見出し画像

「差がない」とは言えない!?非常にややこしい「有意差」のハナシ

微生物を専門にしている私をはじめ、生物系の仕事をされている方で「有意差」という言葉、お馴染みかと思います。

生物はデジタルデータでない以上、調べたい性質が「ある」か「ない」か、スグにハッキリしないことが結構多いです。そういった時に、統計的に「有意差」を調べるワケです。

解釈がややこしいのは「有意差がある」の逆になった場合ですね。ITmediaさんにも記事が出ているので、少しこちらを紹介します。

統計的な処理で出てくるのは「有意差がある」か「有意差があるとは言えない」のどちらかとなるワケですね。

ところがどっこい「有意差があるとは言えない」なんて報告したもんなら、「差があるのか、ないのか、どっちだよ!」と詰められる環境にいる方も多いのでは。世間では皆さんが皆さん、統計の知識があるワケじゃないですからね。

そうすると「差がない」という表現が生まれてしまうワケです。心で泣きながら「差がない」という報告書を書いている皆さん、本当にお疲れ様です。

また、「差がない」と安易にいってしまっている方は、ぜひ少し統計学をかじってみてください。

どんな本でもいいかと思いますが、私はコチラの本がオススメです。若干釣り気味のタイトルですが、ベストセラーにもなった一冊ですので、きっかけづくりには良いと思います。

というところで、今日は統計のお話でした。

この記事を読んで「参考になった!」「役にたった!」「イマイチじゃん...」と思った方!継続的な活動のため、ぜひサポートお願いします!