「聞ける」ようになると施術効果が上がる
「いくら言っても伝わらない」という体験をしたことありませんか?
人は、話の半分も聞いていない
そんなものです。
それでも本人はちゃんと聞いているつもり
人は聞きたいように聞いて、見たいように見る
現に、人から「あの時言ったよね?」と言われても自分は「聞いてない」という体験もしているはず。
私もよくあります。
自分の聞いてないことは棚に上げて、人のことは「全然聞いてない!」と責める理不尽なヤツです。
ひどいですね(笑)
なぜ人の話を聞けないのでしょう?
それは人の話を聞きながら、自分の中でいろんな判断をしているから。
良いとか、悪いとか
必要だとか、必要でないとか
興味あるとか、興味ないとか
面白いとか、つまらないとか
簡単だとか、難しいとか
そんな判断をして聞き逃しているのです。
昨日、オステオパシーのセミナーで仲間と練習している時に、理解の差に気づきました。
先生が話したことをどこまで受け取っているのか、人によって全く違います。
実技においても、同じ演習を見ているのに、どこまで再現できるのかは人それぞれです。
聞いたこと、見たことに自分なりの解釈をつけると、全く別物になってしまいます。
例えば、今回のテーマは「上肢」だったのですが、関連する肋骨の調整も行いました。
「今回は腕の調整をする」と思って来たら、「なんで肋骨の調整しているの?」「これって必要なの?」「テーマずれてない?」など頭の中でモヤモヤしていたら、話が入って来ませんよね。
そんなこと考えているうちに、どんどん話は進んでしまいます。
また、自分の能力の限界を自分で決めてしまうと、沢山の情報がいっぺんに入ってきた時に、「はい、これ以上は入りません!」と情報をシャットアウトしてしまいます。
これは私もよくやります。
あれ?さっき何言ってた?という時は、大概頭の中で何らかの判断をしているか、シャットアウトしている時です。
聞いてなかったら「聞いてなかった」と、分からない時は「分からない」と正直に言うことも大事だと思います。
そんなこと言ったらバカにされるんじゃないか?
そんな恐れも出てきますよね。
私も以前は一度聞いたことは、聞き直さない方がいいと思って生きていました。
でも実は「みんなちゃんと聞いてない」ってことに気づいたら、聞き直せるようになりました!
自分が正直に言うことで、周りの聞いていなかった人の助けになると思ったら気が楽になりませんか?
既に持っている知識の差もありますが、聞いたこと、見たことをそのまま受け取っているかどうか、そして受け取ってないことを認識してるかどうかで理解の差が生まれます!
クライアントさんの「ここが痛い」というのも、自分の勝手な解釈で施術を進めてしまうと、いくら技術を持っていても改善出来ないこともあるでしょう。
鈍痛なのか
刺すような痛みなのか
押すと痛むのか
動くと痛むのか
何もしなくても痛むのか
しっかり聞けると、おのずと身体の状態が見えてきます。
痛みの種類によって、見る場所が変わります。
施術方針も変わり、結果にも影響する。
相手のことを聞けると、この人は、この身体は、何を必要としているかが見えてくるんですよね。
改めて「聞く」って大事だと認識しました。
ぜひあなたの話も聞かせてくださいね(^^)
とか言いながら、実は人見知りの話したがりなので聞いてください(笑)
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