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075_忘れられないデート~part.1~

3月24日(火)
今日のことが楽しみすぎて、
睡眠不足のボクだけど、
彼女の誕生日以来のデートだから、
朝からボクのテンションは高かった。

彼女とは、
ボクの会社の近くの駅に、
16時に待ち合わせ。

ボクの心の中では、
既にカウントダウンが始まっていた

こんなにも、
彼女に会えることが、
嬉しいなんて。

心の声が漏れないように、
溢れる想いが飛び出ないように、
ボクは必死にこらえて、
出社した。


今日、彼女からの連絡はなく、
けど、実家にいることは知っていた。
お昼過ぎても、連絡がなかったら、
連絡しようと思っていた。

11時10分
彼女から連絡があった

「仕事お疲れさま!
 今日実家に帰らなきゃ
 ならなくなっちゃったから、
 一緒にいれるの0時頃までだけど、
 いいかな?」

このLINEを見たのは1時間後だった。
ボクは、
「行けなくなった」という最悪のケースも
想定して、LINEを開けたので、
彼女からの連絡は、
全く問題なかった。

12時10分
「りょーかい!」 
ボクは短く返事をした。

すぐに彼女から、
「ごめんね」と。


仕事も一段落して、
お昼ご飯を食べ終わったあと、
彼女にLINEした。

「実家だから、お昼ご飯食べちゃったよね?」

ボクは、
待ち合わせしてからすぐに、
焼肉に行くことを伝えてなかったので、
お昼ご飯を軽めにしといてねと
伝えるのを忘れていた。

このLINEを送ったのは13時を過ぎていた。


そして、
ここから彼女の連絡が絶たれた。