かほ|旅とエッセイ。

1992年|京都生まれ。旅と写真と文章を書くことをこよなく愛するフリーランスフォトグラファー。 行動原理は、偏愛と情熱の赴くままに。

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1992年|京都生まれ。旅と写真と文章を書くことをこよなく愛するフリーランスフォトグラファー。 行動原理は、偏愛と情熱の赴くままに。

最近の記事

たまには人生に不便もデザインしてみる。

年明け、少しお休みをいただいて常夏のマレーシアとシンガポールへ足を伸ばしました。 2023年、初めての旅はどのようなものになるやら…? 期待と不安、と一抹の嫌な予感を胸に抱きながらスタートした訳ですが… 妙な予感というのは的中するものでして、 まさかの手違いによる飛行機の搭乗拒否をされてしまう、という、 出鼻をくじかれるようなスタートを切りました(笑) しかし、ここで大人しく怯んでは旅人心が廃る、と意固地になり 再度翌日の航空券を取り直し彼の地へ赴きました。 . . 到

    • 手持ちのカードが増えたような瞬間

      海外を旅していて好きな瞬間のひとつに、英語での会話表現が増えることがある。 あぁ、この国で出逢った人は、こういう時に〇〇という表現を選ぶんだな、このシーンではこの単語を用いてくるのか、というように旅をしていると毎回発見が多い。 耳馴染みのない新しく覚えた単語をいかにして自分のものするかのために、なるべく早い段階で使うことを心がけている。 英語は、同じ表現が繰り返されることを好まない。 よって、ひとつのことを表現するのにいくつかの選択肢があるというのは強い。 それは例

      • 私の理想とする旅のスタイル

        旅の計画はしっかりする方か否か?と聞かれれば、私は前者に分類されると思う。 プランニングは綿密に、とは行かなくとも、余念がないくらいには入念に下調べをしておいた方が振り返ったときの後悔が少なく、損得抜きにしても精神衛生上◎ということが過去の経験上言える。 時間がなくて下調べをしていなかったときに、あの時もっとやりようがあったのにという後悔は間違いなく不要な感情であり、そんなことに時間を使うのは非常にもったいないと思う。 知った上で結果的に選択しないのと、知らずに選べなか

        • それでも私が旅を続ける理由

          これまで20カ国、100都市以上を旅してきました。 そのほとんどは一人で旅してきたものです。 「それだけ行ったら、もう満足でしょ…?」 かつて、そんなふうに言われたことがありますが、私の答えはもちろんノーです。 私にとっての旅は、若い時期のある一定の期間、根を詰めて「やり切ったら終わり!」という類のものではなく、これから先も人生とともにあるものだと思っています。 お金と時間と自由があるからこそ、そんなことができる? 本当にそうでしょうか…? やりたいことを実現さ