見出し画像

2020 Jeju Youth Forum


ちわっち。るんるんです。やっと期末考査が終わりました。    

先日2020 11th Jeju Youth Forumに参加させて頂く機会がありました。今回はそのレポートを記載します。        SDGsのターゲット解説陸編は後日書きます。 


 

Jeju Youth Forumとは?    


Jeju Youth  forumとは、毎年10~11月に4~5日に渡って韓国・済州(チェジュ)で行われる高校生向け国際フォーラムです。2010年の初開催以来、毎年100人以上もの高校生が済州に集い、社会問題に関する議論や文化交流をして異文化理解を深めます。                                          下記は2018年度版です。

https://youtu.be/IpX3SkV6HFk

今年は新型コロナウイルスの影響を鑑み、11/27~29の3日間に渡ってオンラインで行われました。日本の5都市を含む10カ国28都市から高校生が参加し、各自「コロナ禍での教育格差是正」「コロナ禍での生物多様性保持」「衛生問題に対する国際協力」「若者の社会参画」の4つのトピックから1つを選んで議論・プレゼンテーションをしました。

画像1

ということでここからは実際に私が市に提出したレポートのコピペです。感想っぽくなっているのは悪しからず。



ほんとに高校生ですか?


今回私が2020 11th Jeju Youth Forumに参加して感じたことを三つ述べさせて頂きます。

一つ目は、世界中の高校生の参加者たちがまるで同世代に見えないことです。例えば、彼らはパソコンやアプリケーションソフトウェアを使いこなしています。私のチームではプレゼンテーション作成に伴い、どのような結論を出すか以前にどのアプリケーションを使うかを議論しました。参加者たちはGoogle slides といったオーソドックスな物に加え、KahootやPeardeck などのエンターテインメント性を含んだ物も提案していました。スライド作成の際も分担に従って、各自で文章や画像を手早く挿入していました。

画像2

↑Kahoot 実施の様子(イメージ)


画像3

↑Peardeck実施の様子(イメージ)


さらに、彼らは集団の中でのリーダーシップの取り方も熟知しています。私のチームでは、ヨーロッパ系のある女子生徒が会議全体の指揮を執り、カナダ出身の生徒が彼女にしばしば助言をしていました。冗談を言って楽しい雰囲気を生み出す人、議論が行き詰まった時に積極的に意見を出す人など、各自で役割を作っているかのように振る舞っていました。彼らが以前にもこのような国際フォーラムに参加したことがあるのかどうかは分かりませんが、今までの経験を踏まえてそれぞれに合った役割を見出したのだと思います。


これら「パソコンやソフトウェアの活用」「集団での役割の自発的理解」は日本の学校、少なくとも私の学校では扱われにくく、現在は生徒が積極的に解決する他ない問題です。世界で活躍できる人材を育てたいのであれば、教育機関における国際社会で通用するスキルの育成も必要なのではないかと思いました。



オンラインは代替になり得ない


二つ目は、オンラインコミュニケーションの難しさです。昨年までのフォーラムは、レクリエーションやフィールドワークなど一緒に活動することでお互いを知るプログラムが含まれていました。しかし、今回はオンライン開催のためそれらは一切なく、zoomを通した社会問題についての議論やプレゼンテーション作りがプログラムの中心となりました。勿論それらの前に自己紹介の時間は一定程度設けられましたが、それ以外で他の参加者のパーソナリティを知ることはほとんどできませんでした。

会議は議論するための物であって人となりを知るための物ではないこと、プログラムの中心が「人と関わること」でなく「会議」になってしまったこと、さらにそれがオンラインという体温を感じにくい環境で行われたことがこの原因と考えられます。対面で人と関わることにはオンラインでの交流で取って代わることができない長所があるのだと痛感しました。



チームで参加する意義


三つ目は、同じ地域の同じ高校生と同じ課題に向き合うことの楽しさです。私は以前もオンラインの国際フォーラムや学習プログラムに参加したことがありますが、いつも一人で活動しており孤独感が付きまといました。しかし今回は同じ市の高校に通う生徒たちのチームとして、遠隔授業による教育格差について考えたり、チームや自分たちの住む街の紹介をしたりすることができました。

実際チームで参加することは義務であり、これを知ったばかりの私は自分のコミュニケーション能力で友達を誘いフォーラムを参加者として成功させることまでできるかどうか不安でした。それでも他の3人が意欲的に協力してくれたおかげで、SNSで連絡を取り合ったり意見交換をしたりしながらチームとして活動することができました。

画像4



おわりに


新型コロナウイルスの影響で海外で活動したり多くの人と関わったりする体験が減少している最中での会議だったので、とても新鮮に感じられました。このような機会を提供し応援して下さった方々、素晴らしい時間を共有してくれた参加者の皆さんにこの場を借りて心からお礼を申し上げます。



という訳で、レポート本編は終了です。この記述が、少しでも将来Jeju Youth Forumを含む国際フォーラムに参加する人の足しになればと思っています。                     ここまで読んで頂きありがとうございました。

公式ホームページも覗いてみてください。↓                   http://jejuyouthforum.or.kr/index.php



参考サイト

Kahoot → https://www.styleofnorth.com/archives/1170

Peardeck→ https://graymatterscap.com/upping-the-engagement-quotient-of-virtual-classes-part-1-google-slides-pear-deck/







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?