太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くこと…

太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くことから4半世紀ほど遠ざかっていましたが、久々に書いてみたくなりました。 主にポピュラー音楽について書きます。

マガジン

  • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往 第1号 初夏の巻

    3ヶ月間に公開した記事を全部収めてあります。第1号は2024年4月から6月に公開した記事です。

  • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」

    ヴァン・モリソンのアルバム「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事です。冒頭の固定された記事「ガイドマップ的ご案内〜」は新しい回を公開するたびに更新しますが、それ以下は第1回から順に収めてあります。

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  • 固定された記事

周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往するためのチューニング

 10代の半ば位にポピュラー音楽に興味を持つようになり、以来50年ほどの年月に渡って音楽好きであり続けてきたことにはなる。  読んでくださる方にはどうでもよいことだが、その年月のちょうど半分くらいのところが節目になっているという感じである。  これは本人としては面白いことなのだが、その時期に音楽との関わり方が変化して、そこが区切りになった。  このことは現時点の私にはなんとも言えず色々な想いが交錯するところで、いま記したように面白いとも思うのだが、複雑な整理しきれない気持

    • ヴァン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンドに鳴り響く音楽史 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第5回

      連載の全体については以下の記事をご覧に なっていただければと思います。 ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して 50’sR&Bとロカビリーの関係から浮かび上がるブギウギ  ヴァン・モリソンのアルバム「アクセン チュエイト・ザ・ポジティヴ」の1曲目 「ユー・アー・マイ・サンシャイン」について、曲の録音史、歌曲として何が歌われているか、そして録音史において多く生まれた ヴァージョンの中からレイ・

      • クラプトンの「To Save A Child」についてXに投稿しました。

        エリック・クラプトンのパレスチナの子供たちへの支援公演「トゥー・セイヴ・ア・チャイルド(To Save A Child)」について投稿し、それに関連した投稿、報道をXにリポストしました。 #エリック・クラプトン #ToSaveAChild #パレスチナ #ガザ

        • ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して

           ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事のガイドマップ的なご案内です。  このガイドマップの記事は連載の進行にしたがって内容を更新していきます。 ◎2024-07-01お知らせ 昨日、公開した記事、ヴァン・モリソンのアルバム「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載第5回『ヴァンの 「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンドに鳴り響く音楽史』の最後の方で、アルバムにファッツ・ドミノとリトル・リチャードが録音した曲のカヴァーが

        • 固定された記事

        周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往するためのチューニング

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        • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往 第1号 初夏の巻
          8本
        • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」
          6本

        記事

          レイ・チャールズへの敬愛の念 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第4回

          連載の全体については以下の記事をご覧になっていただければと思います。 ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して レイ・チャールズによるカヴァー  レイ・チャールズは1950年代にR&Bの音楽家として成功を収めていたが、1950年代末頃からジャズやポピュラーヴォーカルの音楽家としてのあり方をも示すようになり、さらにはカントリー音楽の楽曲を歌いもした。そのためWikipedia英語版のレイの項目に

          レイ・チャールズへの敬愛の念 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第4回

          始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第3回

          連載の全体については以下の記事をご覧になっていただければと思います。 ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事  ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して 1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン」  アルバムの1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン(You Are My Sunshine)」である。  この曲はカントリー音楽の世界で生まれた曲だ。  私が知っていた1990年代初めまでのヴァン・モリソンの音楽については、カントリ

          始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第3回

          ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第2回

          連載の全体については以下の記事をご覧になっていただければと思います。 ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して 20世紀半ばに作られた曲が収録されている  この「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」というアルバム、全曲カヴァーであるわけだから選曲が注目点になる。  そして実際のところ、取りあげられている曲からは、きわめて興味深いあり方が見てとれるのだ。  収録曲が最初に発表された時期は第1回

          ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第2回

          ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第1回

          連載の全体については以下の記事をご覧になっていただければと思います。 ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して はじめに  いささか長い記事になリますので手頃な長さに分けて、分載、連載といった形にします。  記事中で、おなじみWikipediaは随所で参照しますが、当然のことながら、ただ右から左に書き写すわけでなく、私なりに信頼がおけると判断した場合において、記述の拠りどころにしたつもりです

          ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第1回