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猫よりも猫

日向坂46ファンなら、めいめい(東村芽依ひがしむらめいさん)のことか!?と思ったはずである。だが違う。めいめいさんは素晴らしい人物・アイドルだが、その話ではない。
タイトルは、僕の悩みのことだ。
猫よりも、猫背なのだ。

僕は、それなりにでかい(181cm)。頭をぶつけないように、威張って見えないように。そう生きてきたら、ものすごい猫背になった。
以前の記事に書いたように、ストレートネックでもある。つまり、脊椎がめちゃくちゃである。レントゲンで見ると、左右にもゆがんでいる。まっすぐ生きてきたつもりであるが、大黒柱である背骨はゆがみきっている。猫背のせいと思われる体の不調も多い。

体の不調もさることながら、見た目にもよろしくない。
女性の友人が遠くにいる僕を見つけて、「おじいちゃんみたい」とまで言い放ったこともある。そんなにひどいのかと思って撮影してもらったが、たしかにひどい。背は丸く、首は前に出ている。わしはもうジジイだったのか。

どうしてこんな話をするかと言うと、気付いたからとしか言えない。
先日の記事で書いたが、我が家には猫がいる。とてもかわいらしい彼女たちを見て、思ったわけである。
猫って、そんなに猫背じゃないよな……?
意外と背筋がピーンとしている気がする。僕ほど猫背じゃない。そもそもしなやかに動くし、背骨の柔軟性もしっかりしているし、それに何よりかわいい。というわけでタイトルが「猫よりも猫」となった。めいめいさん、なんかごめんなさい。SASUKEに挑戦したあなたに惚れ惚れしていた。かわいらしさとかっこよさ。唯一無二のアイドル。ずっと応援してます。


そんな風にして猫背のひどさに気付いた僕ではあるが、何年も前から猫背改善のためのストレッチはしている。
だが、治らない。
匙を投げようとしたこともある。しかし、投げてしまえば不調はこのままである。猫背のせいで心臓に負担をかけているとまで言われたのだから、治さないわけにはいかない。良性とは言え、不整脈もしんどい。

何より、「おじいちゃんみたい」な見た目の改善を図りたい。
「32歳、老い」という記事に書いたとおり妙な歳の重ね方をしてはいるが、それでもまだ若いつもりでいたのだ。それなのに、ああ、それなのに……。「おじいちゃんみたい」だと。
ちなみにその発言をした友人は、ゆるやかに、だがはっきりとものを言ってくれるので、僕は彼女をとても信用している。だからこそ、ショックだった。彼女が言うなら、その瞬間僕は本当にジジイだったのだ。
筋肉をつる、しゃっくりが止まらない、そして猫背。
もう、人間として終わる手前である。もはや僕は人間じゃない。森山直太朗の(以下略)

というわけで、効果があるんだかないんだかわからないストレッチに、毎日毎日勤しんでいる。さまざまなストレッチを続けた結果得られたのは、「今日も頑張ったわー」という達成感だけのような気もしている。


多分、ストレッチに限ったことではないが、何かをやるならそこまで肩肘はらずにのんびりやるのがいいんだと思う。それ自体が苦痛になってしまったら、猫背改善も何もあったものじゃない。のんびりでいいことは、のんびりやる。我が家の猫たちを見て思う。
まずはPC作業のときの姿勢を見直そう。そこから少しずつ、少しずつでいい。
それにしても、ぴんと背筋の伸びた自分を想像したら、何故だか少し笑えてしまう。そのくらいずっと、僕は猫背だったのだ。
いつか、しゃんとした僕は、きっとこの記事を見て「こんなこと思ってたんだなあ」と懐かしむのだろう。

……え?
「発言がジジイっぽい?」





…本当は77歳だからね(冗談)。

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