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婚約パーテイーの日

人生生きていれば初めてのことだらけなのだけど、またまた楽しい体験をさせていただきました。

ということで、去年の12月に息子ちゃんの婚約パーティーという体験をさせていただきましたのお話です。
その前に、今までしてきた
イギリスあるある初体験パーテイーを書いてみます。

パーテイー①誕生会
イギリスでの子育てで、まずびっくらしたのが、
「誕生日会」でした。
大きな会場やパブを借りて、さらに手品しやDJを呼んでの大きなパーテイーや、プールを借りてのプールパーテイー、遊び場みたいなのを貸し切って思う存分にその中のジャングルジムや大きな滑り台で遊ぶパーテイーやスケート場を借りてのパーテイーや、とにかく盛りだくさんなのだけど、
子供達の一回一回の誕生日にすごいお金を費やす。
うちは、そんなことができるはずもなく毎年家でのパーティーで、どうすればいいか?と頭を悩まして毎回はああーという感じだったけど、どうやら慣れてきた頃には子供たちが成長して、勝手に仲良しのお友達だけ呼ぶスリープオーバーパーティー+映画に連れていく、、みたいなことになってホッとしたものだった。

パーティー②卒業パーティー(親は出席したりしなかったり)

次は、小学校を卒業するときのパーティーで、P TAの役員みたいな人たちがオーガナイズしてくれて助かったけど、これもすごかった。
なんと、小学校の卒業式に、リムジンに乗って会場に行っていたりしていた。

パーティー③プロム(親の出席はない)

その次はプロム。
どうやら昔はイギリスもなかったようで、これはアメリカの真似だそうだ。
中学卒業する時にみんな、男性はスーツ、女性は、これがまた凄くて、ハリウッド女優のようなメイクにイブニングドレスみたいなのを着てのパーティーだった。
うちは長男も次男も男だから、スーツと靴を買うだけで済んだけど、女性の場合はそれだけじゃ済まない。
ドレス、ヘアセット、お化粧、爪、靴、かばん、。。。
長女の時には、はああーどうしようと思っていたのだけど、
なんと!!最後までお気に入りのドレスが決まらず、(というか私もまだ買わなくてもいいじゃんといっていたので)うだうだしていたら、
なんと!コロナでプロムはおじゃんに!
娘はニコニコしながら、
「うふふ。私だけ買っていなかったの。。でもラッキーだったわ。」と。

プロムのドレスは一回きたら今度いつ着るの??というくらいのものなので
(もちろん、そういうドレスを着る人ばかりではないけど)
ちょっと得した気分に。
「私だけまだ買っていない。。」と寂しそうだったのに一発逆転した感じ。(爆)


パーティー④息子のRAF訓練の卒業式

その次は、息子が就職したRAFの訓練学校の卒業式だった。
このパーティーの料理は、今まで馬鹿にしていたイギリス料理というか
今までのイギリスパーティー料理を一転させるほど美味しかった!
サンドイッチもポテトフライも他の食べ物も何もかもちょっと工夫があったんですよ。いっやーさすがだと思いました。
きちんとしているところはきちんと美味しいものが出てくるのだ。。と田舎者の私は思ったものでした。


さて、、やっと今回の婚約パーティーのお話です。

上記のパーティーはどちらかというと誕生日パーティー以外は他の方がオーガナイズしてくれているし、そこに行けばいいという感じだったので
なんていうことはなかったんですわ。
子供達の小さい頃の誕生日パーティーは、お友達の誕生日パーティーにに呼ばれていたことがあったので、「こんな感じでするのだ」と要領が掴めていたような気がする。
でも、今回の婚約パーティーはどういったものかあまり理解ができていなくて、困ったんですね。
とは言っても、オーガナイズしたのは息子と婚約者の可愛いCちゃんだったので私は何もしなくてよかったのだけど、
息子に「マミー、ちゃんとしたドレスで来てくれよ」と言われ、
まず第一段階で何を着たらいいのか困ってしまった。
(結局普通だけど小綺麗なズボンとセーターにした。)
さらに、主人はその前の日まで入院していて、
無理矢理根性で病院からでてきたのだけど、(爆)
まずこの時点でかなり私は精神的、体力的にフラフラだった。レストランの帰りにはここ最近ない!というくらいの霧で3メートル先が見えない!という真っ暗な山の中を運転して帰ってきたので
ひどく疲れ切っていた。
そして、退院したばかりの主人は
金曜日のお互いの家族の顔合わせお食事会には出席したけど、
翌日のパーティーは無理となり、
いつも会話を主人に任せている私としては、大ピンチだったのであった。

思っていた会場が変わったことを前日に思い出し、
(息子たちに聞いていたのだけど忘れていた。)
どんなところかもわからないし、ヤングスター(若い子たち)の
飲み会のどんちゃん騒ぎになるのか?
どうしようーーヒュルルるるーという感じだったんですね。


さて、パーティーの夕方

会場に着いたら、なんと、婚約者のCちゃんとお友達がした飾り付けが、
センス良く、可愛らしいパーティー会場になっていて
涙が出るほどびっくりしたのであった。

私の頭の中では、場末のPUBで誰かがカラオケを歌っているイメージだったんだよね。なぜか。

「ううう。ごめん。マミー何もしなくって。。。」と思いながら、
バーに行ったら、Cちゃんのお父さんが飲み物を買ってくれた。
(ラウンドと言って、五人いたら最初の一人が五人分ドリンクを買って、その後、次の人がみんなの分を買う。)
Cちゃんのお父様とお母様は本当に素敵な方達で、いい感じに自然に一緒にいてお話をしてくれたり、Cちゃんのお友達や従兄弟を紹介してくれて主人のように気の利いた英会話能力のない私にはありがたかった。


みんな彼女や彼がいる人はカップルで一緒に来ていて、
またそのみんなが仲良くなって凄くアットホームなパーテイーだった。
最後にはダンスダンスダンスで、みんなが丸くなって同じ踊りをしていたりするのを見て、
「へえー今の子達はクラブでこうやって遊んでいるんだな」
なんておもったのであった。
一緒に踊ろう!と手を引っ張られて少しおどったけど、
私はテクノとかトランスで、気の狂ったように踊るのが好きなので
すぐに飲みに戻ってしまった。
(もしかしたら親の私の方がいかれているかもしれない。)

途中で息子の4歳からの大親友の一声で乾杯し、Cちゃんのお母様が作ったとっても美味しい婚約ケーキの前で息子が挨拶をして、息子の弟のわたしの次男もヘンテコなダンスで笑わせてくれて、お互いの友達同士での恋も生まれたかもしれないような和やかな温かいパーテイーでしたわ。

そんなこんなで無事に婚約パーテイーはお開きに。

心がほっこり暖かくなるようなパーテイーでした。
息子もCちゃんもいい友達に恵まれて幸せだねーと思いましたわ。
みんな色々と手伝ってくれていたものね。
Cちゃんのご家族やお友達、従兄弟さんたちも北アイルランドからわざわざこの大変な時に来てくれて、本当にありがとうございました。


私といえば、少しだけ後悔が。。というか、これに学んで、
次の婚約パーテイーは日本のカレーを鍋いっぱいに作ろうと
決めたのであった。
なんと言っても最近のイギリスは
「カツカレー」が大人気で、「カツカレー」
(と言ってもカツがトンカツではなく
鶏肉の場合があるのにカツカレー、笑)

会場でも、一応スナックとしてサンドイッチとかキッシュとか用意してくれていたのだけど、やっぱりああいうパーティーフードよりも
おかんの味も少しだけ頑張って出すべきだった。。と反省。
ということで次は誰かな?と待ちきれない自分がいる。

おしまい

PS.実はパーテイーに出かける前に、肝心のメガネを折ってしまい、2年前に買った使い捨てのコンタクトレンズを急遽つけた夜でもありました。
あれから10日経った今も新しいめがねの到着を待っています。。。

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PS2。去年の12月にパーテイーが終わってすぐに書いた記事が下書き保存で残っていたのに、6ヶ月後の今頃気がついたので今頃投稿。爆


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