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メンタルの不調をなおす

・先週からメンタルの不調が続いている。

イライラしたり落ち込んだりする日々を送っていた。
はじめは女性的なバイオリズムのアレだろうと思い耐えていた。性機能が女性な人は分かってもらえると思うが、アレの数日前はメンタルに大変な不調をきたす。
そうでない人も確かにいるけれど、わたしはメンタル不調をきたすタイプだ。食欲増加も同時にくる。
落ち込みはするが体重は増すという何も良いところのない症候群を発症する。

今回のメンタル不調もそれだろうと思い、放置していた。

人間とは不思議なもので、不調の原因を突き止めると安心するようにできているらしい。

「この頭痛は脳腫瘍だ……脳腫瘍だ……脳腫瘍だ……」と怯え続けて医者にかかった診断結果が「偏頭痛です」と言われた日には、どんな激痛がきても「また偏頭痛がきたよ」とまったく怖くなくなる。
頭痛でなくとも胃痛とか神経痛とか漠然とした体調不良などが医者によって「心配するほどではありません」と診断されて安心した経験のある人はいるだろう。

わたしもあと3日もすればバイオリズム的なアレがくるだろうと思って安心していた。
ところが、1週間経っても来ないし、メンタル不調は改善しない。
妊娠したわけではない(断言できるほど思い当たる節がないのが悲しい)。

とすると、女性のバイオリズム的なものとは別の理由でメンタルが不調をきたしているということだ。
寒いからかも知れない。電気代が1万円を超えたからかも知れない。お金じゃなくてお腹が減ったからかも知れない。

理由が分からないと、不安になる。メンタル不調に拍車がかかる。

・メンタル不調について考える

メンタルに不調をきたすと、人に会いたくなくなる。対人関係についてうじうじと悩み出す。外界を歩く人間の動きに苛立ちを覚える。

うじうじ悩むくらいならまだ良いが、下手に対人に救いを求めようとするとその関係に支障をきたす恐れがある。
怖い、辛い、ムカつく、しんどい、私以上に不幸な人はいない……などと精神科医でもない友人や知人にすがってしまうと、大変に恐れられる。

優しい性質の友人・知人は「かわいそうだね、辛いんだね」と話を聞いてくれるかも知れない。しかし、それも数回に渡って続くと、怖い辛いムカつくしんどい……と聞かされる側は疲弊してくる。

理由は簡単で、友人・知人は精神科医やカウンセラーではないからだ。
プロではないから、人の悩みや辛さに延々と耳を傾けるスキルがない。
耳を傾ける商売を商っていないし、メンタル不調人のメンタルを悪化させない当意即妙な受け答えもわからない。

何より友人・知人にも悩みやメンタルの不調があり、有限な人生を円滑に生きるために日常生活の些事をこなさなければならない。
他人のメンタル不調に長らく関わっている時間がないのだ。

「メンタルに不調をきたすと、人に会いたくなくなる」の延長(応用?)で、メンタルに不調をきたすと、「人と会う約束をぶっちする」というのがある。

メンタル不調は不調→普通(好調)→不調→普通(好調)と波があるようだ。普通(好調)のときは人にも会えるし、次回会う約束も取り付けられる。

しかし、メンタル不調の波が普通(好調)→不調へ降下した当日に人と会う約束が入っていたりすると、キャンセルしたいマインドが働く。
行きたいけど人と会うのがしんどい=約束キャンセルマインドが強まった結果、人と会う約束をキャンセルするらしい。

「らしい」と語尾に付け加えているのは、幸いにもメンタル不調の一週間、わたしは人と会う約束が入っていなかった。

しかし、ジムに行って体を鍛える、と決めていた曜日にジムに行けなかった。ジムは曜日制ではないから、行きたい時に行けば良いのだが、体を鍛えると決めた日に体を鍛える気力が湧かないのは辛いことだった。

これがジムではなく、人間との約束だったら、信用を失う。

心の寛大な人や、自身もメンタル不調を経験している人は、約束をキャンセルされても「まあ、しょうがないな」とか「自分もそんな経験をしているしな」と許してくれるかも知れない。

しかし、大半の人間と言わないまでも、信用を失う人間関係が出てくることは確かだ。
表面上は会合の約束に応じてくれても「この人のことだから、どうせまたキャンセルするんだろうな」という前提で、約束をキャンセルされた場合に行う予定を組み込まれていたりする。

(と思うのは、自身がメンタル不調の友人を過去に持っていた経験があるからだ。
私は、高校生くらいのときにとてもメンタルが不安定な友人がいて、しょっちゅう約束をドタキャンされていた。
仕方がないので、その人と会う約束をするときは、ドタキャンされた時は○○しようと別の計画も同時に立てていた。
あと、約束を守ってくれる期待をしないで約束をしていた)

※これはわたしの経験から書いていることなので、人によりけりな部分もたくさんあると思います。

・メンタル不調を改善する

この一週間で、どういった行為が自身のメンタル不調を改善するか試してみた。現在メンタル不調な人は、参考になりそうなところを参考にしていただけると嬉しい。

①煙草を吸う

おっさんみたいなメンタル改善法をいの一番に紹介して申し訳ない。わたしは普段は煙草を吸わないが、嫌いではない。
本当は「喫む」と書きたいところだが、吸う時は5mgのリトルシガーを1日に3本〜4本喫煙する。煙草には個人的な美学が色々あって、ここで書いても仕方がないので割愛するけれど、大前提として人前では吸わない。

結果:対処療法的に効果があった。煙草は落ち着く。2本の喫煙で二時間程度のメンタルが改善する。しかし、健康被害の点から推奨しない。

②部屋を暖かくする

「冬季うつ病」という言葉があるように寒さによりメンタルの不調は加速するようだ。
暖房をつけて部屋を暖かくし、寒さから身を守る行為は生命維持につながると脳が認識して安定するかも知れないという期待を込めて……!

結果:電気代が気になってメンタル不調は改善しなかった。
暖房をつけると部屋が乾燥するので加湿器も同時稼働する。
先月両方を稼働しすぎて、12月に支払う電気代がアルティメットバースト並みの大ダメージを懐にあたえてしまったことがでかい。
そればかりを気にしてしまい逆効果に近い影響をもたらした。

③チャイティーを飲む

体温上昇効果があり、冬に嬉しいチャイティー。
インドカレーを作る材料と適当な紅茶葉を使用して作れるのでかなりコスパがいい。
スパイシーな味付けは煙草を吸うのと同様の刺激が得られると実感。

結果:対処療法的に効果があった。
煙草と同じで、喫んでいる間は落ち着く。意識がチャイに集中するのでメンタル不調を忘れてしまう。
しかしチャイティーがなくなるとメンタル不調が戻ってくる。
煙草よりは健康的だが、作るのが面倒くさい。

④サウナに入る

通っているジムにはサウナがついている。
体を鍛えられなくてもサウナには入るだけで良い。良いサウナの入り方は「フェルミ大学」さんで紹介されていた方式を採用。

・サウナ(5分)→水風呂(1分/わたしの場合は水シャワー30秒)→外気浴(1分)

を1セットとし、3セット行う。

結果:メンタル不調がかなり改善。
サウナに入った日は不調などひとかけらもなくなるほどの達成感とホカホカ感を得た。
かつて友人に「そんな入り方してヒートショックとか大丈夫ですか?」と心配されたけれど、ヒートショックとメンタル不調を天秤にかけてメンタル不調に傾いた。
水シャワーを浴びる際、身体がどうにかなりそうなほど衝撃を受けるが「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉をマントラのように唱えて滝行のようにやっている。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」って、やっていることは真逆なんだけども。

⑤瞑想をする

ここ三年ほど、就寝前の暇を見つけては瞑想をしている。
最初のうちは某書籍に紹介されていた瞑想方法を実践していた。かなり細かい方法だ。

①メトロノームを1秒/1カウントにセットする
②カウントに合わせて息を吸う
③7カウント目で息を吸うのを1カウント止める
④7カウントで息を吐く
⑤7カウント目で息を吐くのを1カウント止める
※以降繰り返して最低でも15分以上行う

最近は、このやり方だとあまりにも細かくて瞑想に集中できないので、

①お香をたく(HEMムーン香 or TULASI ムーン香)
②アレクサに「20分経ったら起こして」という
③適当な呼吸に意識を合わせる

とかなり簡略化して実践している。

結果:寒いと集中できないので暖房をかけてやっている。瞑想中「電気代……」とよぎる雑念を払うことが3回くらいある。
落ち着きはする。寝つきは良くなる。

個人的結論

個人的な結論としては

④サウナに入る
①煙草を吸う
⑤瞑想をする
③チャイティーを飲む
②部屋を暖かくする

の順番でメンタル不調が改善した。

しかし、メンタル不調はまだ続いている。

女性のバイオリズム的なアレがきたら快調に向かうのかも知れない。向かわないかも知れない。わたしのメンタル不調は、自身でさえどこに向かうのかわからない。

とにかく、ヒートショックは聞かなかったことにして、これからもサウナに入る生活を続けようと思う。

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