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思い通りの人生を生きるために知っておくべき「脳」の仕組み

こんにちは。株式会社LCP(ライフクリエイトパートナーズ)の伊藤です。

「在り方」について取り組む際に、ぜひ、皆さんに知っていただきたい「脳」の仕組みがあります。

先に結論をお伝えすると、あなたの「脳」は、超優秀かつ高機能スペックの優れものです。想像を遥かに超える、戦闘力も超絶高い、素晴らしい能力が秘められているんです。

これを知るだけで、今まで悩んでいたことが、一気に吹き飛ぶ方もいるかもしれません。もしくは、これからの人生を楽に生きることができる、そんな方もいるかもしれません。

さぁ、では早速始めましょう!

あなたの人生に大きな影響を与える脳の機能「RAS」とは

ご存知の通り、私たちの身体は、24時間365日、生命維持のために働いてくれています。(無休です、残業しまくりです、しかも文句も言わない。ありがたい。涙)

自分が意識していなくても、いろんな外的刺激から、身体を守ってくれているんです。(ほんと身体ってすごいことばかり。そのあたりは、また今度じっくり。笑)

そんな機能の中で、脳に備わっているものとして、「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」という機能があることをご存知でしょうか?

通称、「RAS(Reticular Activating System:ラス)」と呼ばれるこの機能、本当にすごいんです!!

人間が毎日、普通に生活をしているだけでも、日々たくさんの情報が飛び込んできます。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚・・・全ての五感から取得できる情報は、毎秒4億ビット。

PC1台で処理できるデータ量が1億ビットと言われるので、毎秒につき、PC4台分の情報が入ってきています。汗

これは、まさに、生命の危機

そこで出番となるのがRASです。RASが、脳のフィルターの役目を担い、不要な情報はシャットアウトさせ、自分にとって必要な情報のみを感知させてくれているのです。

ちなみに、RASは毎秒4億ビットのうち、2,000ビットまで減らしていると言われています。

つまり、全体の0.000005%!!!

私たちが見ている世界の中で、認識できているのは、たった0.000005%なので、自分が捉えている「現実」って、かなり、偏りがありそうですよね(そりゃ、人間関係こじれるはずだわ、と思いませんか?笑

人間関係を円滑にしたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!


自分にとって必要な情報を「全て」手に入れるコツ

では、この情報の中から「必要」「不要」は、一体、誰が判断するのでしょうか?

・・・そうなんです。

その正体は、紛れもなく、「あなた」です。

いやいや、私は、決めていませんけど。なんて声も聞こえてきそうですが、実はね、それが一番厄介だったりします。

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みなさんは、ラジオのチャンネルを合わせたことはありますか?

「チューニング」ってやつですね。

ラジオのチューニング同様、自分にとって必要な情報だけ記憶に残すように、RASを動かすことができれば、自分が実現したいことを叶えるための情報を認識できるということ。

つまり、これさえできれば、自分中心に世界が廻る日がやってくるわけです。

ただし、脳の機能に「善」「悪」の機能はありません。
「良し」「悪し」の色も、振り分けも、ないのです。

そのため「本当に」望んでいるものしか、認識し、記憶に残すことはできません。

では、あなたは「本当に」自分が欲しいもの、得たいこと、進みたい方向を理解していますか?


「アンテナ」を自分が本当に「欲しいもの」に向ける

RASが機能していることがよく分かる心理効果の一つに「カラーバス効果」というものがあります。

「カラーバス効果」とは、ある特定のものを意識し始めると、関連情報が無意識的に目に留まりやすくなる心理効果のことを指します。

例えば、今日のラッキーカラーが「黄色」の場合、普段以上に黄色が目につくなんて経験、ありませんか?

これは「黄色に注意を向ける」という意識が、RASを動かし、多くの情報の中からフィルターをかけ、いつも以上に黄色に注意が向いている、ということを表しています。

例えるならば「アンテナ」をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。

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食事制限のダイエットが失敗するときも同じ理由です。

「甘い」ものを食べてはいけない

と、いつもよりも必要以上に「甘い」食べ物にアンテナを立てているわけです。

結果、「甘い」食べ物に注意が向き、我慢できなくなり、過食するという結果も。汗

つまり、ダイエットを成功させたいのであれば、「甘い」食べ物以外のものにアンテナを向ける工夫をすれば、必要以上に食べる量も回数も減る可能性が高くなると言えます。

または、身体作りに必要な栄養素を含んだ食べ物にアンテナを張ることで、余計な食べ物への意識がなくなるというわけです。

これなら、本人にとっては「甘いもの」を我慢しているという認識がありません。だから、習慣が変わり、身体が変わり、望んだ身体の状態になる、ということです。


「在り方」を描くことで、自分の理想に「アンテナ」が向き始める

さて、この「脳」の仕組みを毎日の生活に取り入れると、おもしろいほどに現実が変わっていきます。

あなたは、ほんの少しのアンテナの向きを変えることで、どれだけ生活が、人生が、変わっていくと思いますか?

ちなみに、「あなたは、いつもどんなことに意識を向けていますか?」という質問は、現代人にとっては意外と難しい問いです。

何も意識しなくても、自然とたくさんの情報に触れ、自分の意思で選択せずしても、毎日がとっても忙しい。


「自分の意識」にアンテナを向ける時間なんてほとんどないまま、たくさんの情報が自分の中に飛び込んでは消え、また飛び込んでは消え・・・そんな毎日を送っていませんか?


例えば・・・

  • 電車の待ち時間、あなたは何をしていますか?

  • エレベーターの待ち時間、あなたは何をしていますか?

  • レジの待ち時間、あなたは何をしていますか?

いつでも、どこでも、いろんな情報の触れることができるようになった今。ほんの少しの隙間時間でさえ、何かをすることに、忙しい人がとても多いものです。

だから、「自分の意識」にアンテナを向けることさえ、なかなか難しいのかもしれません。

・本当は、どんな人生を歩みたいのか?
・本当は、どんな毎日を過ごしたいのか?
・本当は、どんなことを望んでいるのか?


「自分の意識」にアンテナを向ける機会、それが「在り方」を描く価値でもあります。

意外と、自分が知らない自分が、まだ眠っているかもしれませんね。

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転職をする前に、事業を興す前に、働き方を見直す前に、一度、自分自身の望む「生き方」「人生」を考えてみませんか?

そのヒントが「在り方」にはたくさん詰まっています。この「在り方」を知ることで、いつもと同じ毎日が、より豊かな毎日に変わっていくはずです。