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自分に自信がない。いつも誰かの期待に応えようとしていた私が、自分らしさを取り戻した「在り方」の話。

こんにちは。株式会社LCP(ライフクリエイトパートナーズ)の伊藤です。

突然ですが、皆さんは「在り方」という言葉をご存知でしょうか?

「在り方」とは、『理想的な自分の人生の方向性』です。

「在り方」を描くことで、自分自身が望む理想の未来が定まり、手に入りそうな未来ではなく、本当に望む未来を実現していくことができます。

私自身「在り方」を描いたことがきっかけで、自分では気づいていない自分の存在を認め、そして、自分の状態を正確に把握することができるようになりました。

それは、周囲の期待に応えることで、自分の存在意義を高めていた自分の存在でした。

正確に自分について現状把握ができたことで、ずっと上辺だけで自信のなかった自分を脱却し、他人と比較しない「自分らしい生き方」を生きられるようになりました。

今回の記事では、そんな、これからの時代を生きるために大切にしたい「在り方」について、私のストーリーとともにお伝えできればと思います。

私が人生で初めて在り方に触れた時

私が人生で、初めて「在り方」に触れたのは、29歳の時。
大学卒業後23歳で起業、自分の人生を思い通りに謳歌している大学の同級生に、ひさびさに再会したことがきっかけです。

仕事中心の生活を送っていた当時の私は、目の前のことにばかり気を取られ、「自分の人生」に触れることもなければ、「自分の人生」を真剣に考えるヒマもなかったように思います。

しかし、その大学の同級生の彼と再会し、「在り方」について教えてもらったことで、私の人生は大きく変わりました。

ひさびさに会ったその彼は、ダボダボの緑のTシャツと、ダボダボのジーンズ姿。大学時代、学生にも関わらず、上下ピンストライプのスーツを着て、ベンチャー企業で働いていたあの姿はどこに消えたのか・・・

過去のイメージとの違いに戸惑う私をよそに、彼は眩しいほどに輝き放った笑顔で話しかけてきました。

話を聞いていると、大学卒業後に起業、その後半年間は無収入だったものの、寝食忘れて毎日働き、見事、2年後には売上数億円規模の会社に成長させたとのこと。

しかし、会社を作ったのは、ただ「社長になりたかった」から。
2年も経つと、起業の目的を見失った、と。

結局、始めた事業に強いやりがいも見つけられず、燃え尽き症候群になってしまい事業売却。その後、25歳からの1年間は、とにかく「自分の好き」を見つけるために、興味・関心のある仕事をとことん試したそうです。

その数、なんと、44種類。
365日で、44種類・・・つまり、1職種、平均8日。汗

やってみたかったことから憧れの仕事まで、思いつくままにやりたいことをやってみるも、イメージとは全く違うことも多く、すぐやめて、また次を探し・・・

とにかく「心がときめくもの」を探し続けたと話す彼に、衝撃を受けたことを今でも覚えています。


たくさんの挑戦の中で得られたものは「自己理解」という宝物

「1年間で自分のことがよく分かったから活動を辞めたけど、もし自分のことが分からなかったら、もっと長くやったかもしれない」

そう話す彼は、とても印象的でした。

1年間で44種類もの仕事を試した彼は、当時25歳。大学を卒業した友人たちは、社会人3年目。仕事にも慣れてきて、お金にも余裕が出てきて、学生時代の仲間との再会があったり、人によっては昇進も始まる頃。

そんな中、ニートに近い生活をしていた彼にとって、周りとの差は、堪え難い状態だったはず。

とはいえ、周りからは闇雲に見えた挑戦の1年間で、彼は、その後の人生にとって財産となる「自己理解」を深めていたわけです。


心の穴を埋めるために身につけた“鎧”の正体

当時の私について振り返ります。当時、私は、上場手前のベンチャー企業に入社し、上場を経験。

24歳で最年少営業管理職を拝命し、期待された以上の結果を作りたくて、そんな自分になりたくて、そんな自分が自分らしいと思い込み、朝から晩まで、とにかく仕事仕事の毎日でした。

ちなみに当時作った、38ヶ月営業予算達成記録は、いまだに破られていないそう。そもそも、そんな記録を作ろうなんて人がいないだけで、かなり稀な働き方をしていたと思います。

「なぜ、そんなに働いていたのか?」

今思えば、大学受験で大きな挫折をし、リベンジをかけた就職活動でも大失敗、面接で落とされる度に、存在価値を否定されたとしか思えない状態にまでなりかけ、思い通りにならない就活の末にご縁をいただいた会社で「自分の存在価値を発揮したかった」んだと思います。

とにかく、どれだけ社会で通用するのか、試してみたかった。
あれだけ就活で失敗した私は、社会で役に立たない人間なのか、どうか。

「いや、そんなはずない。」

そう思いたくて、そう感じられるように、結果を出すことで、自己肯定感を高めようとしていたんだと思います。

入社から6年、最年少営業管理職、MVP、社長賞、連続予算達成、年収900万円・・・

目に見える「成果」と「勲章」で、心の穴を埋めるかのように邁進し、会社の期待と肩書きばかりを “鎧” のように身につけ、ガッチガチにガードを固めていた私は、「はたらくことの目的」を見失っているかもしれない、ということに気づきました。

ダボダボ姿で笑顔の眩しい彼をみながら、自分に自分がなく、肩書きばかりで塗り固められた薄っぺらい本当の自分に、とても焦りを感じていたからです。


「自分に自信がない」本質的で、衝撃的な理由


そんな中、彼に質問されたんです。

彼「ねぇねぇ、好きなことって何かあるの?」
私「・・・」

頭が真っ白になったことだけは覚えています。

頭が真っ白になって、何かを言わなきゃって思って、「好きなこと・・・?好きなこと・・・?嫌いなことはないけどね。」と意味の分からないことを言ってました。笑

その間、短い時間だったと思いますが、走馬灯のように、頭の中をいろんなことがフラッシュバックしました。

たしかに、

  • 旅行に行くにも、どこがいいか聞かれると「どこでもいいよ」

  • 食事に行っても、何が食べたいか聞かれると「なんでもいいよ」

  • 打合せで入ったカフェで注文するのは、お客様と「同じものを」


「いつも、自分の意思がない」

衝撃的な気づきでした。

こんなにも自分の意思で仕事を頑張っていると思っていた私が、

こんなにも自分の思い通りの人生を歩んでいると思ってた私が、

こんなにも好きなことをやってきたと思ってい私が、

「意思のない人生」を歩んでいただなんて。

何も言われていないのに、何も求められていないのに、存在価値を発揮するために「その場にふさわしいだろう自分」を作り上げ、勝手に、

  • 周囲の期待に生きること

  • 会社の期待に生きること

  • 与えられた目標を達成すること

に一生懸命になっていた・・・

「自分がどうしたいか」の前に、周りから見られたい自分になるために、 “頑張っていた” 自分がいたんだと思います。


全てを手放してでも諦めたくなかった「自分らしい生き方」

誰かの期待に生きることや、与えられたものをクリアすることより前に、「自分がどうしたいのか」がなかったという事実と、

その結果、自分自身の好きが分からない状態になっていることへの戸惑いを隠せずにいたとき、「 “在り方” を描いてみたら?」と言われたんです。

どうやら、その「在り方」とやらに、『自分らしい生き方のヒント』があるらしい。

もし、その「在り方」とやらがヒントになるのであれば・・・
暗闇の中から、小さな希望の光が垣間見れた瞬間でした。

当時勤めていた会社で役員をやって、社長にもなりたいと思っていたわたしが、この「在り方」との出逢いにより、その5ヶ月後、まさか7年も勤めた会社を辞めることになるとは思いもよりませんでした。

それが「在り方」の効果効能であり、
“自分らしい生き方” をする上での「在り方」という処方箋。

上場企業管理職、年収900万円、当時5年付き合っていた彼とそろそろ結婚をしようと思っていた30歳目前のビジネスパーソンだった私。

結局、全てを手放し、人生の再スタートを切ることにしました。


「自分らしい生き方」の始まり

“自分らしい生き方” は、この「在り方」から始まるもの。

誰にも、何にも、制限をかけられることのない、自由で、理想的な生き方。


もし、あなたが今、そんな生き方を実現していない理由があるとしたら・・・?


そのヒントを掴める機会になるかもしれません。

理想的な生き方は、誰でも実現できます。誰でも、です。


ただし、その前に一つだけお伝えしておきたいことがあります。

実は、その理想の生き方を実現していない大きな理由は、自分の中にあります。
そして、もっとも厄介な存在は『自分』です。

この機会に『自分』のことをよく知り、良いとか悪いとか、好きとか嫌いのジャッジも全て手放し、全てを受け入れ、「本当に」望む方向へと一歩を踏み出してみませんか?

***

人生を船の航海に例えるならば、その船の舵を切ることができるのは『自分』だけ。

どんな人生を歩むのか、どんな働き方をするのか、どんな豊かさを選ぶのか。

全てを決められるのは『自分』だけです

もちろん、どんな境遇であったとしても、あなたの人生を決めるのは、上司でも、社長でも、親でも、家族でもありません。

どんな生き方を選ぶのかは『自分』次第です。

「自分の人生を選ぶことができる時代」に生まれてきたからこそ、できることがあります。

昔は、国のために命をかける時代もありました。
今は、夢を語る自由もあります。
やりたいことを自分の意思で実現できる機会もあります。

であれば、「あなたは何をしたいのか?どう生きたいのか?」

この方向性である「在り方」を明確にし、

「したい(WANT)」=「する(DO)」

自己一致する人生を選んでいきましょう。

▼「在り方」の描く上での最初の一歩はこちらから!


***

株式会社LCPでは、在り方をベースとした無料のキャリア相談を行っています。

・在り方を描いてみたので、見て欲しい人
・在り方を描こうとしたけど、思い浮かばず困っている人
・キャリアに悩んでいるので、相談したい人
が対象です。

すぐすぐの転職を考えていなくても構いません。

あなたの人生をより自分らしく、良い方向へと導くお手伝いができたらと思います。お気軽にご相談ください。

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