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無職になってからの暮らし。

2023年10月29日。
吾輩はオバはんである。仕事はまだない。
どうやって生きていけば良いのかとんと見当がつかぬ。
誰にも見えない薄暗いじめじめしたところでわんわん泣いていたことだけは記憶している。
誰かの掌に乗せられてスーッと持ち上げられる・・こともない故、自分の人生は自分で切り開いていかにゃーならんこともよくわかっている。
でもね、今は動かんのですよ、どうやっても自分自身が。
心のリハビリ&人生の休息と思ってぐだぐだと過ごす日々。


今朝は6時に目が覚め、メルカリで久々に売上があったことにワイワイと小躍りする。
朝食を食べながら音楽を聴いたり、毎日見ているWebサイトやinstaを見たり、いけない『ながら食べ』。習慣になってしまった。
メルカリを出したあと、ついでにスーパーへ。週末のスーパーは、家族連れやご夫婦を見るのが辛くて「買い物がしたいよう」と遠くから眺める禁断の地だったが、今はそんな気持ちもだいぶマシになったのでさっさと買い物を終えて帰路に着く。

ダイエット中なので、さつまいもとヨーグルトでケーキ風のおやつを作った。
「食べたーい、でも痩せたーい」
というセリフ(昭和のCM)が最近頭の中のBGM。
食べたいと思えるだけ健康的だ!
と、心がお疲れの自分を慰めてみる。
慰めじゃないな、言い訳だな。

長さが足りず途中で終わっていた洗面所の壁紙施工、追加購入して貼った。貯まっていたポイントを使用して約1000円ほど。
賃貸の壁紙そのままの、白い壁でいいという方も多いと思うが、私は心地よさを感じることができないので、環境を優先して野口英世に別れを告げた。
(あれ?英世?漱石?どっちだ?と思ってしまった。やばいな。)
「働かざる者食うべからず」という言葉が1日に何度も脳内を往復しており、壁紙を買うなんて図々しいと思いつつ昼食を作って全て食べた。おまけにおやつも作って食べた。

夕方にはyoutubeを見ながら運動をする。
ヨガのショートパンツにキャミソールという恐怖の出立ちで、右へ左へウロウロしている。
汗だくになったらヒーヒー言いつつ壁を伝ってお風呂場へ。
湯船に浸かりながら親の仇ってくらいにお腹の肉を揉みまくる。「痣ができたらいいな♡」とささやかな夢を抱いていたら、最近うっ血して赤い斑点ができたので「デュフフ」とほくそ笑んでいる。

夜は、よく手持ちのDVDやアマプラで映画を観ている。(ハリウッド映画はほぼ観ない。気にいったら何度も見返すスタイル。この夏海沿いの街まで行って観た「パリタクシー」、泣いた。)
それが終わると夜景や月を見て(我が家から街の夜景がよく見える)、ひとしきり独り言を言ったあとベッドに入る。
「今日も綺麗だね〜!最高だ!」とホステスを口説くおっさんのように月を絶賛したり、言い終わった後に「・・ヒロシです・・」と言いたくなるような自虐的な愚痴も吐く。
それでも言葉を口にすることで、頭の中が整理され、自己肯定感が満たされる気がするのだ。

明日は用事があって表参道へ。
活気のある場所や元気な人に出会うと「私も」と思うのだが、今はそれが長続きしないのが困りもの。
退職してはや2ヶ月。
そろそろ重い腹・・じゃなかった、重い腰を上げたい。

サポートしても良くってよ。