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韓国ドラマ「スタートアップ夢の扉」の名言に、心揺さぶられた大学生のひとりごと。

私は1年前、韓国ドラマの沼に足を踏み入れました。
そんな中、Netflixで推しの最新ドラマが配信されることが決まったんです・・・!

私はかっこいい推しを拝みたいが為に、この「スタートアップ夢の扉」を観始めました。

そんなふわふわとした動機で観始めたこのドラマでしたが…想像以上に素晴らしく、私を奮い立たせてくれるストーリーだったんです!(推しもかっこよかったです笑)

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韓ドラろぐより引用 https://kandra-log.com/startup_ost/ 

「スタートアップ夢の扉」を観る前の自分と観た後の自分が持つ考えや価値観は、少し変わったような気がしています。

例えば、ドラマの中で「後悔は選択後、しばらくしてから訪れる」という言葉がありました。
この言葉のように「言われてみれば当たり前、けれど改めて言われないと気がつけない」・・・そんな言葉がこのドラマには多く登場します。

そして今回は、このドラマを観ていて特に私の心に響いた言葉をピックアップして紹介させていただきます…!

同じ作品を観たとしても、受け取り手が10人いれば作品からのメッセージの受け取り方も10通りあるのはもちろんですが…今回はあくまでも私というひとりの視聴者に一度インプットされ、そしてアウトプットされた形での名言紹介を、ぜひ楽しんでいただければと思います。

※ここから先はネタバレを含みます

00 : スタートアップ夢の扉、とは?

《あらすじ》
競争の激しい韓国のハイテク業界で、夢をかなえるべく若き起業家たちが奮闘するさまを描く。主人公のソ・ダルミは、幼いころに両親が離婚。唯一の友だちであり姉のインジェと離れ離れとなり、ナム・ドサンという男の子との文通が心の寄りどころとなっていた。しかし、ドサンの正体は、彼女を心配した祖母とある少年ジピョンが作り上げた架空の少年だった。この文通が、大人になったダルミと周囲に大きな影響を与えていく。
ーシネマトゥデイより引用

このドラマの見どころは、つい「かわいそう・・・」と思ってしまうような境遇に置かれる主人公ダルミが、そんな「かわいそう」を吹っ飛ばすくらい前向きに強く成長していく芯のあるストーリー展開です!

そんなダルミも、もちろん1人で強くなれたわけではありません。
彼女には、支えたい、隣にいてあげたい、一緒に働きたいと思わせる魅力があり、そんなダルミの周りには家族や仲間がいて、共に壁を乗り越えていきます…!
観た後に自分に還元して向上心を持つことのできるドラマであり、社会人になる前に観てよかったと思えたドラマです。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからこの記事の本編である名言紹介をはじめさせていただきますね!それではいってみましょう!

01 : 上手くいかない時期を大切に。

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両親が離婚し、父と暮らすことを選んだダルミに対し「母親に付いていくべきだった、そしたらダルミの人生は晴ればかりだった」と祖母が伝えた場面。

そう言われたダルミがあっけらかんと返した言葉・・・

『晴ればかり続くと砂漠になる。雨が降ってこそ草木も生えてみかんも実る。』

この言葉を、雨が降っているときに言える人は本当に強い人だ、私はそう思いました。

上手くいかないことが続いてしまったり、自分だけに悪いことが起きているように感じたりする時期は誰にでも訪れますよね。

晴れているときに、「あの時降った雨」に感謝することは多くの人ができること。
しかしこのように、雨ばかりが降りしきっているような状況の中で、雨から逃げず雨が降ることへのありがたみを感じることが晴れへの1歩であると思いました。

「あの時降った雨」を経験したからこそ、「今の晴れ」に大きな喜びや幸せを感じることができるんですよね。
ダルミがさらっと答えたこの場面が、ドラマを全て見終えた後も記憶に残っていました。

「あーもうやだ、やめちゃおうかな」とか「なんで私ばっかり上手くいかないんだろう」とか思ってしまったときに、思い出したい言葉ですよね。

02 : 正解は1つじゃない。

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インジェの会社が開発したAIが、取って代わろうとしている危うい職に付いているドサンの父親は、これまでに、AI反対の集会を開くなどの抵抗を続けていました。

そんな活動をしてきたドサンの父親が、まさにそのAIに関するプレゼン会場に乗り込み、発表者であるインジェに放った一言に私はハッとさせられることに。

「あなたたちの使命は人を追い詰めることか」とドサンの父に問われたインジェは、

『100年前も人力車の車夫がタクシーの導入に反対してデモを行いました。もしも人情を重んじ技術を革新しなければ、タクシーは普及しなかったはず。携帯電話も開発されなかったでしょう。(中略)未来の人たちも、今より便利な世の中で暮らしたいはずです。より良い世の中にするのが私の使命です

と答え、それに対しドサンの父はこう続けました。

『あなたのような人が多ければ、世の中は急激に進歩します。でもそれも問題です。大勢の人々が傷つきます。収入源を失い、社会に適応できない人が増えます。私のような人がいてこそ、その速度が調整されます。人々が社会に適応する速度が・・・。その速度のために私は闘い続けます。』

技術革新が進む世の中では、新しく開発された技術やその開発者ばかりが注目され、歓声を浴びます。
しかし、その歓声の裏で職を奪われた人や廃れてしまった企業のことを気にしている人は、果たしてどのくらい居るのでしょうか?

私は正直このシーンを観るまでは、出来るだけ早くより便利な世の中になることが人々にとって良いことであると信じて疑いもしませんでした。
もちろんインジェが言った通り、技術革新が進んだからこそ私たちの今の暮らしがあります。
しかしその進歩の途中で傷ついている人の存在に気づくことも、非常に大切なことであると思ったんです。

全ての人々が心から正解だと思える答えは、ほとんど存在しないのではないか。
私にとってはありがたいことが、他の人にとってはやめてほしいことかもしれない・・・。

このように、自分の価値観や感覚が全てではないということを、時々思い出せるようにしておきたいものですよね。
そうすれば、自分の価値観も自然と広がっていくのではないでしょうか。

03 : 人の心を掴み、動かすもの。

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みなさん、「エレベータースピーチ」という言葉を聞いたことはありますか?
私はこのドラマで初めて知ったのですが、知ることができて本当によかったと思いました。

『エレベータースピーチとは、説得したい人にエレベーターで会った時、1分で心をつかめる短く効果的なプレゼンのこと』

そうドラマでは解説されていました。

そして、その後に続けられた言葉がとても印象的で・・・

『逆にいうと誰かの心を掴むのに長い時間は必要ないということ。1分あれば十分だ。人の心を動かすのは巧みな言葉より・・・
瞳に込められた切実さか、もしくは共感か・・・
だが最も心が強く動くのは、全てのものを差し置いて真実を話す時』

この言葉をドラマで聞いたとき、今後の社会人生活でこの言葉を思い出せるような働き方がしたいと思ったんです。

誰かの心を動かしたいと思ったら、自分にとっての利益を優先するのではなくまず相手のことを考える。

偏見かもしれませんが、社会では利益優先で真実を話すことが出来ない場面があるイメージを持っています。
私は、会社のルールに従ってマニュアル通りのことを伝えるのではなく、本気で相手のことを考えているからこそ出来る本物の提案をする人になりたいと思いました。

このドラマは、私に「本気」を教えてくれました。「本気」で打ち込む姿・「本気」で好きな気持ち・「本気」で叶えたい夢・・・。
「本気」で打ち込む姿・「本気」で好きな気持ち・「本気」で叶えたい夢・・・。

「いやいやこれはドラマの話だから・・・(笑)」と思う人もいるでしょう。
でも、ドラマの中の人が頑張っていれば私も頑張ろうと思えるんです。
心の底からそう思わせてくれる作品なんです。

今回の記事がスタートアップを観るきっかけになったり・・・
改めてこのドラマの好きなシーンを思い出すきっかけになったり・・・
紹介した言葉が何かを考えるきっかけになったり・・・
みなさんの「スタート」の後押しになっていたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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