無くなってほしいものは無くならない
わたしが暮らす“市”は、あと20年くらいで消えるらしい。消滅可能性都市というものが発表されていた。
寂しいとか、そんなわけ無いとかの感情は感じない。「まあ、そうだろうな」というのが正直なところだ。
小学校のクラスが1つだけになり、お菓子屋さんもなくなり、本屋も写真屋も廃業した。朽ちた空き家が増え、それを壊しても新たにできるのは駐車場だ。友人たちと、「なんもねーなぁ」と話した頃よりもチェーン店が増えたのは確かだけど、別に住みやすくなったかと言われればそんなこともない。
便利なだけでは、使いたいとは思わないから。
でも近頃は、観光にシフトしているのが見てわかるから、活気はあるように見える。活気を見て、活気が生まれるのは間違いないのだろう。
それよりも悲しいのは、こんな田舎でも「振り込め詐欺」にあってしまう人達が未だに多い。市の広報で、詐欺が増えていると被害額が載っているのをみると、遣る瀬ない。
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