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「寝ぼける」って、一番ファンタジーな状態かもしれない。

今日は朝から夢の世界について考える。

なぜ、理想のさらに向こうみたいなわがままの完成形と、一日の最期に「もしかしたら付いてくる」おまけみたいな不確かなものとを同じ名前なのか。

勝手なイメージだと、片方ずつしか持っていないような気もする。
理想を、夢を実現しようと覚醒した時間をフルに使いこなすことに長けた人たちは、夢を覚えているのか。もう少し続きを見たいからと、瞼をもう一度閉じたりするのだろうか。

もう一方は、眠りがすきだ。わたしは、こちらに属する。
毎日見たいと思っても確実にはコントロールできない、記憶の整理だなんて言われたりする不確かな世界を大切にする。続きを見たければ、結構な確率でまた見れるし、ホラーもアクションもミステリーも存在することを楽しんでいる。何を見たか忘れても、良い夢だったと確信するような余韻で愉しむことだってできるのだ。

劇物のように感じるギラついた覚醒の世界と、過去の落とし物を拾い上げていつまでも遊んでいるような虚ろな世界。
それでも共通認識として、夢の世界を証明したいことは確かだ。
何度目かの、今の人間の挑戦はヴァーチャル世界の構築。

毎日、眠りから覚めることは奇跡だ。不思議なことだけど、動物みんなが共有しているこの世界の法則なんだろう。
その奇跡を取っ払って世界の扉を行き来するための方法を考える人たちは、
今日も覚醒した世界で夢を追いかける。

さっき終わった世界のことについて、目が覚めてからも夢中である。

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