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〜見てほしい〜その欲求にどう応えるか。

わたしのクラスにいるWくん。

家庭の事情でだいたいほとんど寝ている。

ぐっすりな時もあるし、起きる時もある。

そんなWくんと最近仲が良いのがHくんだ。

学力も低く、何より字が書けない。
運動も低位である。
動きはほぼ3歳児だ。

今日の彼は様子がおかしかった。

3時間目の漢字ドリルは全く動かずものをいじるばかりだった。声をかけても目を瞑り寝たフリをする。
(身体は起きている)
4時間目の音楽は鍵盤ハーモニカを開かず、はさみを取り出して遊んでいた。
5時間目の国語はワークシートには手をつけずに床に座り、椅子の防災頭巾ずっといじっていた。

「座ります。」
そう声をかける。
「やります。」
「開きます。」
だんだんと私の声も音量が高くなる。

感情が揺れ動く。

動揺してはいけない。
冷静に冷静に…。

しかし、まだ器量や惹きつける力が足りない。

少し爆発してしまった。

自尊心を低める言葉を授業中に浴びせてしまった。

帰りの準備の際には、
「何か心配?何か不安?」と私からのIメッセージを送り、理由を聞いた。
すると彼は「疲れていた。今日はよくわからないことが多かった。」と話した。
彼は創造力が非常に弱い。
その上、作文や文章読解もほとんどできない。
そんな単元が続いているのも原因の一つだと考える。

そんな彼の気持ちは痛いほどわかるし、わかってあげたい気持ちも溢れ出てくる。

そんな彼はきっと今日はWくんのようにすれば先生が見てくれると少し思ったのかもしれない。
だから、Wくんと似たような行動をとったのだろう。

今日の様子をすぐにノートに記録をし、これからの対策を綴った。

①褒める
②認める
③活躍させる
④できるを増やす

これを具体に直していく。

彼視点で私は何ができるか。

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