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青木真也さんのファンになる

「存在の奪い合いがしたいんですよ」
そう話す青木真也さんの話がが興味深かった。

VOICEという音声配信メディアをたまに聞くのだが、伊藤羊一さんと青木真也さんが対談していた。
二人について、わたしは何も知らない。青木真也さんが格闘技をしている方ということだけ、辛うじて知っているのだが、それでも面白く思える内容だった。

「命賭けてる」と言うことが嫌いだという。それはなぜか。格闘技は命なんて賭けてるないからと、話す彼の言葉には嘘がないように思える。
わたしも子供の頃、武道を習ったこたがある。そのときの先生も同じようなことを言っていたのを懐かしく思い出す。簡単に命を賭けてやっているというのは、嘘だ。負けたら死ぬのか、違うだろと。
賭けているのは、生き方であり、存在をかけて戦う。
真剣に自分の試合に向かうことで、見てくれる人は魅了されるんだと言い切った彼の言葉に感じるものがあった。

ただ単に技術を競うだけなら面白くない。
戦ったあとに、互いの存在価値があがったときに人々は熱狂する。

このことを自分のことに落とすと、確かにそうだと思うことがある。漫画でも映画でも、そのキャラクターが好きなのはその人物にストーリーがあるからだ。
だからこそ悪役だって好きになることがあるし、とても弱いキャラクターで勝負に負けたとしても敗者のほうに気持ちが入るときがあるのは、そういう事なのだろう。

そして、今日で青木さんのファンになったかもしれない。

こんな人物が好きかもしれない。物語の登場人物としても面白い。
しっかり嫌いな人もいる感じがして、その素直な不器用さが何故か魅力的であった。


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