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【レビュー】ナキメサマ【ネタばれ無し】

はじめに

著書:ナキメサマ
著者:阿泉来堂
出版:角川ホラー文庫

閉鎖的な村で行われる『ナキメサマの儀式』を中心にストーリーが展開していくホラー小説。

ナキメサマの存在、儀式の真実、村人たちの意図・・・

様々な事が絡み合い驚愕の最後を迎える。


感想

一言で言うならば、騙されたっ!です。


後半の真実が明るみになるにつれ、まるで推理小説を読んでいるように点と点が繋がっていきました。

確かに、読み進めている中で小さな違和感や疑問を感じてはいましたが、まさか、こんなにも大きな意味があったなんて思いもしません。


ホラー要素では、何が起ころうとも儀式を最優先させる村人の狂気や、謎の存在であるナキメサマに背筋をゾクゾクさせられました。

閉鎖的であるがゆえに歪んでいる常識や、村の外の人間に対する態度には恐怖を感じずにはいれません。

グロテスク表現も、思わず目を背けてしまいたくなるような細やかな表現をされており、より一層恐怖をあおられました。


特に驚愕したシーンはエピローグであり、自身の考えを根底からひっくり返されたような気持になりました。

たった一つの文章で頭が真っ白になり、エピローグを再度読み返したほどです。

終わりに

ホラー小説として読み進めていた「ナキメサマ」

恐怖とともに、後半は多くの謎や疑問が解決される、推理小説を読んでいる気持ちにもなりました。

是非とも驚愕の真実をを味わってみてください。

最後までお付き合いいただければ幸いです(*_ _)ペコリ

★ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。

読書記録やFF14など、興味の赴くままにアウトプットしております。

他にも様々なことを記載していきたいと思いますので、気になった方は是非スキ・コメント・フォローして頂ければ幸いですm(*_ _)m


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