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2024年6月の記事一覧
年上の幼なじみと初恋を叶えました。
夏の訪れを感じる7月。
私たちはホームルームを終えて廊下を歩いていた。
「彩ももう先輩か~」
「もう......奈央だってそうでしょ」
高校2年生になって数ヶ月経つのに、周りは子供扱いしてくる。
普通ならおかしいが背も低く童顔な私には仕方ないのかも。
「はぁ......」
ため息をつきながら廊下を歩いていると向かいから背丈が大きくてキリッとしている男の子が歩いてきた。
「.....
2つ上の先輩彼女を嫉妬させると大変だった
僕には2歳上の五百城茉央という彼女がいる
僕が入学したてのころ 迷子になってたとこを助けてもらい、その時に茉央は僕に一目惚れしたらしく、それから茉央の猛アタックを受け付き合うことになったのだが 茉央は少し重めと言うか
嫉妬することが人より多い
今日も僕と茉央の駆け引きが始まるのである
???)お兄ちゃん起きて!
今日1限からあるんでしょ!!
○○)う、うーん 起きるよぉ 彩
彩)朝ごはんもう
大好きなあなたに、手作り料理を食べてもらいたい!
音を立ててドアは開く。
「...ご乗車ありがとうございました...」
駅の名前が連呼されると、
詰め込まれた背広たちはホームに溢れ出して、
階段の方にとぼとぼと吸い込まれてく。
いつもは私もその中の一員だけど、
今日は急いで帰らなくちゃいけない。
だって、今日は私が夜ご飯作るよって、
大好きな彼氏に宣言してきちゃったんだもん!
でもこういう日に限って、
仕事はいつもより長引くし
初めてできた彼女は少し意地悪で恥ずかしがり屋。
好きです!!付き合ってください!!
自分の人生初の告白。相手は学校中で持て囃されている井上和さん。
ひどく整った顔立ちをしている。そして穏やかな雰囲気で誰にでも優しい。彼女を見ているだけで心が浄化されていく。
そんな彼女に自分は一目惚れし、心奪われた。
周りの友達たちもみんな和さんに夢中。だからこそこぞって告白しにいくものの...
〜〜
〜〜
□□:俺...井上さんにフラれちゃったよ
夏の暮れに、彼女と2人乗りデート、
「わぁ... 綺麗...。」
ヘルメットについたインカム越しに
聞き慣れた君の声が響く。
何時間もバイクを走らせて、
1年ぶりに走る国道。
草木が生い茂るカーブを抜けて。
視界に飛び込んでくるのは、
青く輝く大海原。
眩しい日差しを反射して、
思わず手をかざしそうになる。
〇〇:何回来ても綺麗だねぇ...。
波は白い砂浜に打ち寄せて、
岩に砕けて消えていく。
君と初めてこ
マドンナ彼女に映画館でいじわるしました。
雨が降り、低気圧に頭を悩まされる6月。
梅雨前線もまだ出来たばかりで、まだまだ元気そうに雨を降らせている。
「はぁ......」
ため息とともに気分も落ちていってしまう。
週末の彼女とのデートも、雨だと行く場所が限られる。
今はただ、ぼーっと彼女の美しい所作から放たれる矢を見ていた。
「なんか浮かない顔してる......」
袴に身を包んだ和が自主練を終えて、向日葵の香りと共にこちらに
雪女さんは暑さが苦手
駅前からちょっとだけ歩いたところ。
静かな路地を進むと見えてくる真っ赤な外観。
男前なマスターと、その息子と、友達の僕。
最小限のスタッフで回っている、知る人ぞ知る小さなカフェ。
「お待たせしました、アイスコーヒーです。ごゆっくりどうぞ」
数人のお客さんがマスターとの世間話を他楽しんでいたり、パソコンをいじっていたり、勉強をしていたり。
とても、落ち着いた雰囲気が店内を包む。
「おい