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現在無職。50代一人暮らしが職探しについて思うこと。

2024年4月13日。
以前、怒涛の就活を・・なんて書いておきながら、ボチボチと活動中。15件程応募して、1件面接に行ってきた。

前回の無職時(2年前)は、血走った目をグワっと見開き、大見得を切った歌舞伎役者のような顔で職探しをしていた。
○○頃までに就職しないと大変なことになる!取り返しがつかなくなる!と思い込んで、「何がなんでも1日5件応募するのだ!!」とブラック企業の営業の如くノルマを課して自分を追い込み、お祈りメール(お断りの連絡)が届くたびにボッキリと真っ二つに心が折れ、深いため息ばかりついて牛のゲップ以上に地球温暖化に拍車をかけていた。


得意なこと・・と言われても、私には特別な能力や才能なんて何もない。そして物忘れの酷いお年頃だから物覚えだって悪い。頭脳も明晰ではないし絶世の美女でもない。テレビもねえ、ラジオもねえ、車もそれほど走ってねえ、って吉幾三もドン引きして村から出ていくぐらい何もないのだ。
なんなら面倒くさがりで怠け者。自己PRじゃなくて事故PRならできる。

ソメイヨシノの淡いピンクは
幸せな気分をもたらしてくれる大好きな色。
超絶暇人だから十二分に堪能できた。

何もないからこそ「できること」に重きを置かず、「面白そう」「ちょっとだけ興味があるかも」にフォーカスして職探しをしようと思っている。
50代で何を夢みたいなことを言っているんだ、春は頭のおかしな人が増えるのよね、と思うかもしれないけれど、
「何もできない自分はダメなんだ」と否定したり、「特別な能力や才能がないからこれくらいしかできない」と制限を設けるのではなく、そんな自分を認めて、いかに自分らしさを発揮して楽しむか、それが「やる気」や「得意」に繋がっていくと私は思うのだ。

昨日は次男が泊まりにきたので、
8時間かけて豚バラと大根の煮付けを作った。
今夜はその残りにプラスして。
ピーマンと紫蘇の煮浸し、冷奴、ピクルス、かき玉汁。
作るのには8時間、食べるのには5分。

専業主婦だった離婚直後に年収700万円をいただいていた仕事は、とても楽しかったし天職だと思っていた。
その頃取引先の顧客から「うちの妻が本社で働いているんですけど、étoileさんのファンで、自分もいつかあんな風になりたいと言ってます」と思いもしないことを言われて腰を抜かすほど仰天したことがある。
プライベートはズダボロで、死にたくて仕方なかった第一弾の頃だけど、その言葉に元気をいただいた。
やっぱり本人が楽しんでいると周りにも伝わるし、収入もついてくるのだなと実感した経験だった。

その後その仕事は、ランチどころか水分を摂るタイミングもないほどにハードモードになり、楽しむことが全くできなくなって退職することになるんだけど、本人はオシャレをしていたつもりだったが当時の写真を見ると疲れ切って華やかさのかけらもない状態。
水分を摂るタイミングがなかったからなのか、長男と2人で行った旅行の写真には干したスルメイカみたいな、枯れ木みたいな顔で無理やり笑顔を作っている奇怪な私がいた。
その写真、カラーなのに何故かモノクロに見えるのだ。

ちょっとスピ的な話に聞こえるかもしれないが、エネルギー不足の要因の1つには「楽しむことができていない」があると思う。
花咲爺さんのように、枯れ木にだって花は咲くんだと信じている。


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