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いい進学先の選び方(第5章)#3

このような学校は、少し考えて

教職員の離職率が高いところは要注意

 私も様々な学校を見てきて、やはり教職員の離職率(入れ替わり)の高いところは、いい教育が出来ているか疑問ですし、個人的に学生の士気も低いような気がします。逆に、職員の離職率が低いところは、学生も生き生きとしているような気がして、こちらも非常に楽しいです。
 当たり前のことかと思いますが、教職員がすぐに離職してしまうところは、内部に何かしらの問題があるケースがあるからです。そんなところでは教職員も疲弊し士気も低下してしまい、いい教育なんてできるはずがありません。
 そんな学校をどうやって調べるのですか?と言われれば、このインターネット社会、会社や学校の名前を検索すれば、転職サイトの口コミと評価が出てくるケースが多いです。学生の口コミは一長一短ありますが、転職サイトなどは具体的で、かつ信憑性があると思います。そこで、退職理由などの”口コミ”が多ければ多いほど離職率が高いと思いますし、併せて評価を見れば整合性も上がるのではないでしょうか。
 さらに、本気でその学校のことが知りたければ、高校生なら2年生の時に学校見学やオープンキャンパス、体験入学などに参加し、その時に対応してくれた教職員などの名前を覚えておき、高校3年生になって、もう一度オープンキャンパスや体験入学に参加し、同じ教員がいればいいですし、もしその時にいなくても「前回来たときは○○先生にお世話になりましたが、今日はいらっしゃいますか?」などと尋ねれば、所在の有無がわかるかもしれません。この学校見学やオープンキャンパス、体験入学などについては、後章で詳しく書いておりますので、ご覧ください。
 どんな職場でも、人事異動ではない職員の入れ替わりが激しいのは問題です。職場環境や待遇がよければ、私的な事情がない限り辞めません。教育だけでなく、一般的に担当者がコロコロ変わると不信感が増してしまうと個人的に思います。少し重い話となりましたが、気が進めば親御さんでもいいので、参考までに調べてみてください。
 
ひとこと
 教職員がギクシャクした環境や、疲弊や犠牲の上で成り立っているところでは、いい教育はできませんし、満足感は薄いと思います。

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