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仕事の目的を理解していないリスク

暑い日々が続いていますが、仕事も日々続いています。
今回は、そんな仕事に対する意識について。

あなたの仕事は何ですか?

「あなたの仕事は何ですか?」
そう聞かれると、あなたはどのように答えますか?

「会社の会計をまとめる仕事」
「人事研修を手配して、開催する仕事」
「書類をチェックして、保管する仕事」…

世の中には、色々な業種の会社があり、色々な職種があります。

「あなたの仕事は何ですか?」と聞かれれば、
実際に行っていることを説明する人が多いと思います。
普段の会話では、どんな業種でどんな業務をやっているかが伝われば十分ですので、ここまでで良いと思います。

あなたの担当している仕事の目的は、何ですか

では、次に。

「あなたの担当している仕事の目的は何ですか?」と聞かれたらどのように答えますか?

私の過去の経験では、
「前任にやってと言われたとおりにやっているので、よく分かりません」
「手順書に書いてあるからやっています」
「やれと言われているからやっています」…

以外に多くの人が、自分がやっている業務の目的や意味を理解していないケースが多いです。

何故、この話をしているかと言いますと、

私が開催している「手順書・マニュアルの作成方法」の講座の受講者の方からも、自分自身が業務の目的や意味を理解していないことに気づいたと言われる機会が多いからです。

手順書・マニュアルを作る際は、業務の目的や意味を理解のうえで作成することがとても大切です。(詳細は、別の機会にします。)

仕事の目的を知らない=リスクの種の温床

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仕事の目的を知らない状況とは、

例えば、「乗っている人を安全に目的地まで運ぶこと」が目的であるにも関わらず、「車を動かして人を運ぶ」という手順だけが意識された場合どうなるでしょうか?

とりあえず運転すればよいので、乗客の乗り心地や接客は置き去りになってしまいます。まるで人がモノのように扱われていると感じたら、こんな車には乗りたくないので、もしかすると苦情に繋がるかもしれません。さらに話が広がるとその会社のイメージダウンとなって利用してくれる人が減少することにもなりかねません。

一例ですが、こんな話はどこにでもあります。

何か問題が起こってから初めて、業務上の課題があったことが浮き彫りになる。その課題を解消するために、余分な時間や労力をかける必要が出てきます。

こんなことが起きないために、リーダーはどうするか?

それは、業務の目的をチームのメンバーに確認し、意識させていくことが大切です。この意識が醸成された組織は、自律的にリスク管理が出来るようになっていきます。

チームにミスが多い。

そんなことを嘆いているリーダーは、仕事の目的をメンバーに理解・意識させることがとても大切です。



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