どこを目指して行動するのか
仕事をしていると、どうしても目の前にある業務に意識が行ってしまい先を見据えた行動が後回しになることはないでしょうか?
自慢できることではないですが、私は良くありました。
目の前にある業務だけに意識が向かってしまうと、片付けることが仕事になってしまいます。そうすると、目の前の仕事が終わったら全てが終わった感覚になってしまう状態です。やることはまだあるのに。
そんな状況だと、業務の改善のような大事だけど急を要しないような業務は後回しになってしまいます。業務の改善が出来ないから自分の業務は忙しかったり、大変だったりするにも関わらず…
なぜ目の前の仕事だけに集中してしまうのか
目の前の業務を進めていくことはとても大切です。本来やらなければいけない業務が上手くいかないと、会社の業務の根幹に影響を及ぼすような事態にもなりかねません。
目の前の仕事だけをこなす働き方になってくると、意識せずに、目の前にある仕事量にあわせて1日の時間配分をするようになってしまいます。
中途半端な状態で1日の仕事を終えるよりも、業務が片付いて仕事を終える方が気持ちよいし、仕事をやった感が味わえると思います。
「やらなくて良いものは、やらなくてよい」
当たり前の話でスミマセン。
でも、少し考えてみましょう。
「不要なことなので、やらなくてよい」→やる必要のないもの
「今は最優先事項としては、やらなくてよい」→やらなければならないもの
ここを取り違えてしまうと、後者のような急がなくてよいけどやらなければならないことは、忙しいを理由にやらなくなってしまう。
普段やっていないことをやることは、時間もパワーも必要ですので面倒くさくなってしまう。(私にとっては、夏休みの宿題のようなものです。)
先を見据えて仕事をするには
一言で言えば、チームのゴールの共有と業務を俯瞰する力をメンバーが身につけることだと思います。
料理をするときには、何を作る(完成図)かを決めて必要な材料を揃え、調調理器具を準備して開始すると思います。普段、何かの目的のためにやっていることを仕事に置き換えてみれば分かりやすいと思います。
とは言え、メンバー全員に単純に「業務を俯瞰して行ないなさい」と言っても、自分ごとになっていない人にはとても難しいです。なぜなら、業務の目的やその先の影響など考えていないからです。
このような時には、リーダーが業務全体の目的をメンバーに周知し、同じゴールを向くようにマネジメントすることが必要です。
チームのゴールを明確にする
リーダーは、チームのゴールをメンバーに対して明確に伝え、それぞれのメンバーが担当している役割がどのような意味を持つものなのかを一緒に確認する必要があります。
そして、それそれのメンバーと向かうべきゴールへ意識を合わせて、行動していくことが大切です。
どこを目指して行動していくのか。
それぞれのメンバーが自分の役割が明確になるとやるべきことやスケジュール感が認識でき、自然と先を見据えた行動が出来るようになっていきます。
但し、ほったらかしでは上手くいくものもダメになってしまいますので、フォローは必ず必要です。
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