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監視したい人達とお任せメニュー

職場で常に人の行動を監視して束縛したい人は、私生活でも身近な人の行動が気になって仕方ない人だと思う。常に人と自分を比べて、勝手に誰か自分が見下せる存在を作り上げないと生きていけないタイプの人間だ。詰まるところ自分に自信がないのだ。加えていうと社会性がないのだ。

人を気にして生きる方が社会性があるのではと思うかもしれないが、さにあらず。自分と違う考え、行動、生き方を本質的に認められないうえに、劣等感や優越感といった心理的ヒエラルキーを作り上げないと生きていけないのは、多様な人間が生きる社会そのものを肯定できていないからだ。

人が気になり自分の思い通りにならないことを嫌がる。だから監視しようとする。極めて独断的規律を作って守らせようとする。独裁者の行動パターンだ。そして古今東西の独裁者は、皆気が小さいのだ。

そういう人は大抵一人で旅行も出来ない。人前でアドリブで喋れない。酔うと豹変する。

気の小さい人間ほどルールがないと行動出来ないし、いざという時に役に立たない。

監視社会の行き着く先は誰にでも予想がつく。そんな社会を誰が望むだろうか。職場でも在宅でも人を監視しコントロールしたい皆さん、自分で自分の首を絞めるようなことはやめて、お任せすることから始めませんか。

だってほら、お任せメニューってワクワクしませんか。

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