#良い日、悪い日
昨日のレッスンの時のこと。
生徒が何か不調らしくて、「悪い日が続くと、本当に落ち込みます。」と言ったんですね。
さて、、と。
それってスランプってことなのか、何か嫌なこと、解決しない悩みでもあるのか、、、?
そこはよくわからなかったのですが、悩みというとプライベートでデリケートな領域ですので、私から質問はせず、、。
でも、ふと思いついて
「年月って、いい日と悪い日が繰り返して過ぎていくよね。でも『悪い日はない。それは気づきだったり学びだったりして、良いことに転じるから。』とも言うよね。」
と始めてみました。
もちろん生徒は「はい、それは頭ではわかってはいるんですが、、。」と相変わらず曇った表情のまま。
私は「うん、気持ち的には難しいよね。でもさ、一つだけ、『悪い日があることによって、誰にも絶対にもたらされる恩恵』があるんだ。知ってる?」と続けました。
生徒は「え?それは何ですか?知りたいです!」
「それはね、悪い日を経験することによって、良い日の価値をきちんと感じることが出来、心から感謝出来るようになるってこと。」
生徒はハッとした表情になり、どうやら私のこの言葉は腑に落ちたようでした。
「ああ、悪い日を経験するから、良い日がより良いと感じられる、、ということ、ですよね?確かに、、、確かにそうですね。」と生徒。
若さがキラキラと輝きを放つような笑顔が、ちょっと見えました。
良かった。
何か、ちょっとしたきっかけになるといいな、と願いながら、レッスンを始めました。
↓↓↓下の写真は、清水の聖堂でのコンサートの前日、撮ったもの。ピアノに映り込んだステンドグラスが美しいなぁと思いました。きっとピアニストと調律師さんしか気づかない、こだわりの美しさ、、かな。(笑)
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