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人は自分の見たい物しか見ない

有名な言葉なので、ご存知の方も多いかと思いますが、2000年以上前の生きたローマ共和国の英雄シーザーの言葉です。 (元々私はシーザーの言葉だとは知らなかったんですが、昔先輩に頂いた本で知りました。「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」 - 塩野七生、ローマ人の物語)

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私自身にとって、とても重要な人間の本質の気づきの一つなんですが、この言葉を初めて実感したのは、12年前に子供が出来た時です。当時は日本に住んでいたのですが、初めての子供が出来てから、急に、本当に急に、身の回りに子供が目につくようになりました。今までと全く同じ生活をしているのに、「最近子供がえらい増えたなーーー 。京都中 子供だらけやん・・・」など思ってたんですが、、、客観的に考えると、当時から日本では少子化が問題で、子供が増えていた訳ではありませんでした。 そして、この言葉を思い出して気づいたのが、少子化でどんどん減っているにも関わらず、ただ、自分の子供が出来た事が切っ掛けとなり、今まで気にも止めていなかった子供達を見たいと思ったので、見れるようになったという事実です。

実は、これは脳機能科学でも研究・証明されている事で、脳にあるRASという機能によるものです。(*RAS/Reticular Activating System:ラス、網様体賦活系)
脳は視界に入る物を全て処理するとパンクするので、無駄な情報から脳を守る為にRASがフィルターとなって、自分が興味がある物しか見ない機能があります。 つまり、「人は自分の見たい物しか見ない」機能が脳には備わっています。
あなたも、同じような経験されてるかと思います。ハワイに行きたいと思ったら、急にハワイを特集したテレビ番組を続けて見かけるなど。間違いなく、過去にも同様のテレビ番組を見かけていた事があったかと思いますが、その時はハワイに興味が無かった為、RASがフィルターとなって、脳が見なかった事にして、気づいていなかったのです。

この脳の機能は、逆に考えると「見たいと思えば見れる。」とも考えられます。興味があるものは脳が見る。大事だと意識している物には気づけるという事です。「見たいと思わないと、見える物も見えない・・・」の方が判りやすいかも知れません。
私自身の人生を振り返っても、自分がやりたいと強く願った事については、実現する為の様々な手段を見て気づく事ができていました。手段に気づければ、あとは実行できれば願いは実現されます。 スピリチャルな考えとして距離を取っていた引き寄せの法則も、この脳の機能による物だと科学的・論理的にに納得が出来ました。

このブログも、あなたが見たいと思っていたから、見つけられたと思いますが、ご縁に心から感謝いたします。あなたの見たいと思う未来を、コーチングという科学的な方法論を使い、手段に気づき確実に実行できるお手伝いできたら嬉しいです。

http://global-challenger.com/

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