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ごきげんよう!堀萌々子です!

劇団5454 制作/企画担当の堀萌々子(ほりももこ)です。
劇団員からは、「ほりもも」と呼ばれています。

デザイナーの横山と一緒に、2022年4月の劇団10周年を以って正式入団となりました。

劇団5454がお客様や世の中にとってどんな存在でありたいか、どんなイメージを持ってほしいか、そのために何をするべきか……
沢山のアイディアを出し、実行の指揮を執るべく奮闘しています。

生まれは千葉県。東京湾にほど近い埋立地の工業地帯で中学までを過ごしました。(育ちがバレる)
家からすぐの海はコンクリートに囲まれていて泳げるような代物ではなかったですが、満ち引きがある紛れもなく海で、日々全身を潮風でべとべとにしながら住宅街を走り回っていました。

演劇への目覚め(?)は私が7歳の頃。
NHK教育でやっていた「六番目の小夜子」というドラマ。

恩田陸さんの小説をドラマ化した、青春ホラー群像劇で、学校の不思議な伝統行事「サヨコ」を、生徒達が秘密裏に遂行するという物語。
「六番目の小夜子」という台本を全校生徒が体育館で群読する、というクライマックスの盛り上がりに衝撃を覚え、演劇(というよりサヨコの群読)に憧れを持ったまま成長します。

時は経ち中学3年生の文化祭。ようやく回ってきた「六番目の小夜子」の舞台化のチャンスは、クラスのボスに却下されたことで叶わず。3年5組の演目は「プロポーズ大作戦」に決定。
泣く泣くドラマを台本に書き起こし、悔しかったので演出も出演も全部やりました。

その後も「小夜子」を諦めきれないまま高校に入学。志望動機は「文化祭の劇のクオリティが高かったから」。
それなのに、ついに迎えた高校3年の文化祭でもプレゼンで負けたため上演は叶わず(入学前にその可能性は考えなかったのか)、消化不良のまま迎えた受験期。
夏バテと慣れない勉強のし過ぎで寝込んだ私は、受験勉強の糸が切れて学校を休みがちに。
そこでようやく、学校生活でやり残した「演劇」という選択肢を真面目に考え始めます。
母の協力の元(感謝)、日大芸術学部と玉川大学芸術学部の受験を決め、結果玉川に進学するのですが、実は日芸にも受かっていたのは私の数少ない自慢話。
もし進学していたら、漁介さんや縁さんの後輩だったというわけです。
(ちなみに面接官は漁介さんの自己紹介ブログに登場するF先生でした)

そして無事大学に入学した私は、5454のデザイナー横山真理乃と出会います。
クラスも同じなら当時アパートも近かった私たちは、初めての実習でも同じポジションに。学内の企画コンペティションでは合同で作品を出したりと、二人とも企画や演出の方面へ進もうとしていました。
とある夜の帰り道、脳内構想中のストーリーを自転車の荷台に乗せた真理乃に聞いてもらったのはいい思い出です。(甘酸っぱい…)

上級生になり、私はそのまま演出を、真理乃は制作をメインに専攻。授業発表で「小夜子」の上演も果たし、ひとまず悔いは無し。
日々実習にのめり込んでいた3年の夏、他大学との合同実習に参加した私たちは元劇団員のおぐさんと出会います。

その後だんだんと私と真理乃の進路は別れ、私は企画も演出も何でもやらせてもらえるという理由で広告制作会社のイベント部に就職。
5年間恐ろしいほどに働き、恐ろしいほどにビールを飲み、課題解決のアイディアを考えて実現させるノウハウを学びました。今でも会社にはお世話になっていて、毎日大変だったけれど大好きな人達です。

徹夜の日々で遠ざかっていた演劇でしたが、おぐさんがTwitterで宣伝していた、劇団5454「カタロゴス〜数についての短編集〜」のチラシのデザインにビビビッときた堀。(この話はまた別の機会に)
初観劇は「ト音再演」でしたが、「なんだこりゃ!面白すぎる!」とチケットを買い足し、そこから5454の作品は欠かさず観ました。
本当はTシャツなんかのグッズも欲しかったけど、先輩の手前、ただのファンとして入れ込んでいるのが気恥ずかしくて買えなかったりしました。
大変な仕事の最高のリフレッシュが5454でした。

そして、再び演劇の世界へ進むべく退職が決まった2019年の冬。5454が上演していたのは、「カタロゴス〜青についての短編集〜」
そこから5454に入る経緯は、横山真理乃の自己紹介に載っていますのでもしよろしければ!
人生タイミングとはこのことなんだなあ。

せっかく大好きな劇団に入団したので、昔の私のように誰かが「ビビビッ」と来るようなクリエイティブを。
そして皆さんの日常の最高のリフレッシュになるよう、5454最短距離のファンとして尽力していきたいと思います!

話は変わりますが、なぜ劇団5454の挨拶が「ごきげんよう」なのかご存じですか?
私実は知らないんですが、どなたか教えてくれませんか?
劇団員でも、元劇団員でも、お客様でも、この記事を読んだら教えてください!

堀萌々子

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