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順風満帆な学生時代からの転機:インストラクショナルデザインで見つけた自分の道

こんにちは! リープのザリです。今回は、私が抱えていた不安およびその解決の道筋をベースに、「社会人としての学び方」についてお話させていただきたいと思います。

私は今年27歳になりますが、すでに2回転職経験があり、リープが3社目です。1社目も2社目も2年少しで退職しているのですが、転職するたびに感じていたことがあります。それは「大学まで乗ってきたレールが急になくなり、社会人としてどうキャリアを積んでいけばよいのだろう?」ということです。

◆順風満帆な学びの日々

私は小さい頃から勉強が好きでした。教科書に書いてあるとおりに取り組めば、理解できて、世界のことが少しわかったような気になることが面白かったのです。そして、勉強をしていればテストで良い点数を取ることができて、両親や先生からは褒めてもらえました。

今考えると、内発的動機づけと外発的動機づけが相乗効果を起こしていたのだと思います。

そんなこんなで、地元の進学校に進学し、東京の割と偏差値の高い大学に進学してそこそこの成績を取り、客観的に見るとおそらくかなり順風満帆な幼少期~学生時代を過ごしてきました。

◆消えたレールと進路の迷い

違和感を持ち始めたのは、大学3年生の1月あたり、そろそろ就活に本腰をいれようかというタイミングでした。先輩に話を聞いたり、大学のキャリア相談室に行ったりしてみましたが、「ザリさんはどんな仕事がしたいの?」と聞かれても答えが見つからなかったのです

私にとって仕事とはWill/Can/Mustのベン図が重なる部分にあるべきものだったのですが、さっぱり見つかりません。

強いていえば、Willは大学で学んでいた「教育」だったのですが、それをどうCanやMustと繋げられるかがわかりませんでしたし、そもそも大学は学ぶ場所であり職業訓練校ではないというのが私の考えだったのでそのWillすらも明確なものではなかったように思います。

これまでは教科書通りに勉強をしていればよかったのに、今後も続くと思っていたレールをいきなり取り上げられ、「ここからは自分で好きなレールを作ってね」と突き放されたように感じました。

結局、就職活動の中で答えは見つけられず、「やりたいことが見つかるといいな」という気持ちで事業の幅が広い日系大企業へ入りました。しかしやりたいことは見つからず、メガベンチャーへ転職したもののそこでもうまく落ち着けず、再度転職をすることになりました。

◆インストラクショナルデザインとの出会い

リープを知り、入社したことで、初めて「インストラクショナルデザイン」に出会いました。

まずはっとしたのが、「大人の学びと子供の学びは異なる」ということです。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

ざっくりいうと、子供の学び(ペタゴジー)と大人の学び(アンドラゴジー)は異なっており、前者は教科中心的でみんな統一されているのに対して、後者は問題解決中心で自主的なものであるという考え方です。

私はいつまでも学びとの向き合い方がペタゴジー的であり、アンドラゴジーに進めていなかったのだと気が付かされました。

また、私は学校のテストで満点を取ることが良いことだと信じて生きてきたので、良い点が取れなさそうだったり合格できなさそうだったりするテストは無意識に避けてきたように思います。

しかし、インストラクショナルデザインの5つの視点における「入口」の考え方TOTEモデルをふまえると、「自分の課題がわかる」という観点では満点よりも80点のテストのほうが有意義です。目からうろこの考え方でした。

まとめると、これまでの私の学び方は「教科書通りに学ぶ→満点を取る」で終わっていましたが、社会人として求められているのは「まずはやってみる→課題を見つける→改善する→やってみる→課題をみつける→改善する→…」のサイクルだったということです。

これを知り、ようやく社会人として取り組むべき道筋(=レールの作り方)が見えたように感じてとても嬉しくなりました。

◆まず「やってみる」そして、サイクルを回していく

実際にリープでは、気づきを発言する機会や資料を書く機会など「やってみる」場がたくさんあり、日々サイクルを回せている実感があります。リープにはインストラクショナルデザインの考えが根付いているので、「やってみる」のハードルが低く、とても助けられています!

インストラクショナルデザインには、サイクルを回していくにあたって活用できるフレームワークも数多くあるので、活用する中で新たな気づきがあったらまたnoteで共有させていただければ幸いです。

また、私と同じように社会人としてのキャリアに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひご参考としていただけると嬉しいです!
 
お読みいただきありがとうございました!


Written by ザリ
リープ株式会社 コンサルタント

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