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「誰も教えてくれない考えるスキル」を読んで

どうも、こんにちはkenです!
私は、20代で公務員退職、GAFAの内定を辞退し、大手上場企業に就職することを決意した「ビジネス戦闘力」を高めているビジネスマンです。ビジネススキルやお金の知識、本の紹介を発信しています!

詳しくは↓をチェックしてください。
https://note.com/learning_animal/n/n0a2779dedc91

今回は、芝本秀徳さんが書かれた「誰も教えてくれない考えるスキル」を要約して行きます!

【本の概要】

この本は、株式会社プロセスデザインエージェント代表取締役社長である芝本秀徳さんがコンサル時代の経験を生かして書かれたビジネス書です。
ビジネスマンにとって必要であるけど、なかなか教えてもらえないスキル「考える・質問する・計画する・書く・問題回解決」のスキルの本質を書かれた5冊のシリーズものとなっており、今回はその5つのスキルの基礎となる「考えるスキル」を要約して行きます。
この本の1ページ目には、こう書かれています。


「”ちゃんと考えろ”と言われるけど、どう考えればいいかわからない」と言う方、「ロジカルシンキングの本を読んだけれど、どうも使えるようにならない」と言う方が、本書を読んでいただければ、どう考えればいいのか、もしくはどう練習していけばいいのが明確な形で理解いただけると思います。

ビジネスマン必見の1冊となっていますので、それでは早速行ってみましょう!!

【なぜ考えるスキルが必要?】

 「考えるスキルが欲しい」ビジネスマンの皆さんは、一度は思ったことあるのではないでしょうか。
上司から言われたことに「なんか違うんじゃないか」とは思うが、うまく言語化できず反論を構築できないまま受け入れたり、指示を出したりプレゼンの場で、最後に「で、なにがいいたいんですか?」というようなことを言われたり、ましてや家族に「何言いたいのかわかんない」と言われたり、ハーバード卒マッキンゼーでバリバリ活躍している天才ビジネスマンでない限り一度はこういう経験があるのではないでしょうか?

・クライアントや上司、同僚や部下と生産的な議論ができるようになりたい
・部下やメンバーに的確な指示を出して、動かすことができるようになりたい
・相手を動かすプレゼンができるようになりたい。

「考えるスキル」をなんで欲しくなるかと問われれば、人それぞれだと思いますが一つ言えるのは、人は実行力が思考力を超えることはない。つまり、人は、考えること以上の行動はできないと言うことです。

幼稚園児が資産形成目的で節税のために、経費で落とせそうな物品をサンタさんに頼むでしょうか?頼みませんよね。考えれないからそういう行動に移せないのです。それと同じです笑(?)

【ちゃんと考えるとは?】

本書では、ちゃんと考えることを次のように定義しています。

正しい(=機能する)プロセスを辿って目的にあった思考スキルを選択して掘り下げて考える


【ちゃんと考えられない人の特徴】

 考えられない人の特徴で代表的なのが次の通りです。

・計画を疎かにする人(エンジニアで言えば、設計するよりプログラム走らせた方が早いよねタイプ)
・決められたことを決められた通りにするのが得意な人
・見るものに飛びつく人、情報なんかを精査せずすぐ鵜呑みにしてしまう人

大きくまとめるとちゃんと考えられない人の特徴は、「抽象的な世界ではなくて具体的な世界に目を向けそれしか見ることができない人」です。例を挙げて、説明します。

あなたが、レストランを経営するとしましょう。
この時売り上げをあげるために、料理を早く出そうとか、笑顔で出迎えようとか、席の配置をこうしようとかは、QSC(Quality:品質 Service:接客Cleanliness:清潔さ)と言われる話で、目に見える世界です。

しかし、考えれる経営者は違います。どうしたらお客様の支持を得られるだろうか、お客様にどのような価値を提供すればよいだろうか、どうやったらライバル点に差をつけられるか。と言った、見えない世界を考えます。

つまり、目に見えるものだけを考える人は、考えられない人と言うことです。

【考えるのに必要な3つのスキルとは】

・なんとなくを言語化する力
・関係をつなぐ力
・構造化する力

本書では、5つのスキルが紹介されていますが、ここでは誰でも確実に必要な力という観点から3つに絞りました!

「なんとなくを言語化する力」

 文字通り、なんとなくを定義して言葉に出すことができる力ですね。なんとなく、もやぁーっと考えは頭にあるけど言葉として出てこない。これでは、考えていると言えません。考えると言うことは、言語化すると言うこと。技術進歩が激しい現代では、様々なビックワードが誕生し、さぞ当たり前のように使っている人がいますが、それを説明できる人は多くないはずです。
ためしに、読者であるあなたも試してみてください。いきますよ

「マネジメント」について言語化してみてください

できましたか?この時に、「マネジメントとは、管理のことだよ」と言ってしまう人がいるんですよね〜 これって、「ヒレカツって何ですか聞かれた時に料理だよ」って答えるのと同じようなことしてますからね笑
(まあ、読者の皆さんはそんなことないでしょうが)

ここで、マネジメントを「チームや部署、メンバーや部下が機能する(動きやすい)状況を作り出すこと」このレベルまで言語化できていたら、あなたは、なんとなくを言語化する力があるということです。

コツとしては、逆を考えるイメージです。「マネジメントされていない状態ってどういう状態」を書き出すと考えやすいと思います。そのマネジメントされていない状態の逆がマネジメントですから。
あとは、似た言葉との違いから定義する方法もあります。例えば、「支配」との違いってなんだろう。みたいな感じです!

「関係をつなぐ力」

ここで、大切なのは「関係とはロジック」ということです。
つまり、関係をつなぐように考えることが大切ということです。
AだからB、AだけれどB、AただしB
こういうようにある事象とある事象を繋いであげるように考えると言語化する時に相手に伝わりやすくなるとともに、自分の考えも整理されます。

「今言うこと、言ったこと」が「次にいうこと」、「相手の言ってること」と「自分が言うこと」、「この前まで言っていたこと」と「これから言うこと」が成立しているかどうか。これが大切です。

「構造化する力」

構造とは、関係と関係のつながりをいいます。現象と問題は違いますが、例えば「売り上げが下がっている」というのは現象でパッと目につくものです。そうした現象の奥にはたくさんの事実があり、事実と事実が関係性を持っています。
具体例を出しましょう。

よく遅刻する人がいて、「気が抜けてるもっと気を付けろ」と言われて気をつけようとして遅刻が治るでしょうか。目覚まし時計の数を増やしたとしてもあまり期待できません。遅刻をするには、遅刻をする構造があります。例えば、残業で帰ったら疲れて家のソファで寝てしまって朝起きられない、こうすると、仕事を効率よく終わらせられるような取り組みをするという解決策が生まれます。

事実が繋がって、構造になっているのです。この構造を見える化することが考える力には必要なのです。

以上の3つをまずは、第一歩として明日から行動に移してみてください!

【最後に】

会社の中の人間には「あれ」や「これ」で通じることが多いでしょう。でもそれは、バックグラウンドが同じだからできることです。ビジネスの世界では、自分の会社だけで成立するものはほとんどありません。必ず、取引相手もしくは、消費者がいて成立します。そのような人たちと議論する時に普段の会話レベルの思考のままだと議論が噛み合わず、取引が不成立になったりとあなたに不利益が降りかかってきます。
自分のためにも、そして上司や部下など自分の周りの人のためにも今日から「考えるスキル」を身につけて行きましょう。

設計が品質を超えることはない

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も誰も教えてくれないシリーズの他の4冊も紹介していこうと思うので、よかったらフォローのほどよろしくお願いします!!!!

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