見出し画像

最近見たVtuber関連の気になったWeb記事と雑感あれこれ(2023年5月頃)

日頃noteをフォローして下さってる方向け、Vtuber関連のWebメディア記事をまとめて紹介する、このnote企画。

今回はGW以降(5/3~6/2)に見かけたWeb記事で、気になった話題のものなどをまとめてご紹介します。
イベントの多かったGW直後ということもあり、今回は紹介する記事数が特に5月前半は少な目でしたので、約1か月分でまとめています。

なお、物販販促系、イベント告知、内容が少ないWeb記事はいつも通りスルーし、ニュース系記事は内容が重複しているものを省いています。というか5月、特にGW前後はどこのVtuber事務所もグッズ販売記事だらけでした。

以下は本当に余談な上に、そもそも他人のお金の使い方の話になるので、実にどうでもいいことではありますが。

人によっては、例えば推しが出してるアクリルスタンドを1カ月に何種類も買う、という状況が発生していたと思われるこのGWの各事務所の大量のグッズ販売戦略が、ほぼグッズを買わない私としてはあまりにピンとこなかったです。

なので、それこそ推しのグッズは全部買っている、みたいなコアなファンの方がいらっしゃったら、ちょっと今回のGWの推しの所属事務所のグッズ展開についての感想を詳しく聞いてみたくなるような状況だな、なんてことを今回のGWではふと思いました。

ちなみにGW前にお届けした前回の記事はコチラ。
まあ、お暇な方が読んでいただければいいかな、の気持ちで今回も前回同様に膨大な量をお届けしようと思います。



にじホロ関連記事

とりあえず今回もにじホロ関連のコラム、まとめ記事系から。

にじさんじ関連

ライバー個人に焦点を当てたコラムやまとめ記事については、RealSoundanimateTimes掲載のWeb記事が今月も多かったです。

個人的には、5/24に卒業した朝日南アカネに関するコラムや、他の人の結果とはちょっと毛色の違う壱百満天原サロメに関するファンの感想まとめとかが読んでて特に印象深かったです。

こちらはにじさんじのイベント関連記事。

デビュー1周年を迎えた壱百満天原サロメ関連の話題や、にじさんじでは7人目になるチャンネル登録者数100万人突破のライバールカ・カネシロの話題、イベント終了から1カ月以上経過してもまだ語られる周央サンゴ&志摩スペイン村コラボの件、大学生向けサイト「マイナビ 学生の窓口」に、大量の俳優さんのインタビュー掲載記事の中に一人混じったVtuber三枝明那の妙に目立つインタビュー記事、相変わらず中身の濃いMoguLive掲載の統括プロデューサーインタビューなど、5月のにじさんじ関連のWeb記事は話題の種類もバラエティに富んでいて面白かったです。

一方、運営のANYCOLOR社の動きとしては、6/8から上場市場区分が変更になる件が一般的には最も大きい話題でしょうか。

ますます投資家の注目が集まりそうです。

またANYCOLOR社の5月は、誹謗中傷対策に積極的な動きが見られた部分も注目すべき点かなと思っています。

上記のうちプライバシー侵害の件については、以前のnoteでも触れましたが、誹謗中傷も数多く見られる某掲示板に対しての対応がVtuber企業として初めて見られた点が、個人的には興味深いなと思っています。

一方の詐欺の件については、情報の信憑性を担保できませんがその詳細について触れたWebサイト等もみられ、一時話題になりました。同件はVtuberの匿名性を巧みに利用された事例として今後も警戒が必要かもしれません。

また、同じく情報の信憑性については一考が必要であろうと思われる話題としては、以前解雇になったANYCOLOR社の海外ライバーの事例について、一部サイトや主に海外のゴシップ系のYouTuber、twitter等が色々な情報を発信している様子なども5月は見られました。

こういった話題に対しては、真偽を明らかにすることが難しい以上、一方が発信した情報を簡単に鵜呑みにしないよう注意したいものだと、改めて思います。


ホロライブ関連

続いてはホロライブ関連記事を。
5月はなんでか6期生『holoX』の話題が、Webメディア記事には多かったような気がします。

5月はChatGPT関連の話題が、ホロライブに限らずVtuber全体の配信でもよく見られました。

Webメディア上ではツイートにまで話題が展開した博衣こよりの配信に一際注目が集まった印象こそありますが、ホロライブ・にじさんじを中心に様々なVtuberが配信内でChatGPTからいい加減で面白い回答を引き出す様は、AITuberの楽しみ方にも少し似ていてちょっと楽しかったです。個人的にはにじさんじ笹木咲のChatGPTとレスバする配信とか好きでした。

あとホロライブのイベント関連レポート記事は、5月も相変わらず多かったです。現場の空気感が分かるので興味深く読んでいます。

このあたりの記事は、6期生以外のメンバーに関するコラム・インタビューです。

ねとらぼ掲載のロボ子さんの胃カメラの件と、大空スバルの病んだ件はyahooニュースにも転載されていましたが、なんとも微妙な「話題になり方」だなぁと、読んでいてちょっと苦笑いが出ました。

また、電ホビweb掲載の、アキ・ローゼンタールが早口オタク的にゲーム「モノポリー」について語っている記事と、KAI-YOU.net掲載のさくらみこインタビューは文字数が多くて読みごたえという点でかなり充実していましたので、個人的にはおススメの記事です。

一方、運営のカバー社については、BUSINESS INSIDER掲載の記事が5月は多く、どれもなかなか興味深い内容でした。

こちらも記事からは、上場以降カバー社とVtuberという業界が色々と、投資家達の注目を集めている様子が推察されます。

またカバー社の5月の話題といえば、27億円かかった新スタジオ設立の話題と、それを利用した3D配信や、いかにも立ち上げならではのトラブルに関連した話題が、ホロライブのファンには注目されていたような気がします。

簡単にまとめれば「規模は国内最大級、初期トラブルは対応中、まだまだ人材募集中」ということのようなので、今後もしばらくは同社の大きい話題の一つとして、いろいろな経過を聞くことになりそうな感じがします。

また、トラブル関連ではこういった事例も。

珍しい & なかなか防ぐことが難しい事案のようにも見えますが……、今後もこういったことが頻繁に起こるようであれば、視聴者側も注意する必要が出てくるのでしょうか。何が目的なのか、それともただのトラブルなのか、よく分からない状況なのがちょっと気になりました。

ほかに5月の大きな話題としては、ホロライブプロダクションが「サポーターガイドライン」を発表した件は、各所で話題になりました。

内容が海外翻訳も容易な全年齢向けのやさしめな文章でしたし、一見すると「応援をされる側の企業が自らを『応援して』『見守って』『尊重して』と発信する」という不思議な状況には当初違和感を感じた方も多かったようですが、私は今のVtuberを取り巻く誹謗中傷等の環境を、業界最大手といえるVtuber企業側が「こういったガイドラインを出さざるを得ない状況である」と判断したということをもう少し重く受け止めるべきなのかもな、とも感じました。

前述のANYCOLOR社の誹謗中傷対策とは一見して真逆のアプローチですし、私個人の感想としてもANYCOLOR社のような、訴訟を含めた対応をこまめに発表することでファンに警鐘を鳴らしていくスタイルこそが現行のネット社会における誹謗中傷対策の王道だとは思うのですが、企業側からファンへの自制を呼びかける形ともいえるカバー社の今回の対応については、その効果や意義はさておくとしても、少なくとも「ファンへの呼びかけを所属Vtuber個々人からの発信だけに任せる形にはしていない」という点は、評価するべきと思っています。


配信で使用されたゲームについて

続いては、今回の期間に多くみられた、主ににじホロを中心にVtuberの配信で頻繁に使用されたゲームタイトルについて着目した記事をいくつか。

配信者の実況力が試されるようなゲーム「Pineapple On Pizza」を筆頭に、「ロックマン」シリーズ「Amanda the Adventurer」「Q REMASTERED」といった色々なジャンルのゲームが配信で注目されたことを取り上げた記事が並んでいます。

以前より、複数の配信者が同タイトルを一斉にプレイしはじめ、一気にそのコンテンツを消費していくことが多いVtuber界隈ではありますが、そのプレイ配信自体がゲーム関係のWebメディアの記事として取り上げられることで、一度旬を迎えたゲームコンテンツに再度別の角度からの注目が集まる、という光景も最近はちらほら増えてきた印象があります。

また、5月はにじホロ関連の同人ゲームが豊作で、そこに大きく注目が集まったことも記憶に新しいところです。

特にホロライブを題材とした対戦格闘ゲームが「Idol Showdown」が多くの格闘ゲーム系配信者に配信されて盛り上がったり、同じくホロライブ題材の同人ゲームコンテンツ「HoroCure」が、別事務所である深層組のVtuber、従井ノラによってプレイ配信される様がなんと従井ノラのひとりホロフェス クリアで豪遊チャレンジというニコニコ生放送の公式番組になったりといった具合に「一つの事務所のVtuberを題材にした同人ゲームが、別の配信者の配信コンテンツとして消費される」事態がちょこちょこ発生したことは、これまでにないちょっと不思議な光景だったような気がします。


各事務所・個人勢・イベント等

続いて、にじホロ以外を中心としたVtuber関連記事をいくつか。

VTuber Fes Japan 2023関連

こちらは4/30に開催された「VTuber Fes Japan 2023」に関してのレポート記事。会場の雰囲気はよく伝わりましたが、欲を言えば各参加Vtuberの表情が見えるような写真も欲しかったなと感じた記事でした。

おそらくは、ライブの各Vtuberの歌うスクリーンの背景がカラフルだった関係で、スクリーン上のVtuberの表情に焦点を当てた写真がそもそも撮りにくい環境のライブだったんだろうなぁ、と思いながら添付映像を見ました。

Brave Group関連

タレントの3D化が始まって勢いづいている「ぶいすぽっ!」、4/15に開催された激安特価だった全体ライブ「Re:Volt 2023」や運営会社の体制刷新など独特な活動が行われている「RIOT MUSIC」、新たな動きとして海外進出の新プロジェクト「V4Mirai」が開始、と各方面で大きく精力的な動きが見える、最近のBrave group

上から2つめの記事では、後に「RIOT MUSIC」の社長に就任した武田洸樹氏がしっかりとしたインタビューに答えているので、「RIOT MUSIC」が好きな方には特に面白く読めると思います。

ななしいんく関連

逆にその活動に大きく疑問符が見えた5月だったのがななしいんく

なんといっても同事務所で最大のチャンネル登録者数を誇るタレントであった周防パトラの独立は、体制変更を行い、複数のイベント開催等いろいろな発表を行い、と新しい船出を始めたばかりの同事務所を見つめるファン達にとって、非常に大きな衝撃を与える出来事でした。

また大浦るかこの活動休止と運営スタッフへの転身発表も、前述の衝撃で大きく運営への信頼度が揺らぐファンたちを、さらに不安にさせる事態だったと思います。

今後、この揺らいだファンの信頼をどう回復していくのか、という点が、今夏以降のななしいんくの大きな課題となることは間違いないでしょう。

願わくば、今回大浦るかこをスタッフに迎えたことで、これまでにもななしいんく運営に見られた「ライブが告知不足でチケットが売れない」「ライブ前に運営不備で目指すクオリティに届かないことを発表」といったさまざまな事案について、なんらかの改善がなされることをせめて期待したいところではあります。

まあ、運営の改善とタレント1名の活動休止がファンの心情からして釣り合うか?と言われると、それはそれで微妙なところではあるのですが。


MonsterZ MATE関連

続いてこちらは、5/21にライブとEPリリースが行われたMonsterZ MATEについての記事。

声出しライブ可になったことで、大きく自身の魅力をアピールする場を得た彼らの、2000人を集めたライブの様子はなかなかに楽しそうです。
今後の展開にも注目していきたいなと個人的に思っています。


デビュー・卒業・復帰・休止等

こちらは各所のVtuberのデビュー、卒業、活動休止や復帰に関する記事。

いろんな新人のデビューがある一方で、2018年頃にデビューの、言うなれば古参Vtuberの方々の進退にいろいろな動きが見えたことが、私にとっては特に印象的な5月でした。悲しいこともいつものようにありましたが、復帰の話題がいくつか見られたことは嬉しくなりましたね。

現在も、いろいろな理由や事情で各事務所に活動を休止している方がいる、そんな昨今のVtuber界隈。
また今後も復帰の話題がたくさん聞けるといいのですが。

その他・個人Vtuberトピックス

その他、個人勢Vtuberを中心に書かれたトピックス記事をいくつか。

4月頃までは多かった、主にshort動画で大きく注目を集めたVtuberに関するコラム的な記事が、5月以降のWebメディアではほとんど見られなかったことが個人的には少し気になっています。

各Webメディアの特集記事

ここからは5月に見かけた、各Webメディアの特集記事から、個人的に面白かったものをいくつか。

MoguLiveの記事

MoguLive掲載分からは3つの記事を。

特にAITuberの記事は「AITuberという存在」の入門編として非常にいい読み物だと思いますので、個人的におススメです。

Kai-you.netの記事

Kai-you.net掲載の記事からはこの4つをご紹介。

AIイラストについては、ある程度当たり前の変化かもしれませんが、5月に入ってからかなり風あたりが強くなりましたね。
ksonについては、これVtuberとしての記事なの?配信者としての記事なの?と紹介を毎回迷う部分があるのですが、今回は紹介してみました。

GQjapanの記事

こちらはGQjapan掲載の特集記事を3つ。

記事の内容は少な目なのですが、20か国で発行されているというGQという一般向けメンズメディアの音楽特集「THE CHANGING FACE OF J-POP」で、現在6組紹介されているうちの3組がなんとVtuber、という状況にちょっとした面白みを感じたのでご紹介しています。たまたまかもしれませんが。

RealSoundの記事

RealSoundからはこちらの5記事をご紹介。

いろいろな出来事に幅広く触れた記事が多く、どれも読みやすい内容ばかりなのですが、その中でも特に下2つのコラムは『バーチャルの世界の狭間で』という特集コーナーの記事で、これまでのVtuber史の一部を振り返ってみたい方におススメの面白い内容になっています。

私も「もこ田めめめの視点から見た2018年の様子とか、割と貴重な話だよな」とか思いながら読んでいました。

RUGsの記事

こちらは一見するとVtuber関係なさそうなRUGsの記事から2つほど。

上の記事はMonsterZ MATEのライブや配信などでおなじみのBalus社の3DCG制作コンテンツの裏側が垣間見える記事。

下の記事はイラストレーターMika Pikazo氏が、自身のTwitterフォロワー100万人記念で行った「イラストリクエスト企画」についての記事なのですが、同企画内で、彼女がデザインし、今は活動が見られなくなってしまったVtuber「輝夜月」「ピンキーポップヘップバーン」の2名を、現在もホロライブで活躍中の「ハコス・ベールズ」とセットのイラストで新規書下ろししていたのが個人的にツボだったのでご紹介してみました。


では今回はこの辺で。
やはり一月分をまとめると多いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?