらっても、着付けができん。(身長よりも、こっちの方でダメだったわ)笑

今後のために、、どなたかにお願い。。
「外国でできる日本式って何かあるかなー?誰か教えてください。」

と言うことで、唯一私が考えられるような「日本式」は何もできなかった。(笑)
普段から、「日本」を強調しているくせに、着物も着れない母で申し訳ないかったが、まあしょうがないよね。

さて、うちの家族のバタバタさ加減は、日常生活で証明済みだけど、
健康上の問題で動けない主人に代わり、この、、この、、オーガナイズが大の苦手で、飛行機の切符も適当な日にちの+時間の自分の旅行の時にしか買ったことない私が、ど根性入れて、日にちが決まっている+時間が決まっている+遅れては絶対にだめ+荷物の制限あり+空港アシスタント必要
の、結婚式場の北アイルランドまでの道のり計画をしたのも、ドキドキでしたわ。(お嫁ちゃんのご家族がした結婚式のオーガナイズに比べたらカスみたいなもんんだけど。。)でも、
末娘ちゃんのお友達も夏休み期間遊びに来ていたので、式2日前にヒースローにお友達を送って行ったそのついでに、私と末娘は先に北アイルランド入りのスケジュール。と言うことで、飛行機のチケットは行きは別々、でも帰りは家族みんなで合わせなければいけなかった。
それに、このところイギリスはなんでもストライキが続いている。電車の時間も遅れ放題だし電車が動かないだけでなく、急に欠航だってある。
まだまだ、難はあった。なんと、飛行場かバスで2時間半のところ。
バスは動いているのか?その手配もドキドキだった。
さらに、犬のお世話のお願い。
ウェールズのいつもお世話になっているお友達家族が、日本から帰ってきた二日後に(爆)犬を預けに行かせていただきましたわ。お友達家族に感謝。
それから、やっと、次男と長女、主人は無事北アイルランド入り。そしておフランスに勤務中の私の弟と合流し、みんなが北アイルランドに無事到着した時には、ほーーんとにホッとしましましたよ。
万歳万歳。

(ただし、、ベルファーストには飛行場がいっぱいあって、迎えにきてくれる息子に何回もどこの飛行場につくかを聞いてくれたのにも関わらず、私は自分が到着する飛行場を間違えていたと言うオチが。。皆さんも気をつけましょう。)


到着でゆっくりできました。お嫁ちゃんのお家の立派な牛さんたち
よくきたね。。と言っているのだろう。

さてさて、、式場から歩いて行けるところに素敵なコテージを取っておいてくれて、家族とウェールズ、イングランドから来たお友達はそこにとまったのだけど、懐かしいお友達たちに会えたのはもちろん、わざわざ遠いところから来てくれて、本当に感激しました。息子のことを4歳の頃から知っている息子のベストマンのお父さんお母さんも来てくださり、とても嬉しかったです。前日の夜もいい夜だった。。

そして、当日。
ブライドメイドの娘たちは朝6時に起きて出て行ったらしく、私が起きて部屋に起こしに行った時にはもうもぬけの殻でびっくりしました。
いつも寝坊のくせにやればできるんじゃん 笑 
でもブライドメイドとベストマンって意外と大変なのですね。前日から教会で本番の練習。舞台顔負けだよ。
ロイヤルウエディングも大変だったんだなーと今更ながらに思いました。
この歳になっても知らないことっていっぱいあるのですね。

あとは洋服を着て出かけるのみ!と、全て万事オッケーと思っていたところが、、私が買ったばかりの洋服を着ると、なんだか音がする。。
そう。。盗難防止用の磁石?みたいなやつがついているではないか!
私は結婚式での洋服を買った後に、満足げに吊るしていただけで、買って帰ってから家で一回も着てみなかったので、当日まで気が付かなかったのですわ。
イギリスでは、あるある?
昔、私の友達の結婚式のドレス(その時は洋服だった)にもついていて、花嫁さんが泣きそうに困ったことがあったけど、まさか私もこの洗礼を受けるとは!!
もう仕方がないから、そのまま着ることにして、よっしゃーと思ったところに、なんと、主人が糖尿病のインシュリンの注射を忘れたと。
なんじゃこりゃ。
仕切ってくれている、ベストマンの親友くんに言ったら、
すぐに薬屋さんに電話して、代えを購入できるようにアレンジしてくれた。
なんていいやつなんだ。と、式の朝からドタバタドタバタ。

ところで、、そう。。
今回の結婚式でのスーパースターは
ベストマンの親友くんだ!
そして、お嫁ちゃんのチーフブライドメイドの親友ちゃんだ。
本当に献身的に、全て何から何までオーガナイズしてくれました。
本当に本当に感謝です。
素晴らしい、親友ちゃんたちのおかげで、、さらに
お嫁ちゃんのご家族のおかげで、
私は、北アイルランドについたら、
なーーんにも考えず、ゆっくりすることができました。
親友ちゃんたち、本当にどうもありがとう。
そして、遠いところから結婚式に来てくれた長男くんの
友人たちにも感謝です。

と言うことで、ベントマン、ブライドメイドって、教会での結婚式に
ただ単に一緒に教会に入ったり、指輪を渡したりするだけじゃなくて、
新郎新婦が結婚式のために色々と心を尽くして疲れ切ってしまわないように、その代わりにすんごーーく心を尽くしてマネージャーのように新郎新婦をサポートするんだって、初めて知りました。(初めてかよっって思わないでね。だってこんなこと初めてなんだもん)

そして、式が終わってからの、新婦のお父さん、チーフブライドメイド二人、ベストマン二人のスピーチが本当に良かった。ベストマンの一人次男くんは一週間くらい前からずーーっと何を言おうか考えていて、書くたびに「これはどうだ?」と私やみんなに、だめ押しされ(それは下品すぎる。とか式に合わないとか。。爆)書き上げたスピーチだったのだけど、ねりになった原稿だけあって、みんなを笑わせ、リラックスさせるスピーチでとても良かったです。WELL DONE BOY
最後に新郎の長男くんがお礼のスピーチをしたのだけど、これもとても温かいスピーチでオカンは涙を濡らしました。

新郎の息子くんが最後のスピーチで、
「結婚式の準備は大変だって聞くけど、素晴らしい義理の両親がいたら、
準備って全然大変じゃなくって、すごくリラックスして楽しいものだってわかりました。僕は本当にラッキーです。」と言っていたけど、
本当だわ。よく言った息子!
お嫁ちゃんの素晴らしいご家族に温かく迎えられて、本当に幸せ者だよ。
お嫁ちゃんのご家族の皆様、本当にありがとうございました。

昔からしたら、長男は(というかうちの子供達みんな)
私が歳をとってから産んだ子供なので、こういう日がこんなに早く来るとは思ってもいなかったのだけど、こんな嬉しい思いをさせていただき、本当にありがたかったです。親孝行って色々な形であると思うのだけど、長男くんは親孝行してくれたわ。ありがたやありがたや。おかんにこんなに嬉しい思いをさせてくれて、本当にありがとう。
彼らの年齢を言うと、みんな「へーー早いんだね」と言うけれど、
うちの長男くんは自立して働き始めてもう5年ちょっと。
お付き合いしてから4、5年。
お嫁ちゃんもとってもしっかりしているし、二人を見ていると
私はあまり早いと思わないんですよね。
あと、遅く結婚した私から言えることだと思うんだけど、
そして、人にもよると思うけど
遅ければいいって言うものでもないと言えるんですわ。

末長くお幸せに。長男くんと美しいお嫁ちゃん。

PS.初めて北アイルランドに行ったのだけど、
めっちゃ素敵なところでした。
空港に着いて、バス停で、カフェで、めっちゃフレンドリーでいい感じでした。また行きたい。
アイ (Yes)

PS2.イギリスの結婚式というと、帽子を被らなきゃいけないみたいな感じだったのだけど、お嫁ちゃんのお母さんが「私は帽子なんて被りたくないわ。そこまでしなくていいわよねー。カジュアルに行きましょう!」と言ってくださったので、本気でありがたかった。私は毛糸の帽子や自分の帽子は大好きだけど、ああいう結婚式の帽子は絶対に似合わないので、助かりました。
アイ (Yes)

PS3.最近お酒が飲めない私なので、飲まなかったのだけど、やはり最後の最後にギネスをちょっと飲ませていただきました。まじ美味しかった。
また行くぞ!北アイルランド!そして今度はアイルランドにも行くぞ!
アイ (Yes)






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